超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

知識欲に散財する

2021-07-29 05:17:39 | 無題
昨日は知識欲が昂進し、清水書院のアウグスティヌス、オリゲネス、ルター、カルヴァン
とオリゲネスの「イザヤ書説教」を注文する。ちくまの「中世の覚醒」も。
また寄川条路著の晃洋書房の「ヘーゲル、人と思想」が判り易いと広告に書いてあったので
注文する。これは楽しみだ。
あと清水書院のフィヒテも簡潔すぎるというが、取り寄せる。
ついでにちくまの「フィヒテ入門講義」も。
夜、小牧治さんの清水書院のマルクス通して読む。
ヘーゲルのまとめ、フォイエルバッハのまとめが判り易かった。
そのあと、マルクスの経済哲学が箇条書きで要約してあった。

労働者は労働力を商品として売って、賃金を受け取る。
その取引は対等ではない。雇い手は儲けの全てを労働者に還元しない。
この不払い分を剰余価値という。
労働者は働いた分の多くを不払いという形で搾取され、
自分のものであったはずの労働から疎外されて、不当に働かされている。
雇い主は剰余価値=不払い分を投資して資本という冨を
拡大して行く。けれども無産階級は不当な扱いを自覚して
連帯と抵抗を続け、労使間の争いは激化する。
最後に無産階級が生産手段と生産物を奪い返し、
労働を自らの手に取り戻す。これが革命である。
冨の共有化が達成すれば、皆が労働の分け前を平等に受け取れる
社会ができる。(別に私はマルクス主義者ではない。)
「資本論」は途方もない大著だが、「経済学批判」と「共産党宣言」が
肝となる。
このような要点がスッキリ書いてあった。「経済学批判」買う。
まとまった休みは、買い置きした古書を読みたいのだが、
思わぬ枝葉にどんどん逸れてしまう。積読して眠れぬ夜の友としよう。

神学に哲学プラス労使論気の向くままに本を買う癖
コメント
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