超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

日記短歌・日々の感情

2024-01-14 20:30:46 | 自作短歌
ガイストの現象学は終盤で啓示まで来て絶対知へと
近郊のドン・キホーテは閉鎖して公園の絵を愛でて帰宅す
取り合えず言いたいことは言い切って一期一会で散るならば散る
何年も離れていてもお互いに絆があれば永遠に友だち

生きているうちにという語口癖に追われたように筆を進める
いま吾の服は全身しまむらで北海道と神奈川の品
高級なパンを買うほど余裕なく友がお裾分けすると言う
組織では業績よりも力学でみな保身して敢えて黙する

人生の各ステージが違うからすれ違えどもたまに繋がる
一日に数枚ぐらい書き進め二十日目ならば五十枚行く
近頃はビリー・ブラッグBBCベストライブを寝る前に聞く

シューリヒトSWRの音源のブルックナーも吾のよき友
一生はみな一睡の夢なれど計画的に次の手は打つ
臆病な気質の割に大胆に駒を進めて半々の出来
美しく見えないけれど美しく生きたいという地図握りしめ
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歳時記俳句・朝寒し

2024-01-14 00:03:59 | 自作俳句
近頃は三寒四温筆走る
冬の雲また厚着して町に出る
電線で窓眺め入る寒鴉

山鳩の声が響いて朝寒し
冬の筆人倫教養啓蒙ヘ
寒暁が絵葉書となる雲と山

関東の寒気もかなり身に堪え
寒い手に蜂蜜トースト頬緩む
室咲きの花守られて見つめられ

裸木に目を伏せて行く冬野かな
霧氷咲く道を通りて登下校
悴んだ指で絵を書く旅の窓
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