読書好きの友人と喫茶店で話す。
友人が喋ったのは以下の会話。
物事が分かれるその前を見よと鈴木大拙は繰り返し言う、
レヴィ=ストロースの数学的なところが障壁だ、
レヴィ=ストロースの核心はポエジーとノスタルジーですか、
二項対立に分類できない曖昧なもの、虹ヘビや女性のエロス
に強烈に惹かれている人物ですか、
ユングの共時性と同じようなことを議論したのが偶然性の問題ですか、
自分の書いていることは表裏一体を言い換えているに尽きる、
十牛図は一生というより瞬間の表現ではないか、
井筒俊彦さんの大乗起信論の研究には空と不空は表裏一体とある、
ガイア・シンフォニー間奏曲という本を古本で買ったと友人は喋る。
帰るとメールで友人が帰りに本屋で神々との対話という原始仏典、
法王の書いた般若心経の新書本、偶然性の問題を手に取ったが
地下に行くとレヴィ=ストロースの神話と意味があったので買った、
末広がりに展開するといいですねという意味のメールが届いた。
縦横無尽に話題が飛び、想像力が刺激される。
私は深大寺で万事うまく行きますようにと祈願した話をする。
ヤフーブログのマイページのデザインが変わり戸惑いがある。
以前のマイページに戻してほしいものだ。
ハイティンク・シンフォニー・エディションが先週来て
絶妙なバランスの名演の数々を堪能している。
物事が分かれるときのその前を見つめ続けて迷宮を出る