超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

ぼくの叔父さんと僕

2019-12-01 14:09:31 | 無題
数か月ぶりに近郊に住む叔父と会い、よもやま話をする。
君もいろいろあるだろうけど元気そうだね、
こちらも何とかやっているよ、と仰る。

澄川駅前のそば処ひよりという明るい蕎麦屋さんに入る。
カツ煮と唐揚げと掛け蕎麦と麦酒頼む。
相変わらず、スケッチはよく描いているよ、
西岡公園の池でシマエナガ(野鳥)を一眼レフで撮る人が多かった、
自分は水源池の取水塔が奥に引っ込んだ佇まいを描きたかった、
と喋る。

喫茶ブロンディに入り、ウィンナ珈琲を頼み、
小樽の坂の絵を500枚以上描いた、
そのうちファイルにまとめるつもりだ、
急な坂も椅子に座って描くと急に見えない、
札幌駅はこの辺では駅というだけで大抵通じる、
家では本を読んだり絵を描きながら、
メンブランのシュタルケルやロストロポーヴィチ箱を
パソコンに取り込んで聞いている、
ミヒャエル・エンドレスのシューベルトのソナタもね、

内田百閒の坂のことを書いた短編を読み返したいが見つからない、
(後で調べたが、多分、岩波文庫の「冥途・旅順入城式」の短編「坂」)
坂は昇りながら視界が変わって飽きないのがいい、
小樽の坂は昇り詰めると海が一望できて爽快だ、
今度家にも遊びに来てよ、と言って、スーパーで40Wの電球買って
叔父さん帰る。久しぶりに歓談できて、ホッとした。

長いこと地元に住んだ叔父さんと話して憩う日曜の午後

コメント
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