二日掛けて、「眠れないほどおもしろい万葉集」を
読み切った。
素朴で剛直な歌が多い。ますらおぶりと言う。
反対語はたおやめぶり。
万葉集は大伴家持らが選者。
万葉集から中西進氏が「令和」という字を選んだのは有名。
中西進氏は「ひらがなでよめばわかる日本語」など、
やまとことばの語源に踏み込んだ本をいくつか書いている。
目は芽で、鼻は花で、歯は葉と語源が同じと言い切っている。
「眠れないほどおもしろい万葉集」では、天智天皇と天武天皇の
兄弟の確執(ほとんどカインとアベル)、自分の側女にしようと
菜を摘む娘に名を尋ねる天皇の遊び心などいろいろ
面白いところがある。
柿本人麻呂と山部赤人が二大万葉歌人であるという。
麿赤児さんの名まえはここからつけたのではないか。
その頃の詠み人知らずの歌のうまさなど、層の厚さを感じる。
○いさなとり(鯨獲り)海や死にする 山や死にする
○死ぬれこそ 海は潮干て 山は枯れすれ
という歌など、「二〇三高地」の映画の主題歌のもと歌である。
意外と面白いエピソード満載だった。
海も死ぬ山も死ぬから何一つ動かぬものはない世界観
読み切った。
素朴で剛直な歌が多い。ますらおぶりと言う。
反対語はたおやめぶり。
万葉集は大伴家持らが選者。
万葉集から中西進氏が「令和」という字を選んだのは有名。
中西進氏は「ひらがなでよめばわかる日本語」など、
やまとことばの語源に踏み込んだ本をいくつか書いている。
目は芽で、鼻は花で、歯は葉と語源が同じと言い切っている。
「眠れないほどおもしろい万葉集」では、天智天皇と天武天皇の
兄弟の確執(ほとんどカインとアベル)、自分の側女にしようと
菜を摘む娘に名を尋ねる天皇の遊び心などいろいろ
面白いところがある。
柿本人麻呂と山部赤人が二大万葉歌人であるという。
麿赤児さんの名まえはここからつけたのではないか。
その頃の詠み人知らずの歌のうまさなど、層の厚さを感じる。
○いさなとり(鯨獲り)海や死にする 山や死にする
○死ぬれこそ 海は潮干て 山は枯れすれ
という歌など、「二〇三高地」の映画の主題歌のもと歌である。
意外と面白いエピソード満載だった。
海も死ぬ山も死ぬから何一つ動かぬものはない世界観