超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

芭蕉が松島に着く、クリスマス前

2021-12-03 20:20:13 | 無題
今年の労使交渉も一段落して、とりあえず来年は残留決定となる。
あと3週間で今年の仕事納めである。
今、明かりを暗くして、ガラスのツリーに点灯して眺めている。
「奥の細道が面白いほどわかる本」でも、ようやく芭蕉が
松島に着いた。
「松島やああ松島や松島や」は芭蕉の句ではなく、
誰かのギャグらしいが、ほんとうにそんな心境だったと
芭蕉が曾良との会話で回想している。
義経を庇った奥州藤原氏の悲劇とかが描かれている。
旅の行く先々で短歌や俳句に多く歌われてきた
歌枕と呼ばれる名所があり、そこを訪れては
感慨に耽る芭蕉であった。
万事がうまく行っているわけではないが、
今年もようやくクリスマス前のひそやかな季節に
たどり着いた。
明日のことを思いわずらうな。
明日のことは明日が思いわずらう。
今日の苦労は、今日一日で十分だ。
とはイエスのことばである。

クリスマス異国から来た歌枕 雪積もる日に行く年を思う
コメント
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