一大事も無事済ませ、家に帰って母が正月に呉れた日影茶屋のクッキーを食べている。甥は本を大量に抱えて帰途に着いたようだ。アナキズムって何?と聞かれてとっさに無政府主義と言えた自分に安堵するが、そのうちすぐ私より物知りになるだろう。頼もしいことだ。母の神戸アパレルメーカーの服を休日に貰いに行くつもりである。私が某サイトに載せた長い文章をさっそく読んでくれた若者がいた。難しいことも噛んで含めるように丁寧に書いてあるので面白いと言ってくれた。どうにもならないことは結局どうにもならないが、禍福はあざなえる縄の如しとは言い得て妙である。嬉しいこと、悲しいことが一本の縄を成すように日々の暮らしに訪れる。それでも人生にyesと言える一生でありたいと願う日々である。嬉しいこと、悲しいことが結晶して人生をかたちづくる。母と聞いたヘレヴェッヘのバッハのクリスマス・オラトリオを聞いている。ベツレヘムの星が私と私の親しい人、親しかった人を照らしてくれることを願う。世の定めには抗えないが、開けてくる道もあるだろう。日影茶屋のクッキーは母が同窓生から貰ったことがあって、それから母の贈答品の決定版である。今食べているが、確かに奥ゆかしい味で癖がなくてほんのり甘くておいしい。今後もウルガータ聖書やギリシア語聖書を読んで過去を振り返りつつ、暮らすつもり。このところ根をつめて読んでいた世界の名著や人類の知的遺産をめくる元気が今はない。しばらくは冬眠しながら今後のことを思案するつもりである。訪れる禍福の時を懐かしい菓子を頬張り行けるだけ行く
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