背中から励ますような寒鴉
外套で公民館の公募見る
冬の朝花の小径の抜け道へ
赤い旗寺を飾りて冬薬師
冬の楠人の寿命を遥か越え
冬の空欅の枝も天を衝き
冬の鐘小さく付いて去る翁
低学年縄を飛ぶ横冬の寺
道真に学業成就願う絵馬
山王社猿が二匹で冬に耐え
短髪の耳見え隠れ冬野かな
手袋を履いて指先守られて
外套で公民館の公募見る
冬の朝花の小径の抜け道へ
赤い旗寺を飾りて冬薬師
冬の楠人の寿命を遥か越え
冬の空欅の枝も天を衝き
冬の鐘小さく付いて去る翁
低学年縄を飛ぶ横冬の寺
道真に学業成就願う絵馬
山王社猿が二匹で冬に耐え
短髪の耳見え隠れ冬野かな
手袋を履いて指先守られて