超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

ノエルに思う歴史2種

2019-12-25 07:00:35 | 無題
クリスマスは気分が新たになって清々しい。
朝起きると枕元に、ジンジャーマンのクッキーが置いてあった。
贈与の霊が働いているような嬉しさ。
長いこと、中断していた自由作文に久しぶりに手を着ける。
 
①歴史は輪のように同じパターンを繰り返すという、古い社会の
人々は、身に降りかかる新奇な災厄を意味づけることができない。
 
②けれども近代ヨーロッパの、時間は常に前に進む、という歴史観は
もとはと言えば、キリスト教が踏み入れた時間感覚であった。
そこに神の意志を見ないかぎり、近代以降の人々は、
歴史の災厄を意味づけできず、だとすれば、絶望に陥るしかない。

キリスト教こそ、歴史は常に前に進むと言い切った、決定的な宗教だと言える。
同じ聖なる時間を繰り返し再現する、伝統的なパターン反復の文化は、
近現代の直線的な歴史の見方に呑み込まれている。
①+②それでも、クリスマスはキリストの生きた時間を再現する
聖なるときの訪れだとも言えるのである。
神話パターンを反復する文化についてはここで区切りをつけてみたい。

長いこと神話パターンを繰り返す古い文化は深層で生きる

コメント
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