青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

Umi ちゃんの音楽会 ♪

2015年12月13日 00時00分42秒 | 大都会
12月11日(金)PM

午前中は、車検明けのHarmony を取りに行った。

午後は、deco と都心に出かけた。

孫のUmiちゃんの通う幼稚園の年末恒例の音楽会があるのだ。



▲ 音楽会場は新宿にある大ホールだ。

受付は幼稚園のお母さん方だ。
お母さん、といっても幼稚園児のだから、皆さんワカーイ。

このホールは、1階席と2階席に別れて1800席もある本格的なホールだ。



▲ よくもまあ、こんなところで音楽会をやるよ、都会の子は。

1階の指定席は、ご父兄とその家族でほぼ一杯。
家族といっても学校・会社がある平日だから、我々みたいなじいちゃん、ばあちゃんが中心だろう。

音楽会の参加者はこの私立幼稚園児の全員!

年少組(4歳)、年中組(5歳)、年長組(6歳)それぞれ4クラスで合計12クラスがある。
クラス毎に曲を演奏するのだ。
幼稚園児の演奏だよ。

これは・・びっくらぽんや !


8番目にいよいよ、Umiちゃんのクラスの演奏だ。



▲ Umiちゃんは、な、なんと太鼓を二つも一人で叩いていた

1クラス約25名の大半の子は、ピアニカを。
他の子は打楽器で、大太鼓、ティンパニー、木琴、カスタネット、タンバリン、等々を適宜分担。
二人の先生が、電子オルガンでサポートという体制だ。

Umiちゃんの太鼓はこのクラスの演奏の中で一番目立った(ひいきめ?笑)。
だって、基本ビートを初めから終わりまで、一定のテンポを守りながら叩きだすのだよ。
4歳の子がだよ (ここらへんになるともう孫自慢だ)。

あ、クラスの演奏曲名を言うのを忘れた。
「ウルトラマンのうた」だ。

他のクラスは、

「サントワマミー」「ホワイトクリスマス」「シング」等々。
「思い出の渚」(ワイルドワンズのだよ、知っている?)まで演奏する年長組があった。
明らかに、我々みたいなじいちゃん、ばあちゃん向けだ。
ありがとうよ、じいちゃんの恥ずかしい青春を想い出して涙が出たよ。




▲ 休憩をはさんで、12クラスの12曲の全演奏が終わった。

最後に、全園児300余名が整列して↑、今年の音楽会テーマ「夢の世界」を斉唱して終わった。


ユニークだったのは、園長先生の冒頭挨拶で「ご父兄のみなさん、曲が終わったらスタンディングオベーション(立って拍手)をやって褒めてあげてください」と要請があったこと。
それでも、前半では各曲ごとに数名立ち上がって拍手する人がいたくらいだったので、後半の部の前に、再度スタンディングオベーションへの父兄への励まし(笑)があった。

「子どもがこんな大きなホールに立つことはそうないことで、しかも練習してきた演奏が、大観客からの喝采を受ければきっと大きな励みになって残るはずだから」、と。

なるほど。それが、この音楽会の大きな教育的狙いの一つか。
こうして、都会の子はものおじしなくなるのか。


ボクは、Umiちゃんのクラスの演奏のあとは一人でもスタンディングオベーションするぞ、とdeco に宣言していたが、deco は「恥ずかしいからやめて」と言っていた。

が、2回目の要請のあと、しかもUmiちゃんの太鼓演奏のあと、他のご父兄とともにdecoも立ち上がって拍手をしてたよ。

ブラボー !! 


仕事を抜け出して、演奏会に来ていた息子は、Umiちゃんのクラスの演奏が終わると会社へ戻って行った。
ごくろうさん。
あとは、じいちゃんと、ばあちゃんにまかせろ。


~  ~  ~  ~

さあ、終わった。帰ろう。



▲ ホールの近くのイーストサイドスクエアで食べて帰ろう。

「Umiちゃん、何が食べたい?」

「おすしイ!」

Umiちゃんが、おすしといったら回転ずしだ(そこしか行ってないのだ)。




▲ Umiちゃん、よくやったねぇ 

みんなで、ほめちぎった。

どうも、本人より親たちのほうがナーバスになっていたようだ。
演奏が無事終わってホッとしたのは、本人よりも親たちのほうだ。

Yちゃん、寿司食いねー、食いねー、もっと食いね。


御茶ノ水散歩~ランチ編2昭和の時間

2015年12月10日 00時00分23秒 | 大都会
12月9日(水)

今日は、いい天気だ。

こんな日は、そそくさコンビニ弁当を食べるのではなくて、外に出てゆっくりランチしようよ。




▲ 御茶ノ水駅から明治通りを神保町へ下りて行く。

この通りは楽器店がやたらと多い。それも、中古楽器。
学生が多いからだろうか。


明治大の前を過ぎてなおも下ると、まもなくこの店に着く。



▲ 古瀬戸珈琲店 (駿河台下店)だ。

知る人ぞ知る(知らない人は知らない)わが昭和の珈琲店。




▲ 古い建物の(スミマセン)狭くて急な階段を登っていくのが、昭和レトロへの入り口だ。




▲ 2階が珈琲店で、3階がハンバーグ店だ。

経営的には全く別の店だが。

この前も来たが、まず3階でランチしよう。




▲ 山小屋風の店内はちょっと狭いかな。

けれど、お客さんを詰め込む回転経営ではなさそうで、窮屈ではない。

カウンター席に座る。



▲ テーブルとか壁にはこの焼き印があちこちにある。

The Hamburg (ザ・ハンバーグ)

そうこの店の名前なのだ。




▲ ハンバーグとチキン (スープ付き)830円 を注文。

軽い味で、体重が増えてきたボクとしては、気分的に軽かった(笑)。




▲ 同僚が頼んだ、シチューハンバーグ。

おお、濃厚そう。

御茶ノ水界隈には、ハンバーグ店とカレー店が多い。そう若者の食い物だから。


さあ、ランチは食べた。
2Fへ下りて、レトロ珈琲店へ行こう。

前回来た時は、コーヒー店は臨時休業になっていて、かなわなかった。(涙)




▲ ウン。今日はちゃんとやっている。

古瀬戸珈琲店





▲ さあ、入ろう。ここは初めてなのだ。




▲ おお、正面のカウンターの中の壁面には、珈琲カップ、ソーサーがズラリと並んでいる。

「どのカップでもどうぞ」、と女マスターに言われた。

どのカップでも言われても・・ で、適当に目についたカップを頼んだよ(笑)。

ここは、3階のハンバーグ屋と比べるとずっと広いようだ(アタリマエか)。



▲ 向かって左の窓側が、明治通りに面しているわけだな。

先客さんは、本を読んでる。
ああいうふうに、昭和の喫茶店は常にゆったり使われていたのだ。
一説によると、ここはノートパソコン持ち込み禁止らしい。




▲ 珈琲は目の前で、ペーパーフイルターを使って1杯、1杯淹れてくれた。

淹れ方、タイミングの取り方は、ボクが毎朝出勤前に、自分で淹れているのと同じだった(笑)。

珈琲の種類は540円のブレンドからブルーマウンテンの970円まで、色々お好きなのを。

ボクは古瀬戸ブレンド(苦味系/酸味系)540円を。もちろん苦味系だ。
同僚は今日のおすすめ コロンビア 540円を注文した。

そして、珈琲がサーブされる。



▲ ボクの珈琲。

渋いねー。ウエッジウッドだった。




▲ 同僚の珈琲。

赤いドラゴンかな。裏をチェック。マイセン!


傷つけると求償されるかもしれないので、ていねいに、ゆったりといただいた。

ブレンドは苦味がほどよく、満足の味だった♪


珈琲には、甘いモノが付き物。
これは、はずせないよね。
しかもコーヒーとセットにすると1割引きに。

で、同時に頼んだものは、



▲ ボクが、古瀬戸オリジナルシュークリーム480円。

皿にくっついている、犬の置物が可愛いね。

女マスターによると、この置物は、猫、ウサギ、アリンコ 色々あるようだ。
こだわる人は、あらかじめ御指名したらよい。
指名料はタダだ。



▲ 同僚のなんとかタルト。

こちらは、普通のお皿(笑)。




▲ シュークリームは、パカッと割れてカスタードクリームが食べ(なめ)やすくなっている。

シューも、皮がサクッとしていて、クリームもちょうど良い甘さで、よろしいのではないでしょうか♪

マスターにお聞きすると、この店は1980年開業だって。
おお今年で35年だ。
よくぞ生き残った。(失礼だよ)

またくるねマスター。




▲ 明治通りをもう一度上がって、オフイスへ戻る。

さあ、あと半日がんばるか。



次の季節が待っている

2015年08月27日 21時43分06秒 | 大都会
8月27日(木)

今日のランチは、久しぶりに明治大のリバティータワー17Fへ。
先週まで、17Fの学食は夏休みで閉まっていたのだ。




▲ 17F スカイラウンジから


冷やしぶっかけ蕎麦430エンを ほうばりながら。

朝方は青空が見えていたのに、また厚い雲が空をおおっている。
週末はだめだなー。




マロニエ通りを通って職場に戻ると



▲ 御茶ノ水・坂の上ホテル 前


えっ! もう?  

マロニエの葉が、薄茶色に変わり始めている・・。




▲ 落ち葉 

いつのまにか、季節は変わるんだ・・。

夏に忘れ物は、ないよね。

ウン。では来ていいよ(笑)。




(追記)

いい雰囲気で散策するお二人がおられたので





御茶ノ水マロニエ通りのお店へ

2015年05月11日 23時50分40秒 | 大都会
5月11日(月)

週明けの今日、5月1日(金)のマロニエ通り散策に続いて、実際にお店に入ってみようと同僚とランチタイムに足を向けた。




▲ ラウンジ マロニエ

明大のリバティータワーの角にあるラウンジは、その名もマロニエ。




▲ 学生のグループ学習、待ち合わせに利用されるようだ。

今日は、ここをスタートにして歩こう。




▲ ラウンジ マロニエを回り込んで、山の上ホテルへ至る坂道を上ってくる。




▲ この坂道のマロニエが一番花を付けていたが、ご覧のとおりかなりもう寂しくなっている。



由緒ある山の上ホテルの前を過ぎると、マロニエ通りに突き当たる。
すると、右手にこのレストランがある。



▲ そう、トラットリア レモンだ。5月1日の記事で入り口だけ載せたところ。

今日は、同僚を伴っているので堂々と入れる(笑)。
オトコの同僚なのがチト残念だが、贅沢は言わない。
それに、そもそもマロニエ通りというのがあって花が咲いた、ということをボクに教えてくれたのは彼なのだ。

会社から歩いて4分のところにあるレモン。
彼も、行ってみたいと即答だった。




▲ 中は、奥へ向かって細長かった。





▲ 真ん中に、曲線系の形をした大きなテーブルがある。

一人でも気軽に座れるようにという設計だろう。
11時開店だから、まだほとんどお客さんはいない。




▲ 正面には小さな庭をあしらっている。

私達は、右端に座った。

ランチメニューは、飲み物付きの各種スパゲッティだ。
値段は、870円(スパゲッティポモドーロ)から1400円(生ウニのスパゲッティ)まで8種類。
それと別にコースもの。

同僚は、メニューに無い特注で、



▲ スパゲッティ ペパロンチーノ 1000円 と




▲ ノンアルコールビール 210円

を、ご所望した。


ボクは、シェフおすすめ「季節のパスタ」1400円で、



▲ 春野菜のジェノベーゼ リングイネ。

ボクはイタリア語は不案内だが、ジェノバ風ロングパスタということか。

緑色のバジルをいっぱいパスタにからめて、インゲン、かぶ、新じゃがとなんかの葉が添えてあった。
生パスタだからモチモチ感があって、バジルパスタはレトルトでもこの前チンしたが(笑)、それとも違って新しい味だった。ウン、うまいよ。

でも、なんせ量が少ないねー。オトコのボクには。



▲ 飲み物はホットコーヒー。味はコンチネンタル風、ストロングタイプでこれはよかったのだけど。

会社に戻って、女性の同僚にここの話をすると。

○○さーん、コーヒーなんかもったいなーい。あそこは苺グレープフルーツがイチオシなのよお。

そうかい。そういうことだって。




▲ 出るころには、テーブルは埋まっていた。

ここはやはり女性が多い。




▲ レモン でした。


しかしボクのレモンは、レモンちゃん(文化放送)か、檸檬(梶井基次郎)だ。


レモンを出て、マロニエ通りを水道橋の方へすこし行くと右手にこの建物がひっそりとある。




▲ アーチ状の入り口。

ここをくぐると、




▲ また向こうにアーチを持った本館へ続く。




▲ ここは、もともと伝統ある文化学院の建物だ。




▲ 文化学院は与謝野鉄幹、晶子、西村伊作らが自由な教育を建学の精神として1921年に設立した学校。

戦時中は、捕虜収容所として使用されたため米軍の空襲を免れて残ったとか。(山の上ホテルも)

残念ながら、昨年文化学院は両国にキャンパスを移転して、現在は日本BS放送の社屋として使われているようだ。


文化学院跡から、更に下ると左手に(レモンと同じ側に)もう一つ前回ご紹介したお店がある。




▲ エスパス・ビブリオ。ブックカフェだ。

同僚と地下一階に下って、中をのぞいてみた。

今日月曜日は定休日だが、個展を開催しているので入っても構わないと、オーナーらしい方に言われたので入ってみる。



▲ Wao! 壁には本棚がびっしりと並んでいる。




▲ ここも、正面には小さい庭がしつらえてある。

オーナーさんによると、いつもは食事も出すとのこと。
しかも、一杯500円の珈琲で、何時間いても構わないとのことだ。




▲ 本棚の本。やっぱり、おフランスの本だ。

ふらんすへ行きたしと思へども
ふらんすはあまりに遠し
せめては新しき背広をきて
きままなる旅にいでてみん


とは萩原朔太郎の詩だったな・・
ボクも行きたかった


しかし、そんなボクの高尚な想いとは別に、このオーナーさん「こんな本もありますよ」



▲ たて1m、横50cm、厚さは10cmはあろう、ばかでかい本が据えられていた。

同僚が(ボクではない)おそるおそる両手で本を開いてみる。

Wao! ヌード写真集だ。

ヘルムート・ニュートン。ドイツの著名写真家のようだ。

「篠山紀信みたいな写真ですネ」と同僚が言うと、「篠山は彼の真似をしただけですよ」とオーナー氏。

篠山紀信の原型がここにあった。
見たいかたは、ここに来るがよい。


同僚はまだ本を見たそうにしていたが、「おい、もう行こう」。

ありがとうございました。
今度、ゆっくり来ますので(笑)。


外に出て、マロニエ通りを下まで下り切ると。




▲ おう! 愛しのアテネフランセが・・。 もう40年ぶりだ。

建物もピンクになって・・
えらく瀟洒になってしまって・・




▲ 上を見上げると、ギリシャ兵士の横顔シンボルマークが。

これは変わってない。

あの時の男と女の友達は、今どうしているだろうか、どうなったのだろうか・・
想いは40年前に飛んでいく。。


「○○さん、もう戻りましょう」



関連記事:「御茶ノ水マロニエ通り」2015.5.1

御茶ノ水マロニエ通り

2015年05月01日 23時16分56秒 | 大都会
5月1日(金)

職場がある御茶ノ水。

近くの通りに、マロニエ通り とよばれるところがある。




▲ 明治大学の学舎に挟まれた通りで、両サイドにはマロニエ(セイヨウトチノキ)の街路樹が続く。




▲ 正式のストリート名は、「とちのき通り」だが、フランス語でちょっと気取って、通称 マロニエ通り というのだ。

なんせこの辺りは、ソルボンヌ大学を擁するパリのカルチェラタンに似せられる、代表的な日本の文教地区だ。




▲ そのマロニエが、花を付けはじめたのだ。


これが、なんとも綺麗で可愛い花なのだ。







▲ ね。(^^)

今の時期だけらしい。




その昔、今から40年以上まえ。
ボクもこのマロニエ通り下の、語学学校・アテネフランセに通っていた頃。

ガロというグループの 「学生街の喫茶店」 という曲がヒットした頃。
このあたりにも、ウイーンとかモーツアルトとか忘れたが、学生がたむろする似たイメージの喫茶店があった。


見回してみると、今はもっとおしゃれな店になっている。



▲ レモン。昔からこの名前の喫茶店があったらしいが、覚えていない。

今はイタリアンレストランのようだ。





▲ エスパス・ビブリオ。 図書館みたいなブックカフェが、いかにも学生街らしい。


このオジサンは、このストリートを通って、明大17階の学食にはしょっちゅう行くが(笑)、
こういうお店には、もう一人では眩しくて入りにくい。


それに、今はもうガロ、大学紛争の時代ではない。

♪ 片隅で聴いていた ボブディラン
  あの時の歌は聴こえない
  人の姿も変わったよ
  時は流れた・・



今、現代学生向けの喫茶店に相当するのは、やはりここ。



▲ スタバ。マロニエ通りのお隣のストリート、かえで通りにある。

仲間と談笑する人は、もちろん今もいるが。
一人でノートを広げたり、スマホをいじっている人が多い。




▲ あ、12時を過ぎた。

昼食(ヒルメシ)に行くサラリーマンが、ビルからどっとはき出されてきた。

そろそろ仕事に戻らなくては。






今日、5月に入った。

もう、誰の目のにも白い季節ではないし、新緑・若葉の季節、初夏に向かう季節だ。

さあ気分一新、テンプレート(ブログ背景PC版)も替えよう。




GW明けからは、ジャケットはもういらないだろう。
シャツだけでクールビズ出勤だ。
あと10か月。



関連記事: 「御茶ノ水マロニエ通りのお店へ」 2015.5.11


付録: 界隈地図





春はもうそこまで

2015年03月05日 23時25分18秒 | 大都会
3月5日(木)

雨もあがっって、久しぶりに晴れの昼休み。

同僚から湯島天神の梅が綺麗だったと聞いていた。
行ってみよう。

御茶ノ水駅から一つ先の本郷三丁目駅まで行って、歩いて10分ほど。



▲ 天神さんの前。先月から梅まつりをやっているみたいだ。





▲ たくさんの人が来ている。

決して広くない境内だが、あっちこちに梅が咲いている。




▲ 小さな庭園も梅で囲まれている。

湯島天神の梅は白い梅が中心のようだ。

庭園の向こうはビル、ビル。 ここは文教地区とはいえ、都会のど真ん中の神社だから。




▲ 絵馬が短冊のごとく、無数にぶら下がっている。




▲ そのほとんどが、合格祈願の絵馬だ。

そうそれもそのはず、湯島天神は学問の神様、菅原道真公を祀る神社だからだ。




▲ 合格甘酒なるものも、売っている。

まさか受験生が飲んでいる場合じゃなかろう。
その親御さんが祈願を込めて、いただくのだろう。

受験生の春は、もうきたのだろうか。
まだの生徒は、最後までがんばれよ。





▲ 結婚式もやっていた。

古式豊かな装束で記念撮影。
いいねー。きれいだねー。
ホンモノのお雛様。
この二人は、間違いなく春、春、春のまっさかりだろう。
おしあわせに。




▲ 猿回し興行かい。

ばあちゃん、春はもうすぐそこまでだよ。
がんばったね。


おっと、昼飯の時間が終わりそうだ。
戻ろう。

ファミマでサンドイッチを買って戻った。



仕事が終わって、帰りにまた本郷三丁目で下りた。
ボクは、花よりダンゴ。

目をつけておいた、湯島天神のすぐ近くの老舗のてんぷら屋へ。

decoさんは、介護で佐久に今週から帰っている。
ボクはただ今独りモンで、(決して楽しそうに言っているのではない、誤解のないように)
夕飯も自分で手当てしなくてはならないのだ。




▲ てんぷら天庄 湯島店(本館)




▲ 入ったのは5時半ごろだから、もちろん空いている。

夜は、基本的には予約客のようだ。
カウンター席に。

どうせ、食べるなら上天ぷら定食4300円だ。



▲ 巻きえび(左) とイカと白味魚(右)


▲ あなご(左) と茄子、レンコン、オクラ(右)


▲ かきあげ(左) デザート(右)

他にシジミの味噌汁、お新香だったかな。

食べログではないので詳細は避けるが、B級グルマーのボクでも御用達「てんや」との味の違いはすぐわかった。

油が違う。こおばしい匂い、味が鼻腔、舌をくすぐる。
食材も違う、衣も違う、みんなフワッとしているのだ。

口の中でゆっくりゆっくり噛みしめながら食べたよ。

ボクのお口の春だった。





おばあちゃんの原宿、巣鴨商店街散策

2015年01月25日 17時28分23秒 | 大都会
1月24日(土)

テレビを見ていたら、巣鴨の商店街を紹介していた。
なんかおもしろそう。
「わたしここ行ったことあるよ・・」
ボクはない。

ボクの通勤定期の範囲内だ。
じゃあ行こう。定期もあと1年有効活用。



▲ ということで、朝11時頃出発。JR巣鴨駅に降り立った。

駅の前を下ったところに、すぐその商店街があった。
巣鴨地蔵通商店街
歩行者天国になっていた。

通りの商店街の両脇にお店がずらりと並んでいる。
のぞいていく人垣でどこもびっしり。



▲ だいふく屋。「東京すがも園」。ここは開運塩大福がウリのようだ。




▲ 八つ目うなぎの「にしむら」。 たべたいな。

持ち帰り用もあったけれど・・




▲ ごまの専門店「ごま福堂」。

炒るのではなく、杵(きね)ですりつぶした「杵つき金ごま」が試食できる。
香りが特に、こおばしい。トルコ産の金ごまを使っているとある。


さあ、次は通りの中心に有り、やはりこの通りの中心的存在の「とげぬき地蔵尊・高岩寺」にきた。




▲ もう、多くの善男善女が押し寄せている。

煙りをかぶって、ナムアミダブツ。「あたまが良くなるように」「無病息災で・・」




▲ なかでも列が長~くて、何をみなさん待ってられるのかと、その先を行ってみると。

この1mぐらいの小さな観音様↑を拝んで拭くための順番待ち、だったのであります。

この「洗い観音(聖観世音菩薩)」に水をかけて自分の悪いところを洗うとそこが治るという信仰がある。今は水ででなくて布で洗うように拭くと良いらしい。



▲ 洗い観音の横では「幸福だんご」を売っていた。

お腹がすいていたので、1本食べると、少ししあわせな気持ちになった。

「いつもこんなにお寺は混んでいるの?」と売り子さんに尋ねると、1月(初詣)と7,8月(お盆)は参拝者が特に多いらしい。




▲ 「巣鴨で北海道」さん。

北海道産の昆布を中心にした水産加工品を売っているようだ。



▲ 「羅臼産磯のりとろろ汁」の実演試食販売。

地蔵通りはとにかく試食販売が多い。そして多くの特定年齢・特定性別の方達(^^)が集まっておられる。
ボクも試食をいただく。




▲ 「さあ、これが磯海のりとろろ汁ですよ!!」

思わず見上げるツレ。

そして買ってしまった。





▲ さあお次は、「赤パンツ」屋の「マルジ」だよ。

ここも人がごったがえしている。

マルジは赤パンツを中心に、赤い下着衣料品を売っているユニークなお店。




▲ なぜ赤パンツ?

それは赤パンツの力。ヘソ3~4cm下の丹田(たんでん)と呼ばれるところは全身のパワースポット。
ここが赤色に反応するのさ。だから赤いパンツを履いていると、いつも元気でいられるのさ。
知らなかった?



▲ 「どのパンツがいいかな」

還暦のお祝いに贈ることが多い。
ツレ は双方の同い年のお母さんが還暦の時に、ここで赤パンツを買って贈ったとか。
それもう、何十年も前の話だね。知らなかった。

で、自分がその歳になった。誰も贈ってくれないので彼女は自分で買ってたよ。
赤い腹巻。


さあこれでキミの気力充実まちがいなし。
次は、お腹を充実させよう。

今までの地蔵通り商店街の終わりには、都電荒川線が横切っている。



▲ 一両車だ。荒川線・庚申塚駅横のこの踏切を越えて少し歩く。

その右側に。




▲ 「ファイト餃子店」さんがあった。

1時過ぎだけど、5組以上お待ちの列が。
結局、ボク達も40分ぐらい待ったかな・・




▲ 「稲荷寿司餃子」(正式名ではない)20個。

稲荷寿司みたいな大きさの餃子が出てきた。

かぶりつくと、バリッ、ザクッ。中の1/3ぐらいが空洞で、中に閉じ込められていた蒸気が一気に出てくる。
あちっ。餡は十分にジューシー、スパイシー。ふおっ、ふぉっ!と食べる。
鍋に餃子をぎっしり敷き詰めて、大量のお湯と油でじっくりゆで揚げた、と壁の説明書に。
主食としての餃子を目指した、ファイト餃子だ。

10個で450円。これは忘れられない味だ。



▲ 合わせて、チャーハンも一皿頼んだ。720円。

これは味付けは軽い。これが濃いと餃子とけんかをしてしまうからだろう。


もう、お腹いっぱい。満足いっぱい。


ファイト餃子店でUターンして地蔵通りへまた戻る。
今度は、お土産を買って買えろう。
(お土産といっても自分達で食べるだけだが)




▲ 「御菓子司 松月堂」さんで、「厄除け地蔵最中」を。

”お体の痛いところからお召し上がり下さい”と書いてある。
具合の悪い箇所が治癒されるとか。




▲ 餃子のあと、なにか甘いモノが食べたかったので早速食べる。

ツレはお地蔵さんの頭からかじった。
で、オマエあたまが悪いのか? と冗談で言ったら、本気で怒った。




▲ 「杉養蜂園」。

アセロラ入りの蜂蜜入りを買っていた。夜、眠る前に飲むのだとか。

普通は、ここの蜂蜜入りソフトクリームを食べるのだが。(TVではそうだった)
今日は寒いからね。





▲ 「元祖塩大福みずの」店さん。

やっぱり塩大福は買って帰らねば。


さあ、これで食べたし買ったし帰ろうか。

おっと、ひとつ重要なこと。

人混みでごった返す「巣鴨地蔵通り商店街」だったが、ここで顕著な特徴にお気づきでしょうか。
そう、女性客が多い。しかも高齢者の方が多い。杖を突きながら歩いている方に何度も道を譲った。
そう、ここは別名「おばあちゃんの原宿」と呼ばれるのだ。

ツレのレポによると、先の赤パンツ店内でトイレ待ちをしているとき、前のおばあちゃんが「あなた、急いでいるのなら先に行っていいよ」と言ってくれたところから、少しお話を。
この70代がらみの杖をついて歩くおばあちゃんは、週に3回ぐらいこの「原宿」に来るのが楽しみなんだとか・・・

「ぶらり・お参り・ゆったり・巣鴨」 (商店街のパンフ)

巣鴨地蔵通りは、生活空間として日々活況にあふれた商店街、と同時に人々の安らぎ空間でもあるようだ。



**********

ツレの希望で、JR巣鴨駅から一つ先のJR駒越駅へ移動した。

歩いて15分ほどのところに。
ここに学生時代の思い出の地がもう一つあるのだとか。
三人でルームシェアをしていた学生時代。
卒業の時その記念にと、プロのカメラマンに依頼して写真をとってもらったところ。




▲ 旧古河庭園(国指定名勝)。

陸奥宗光の邸宅 ⇒ 古河財閥所有 ⇒ 東京都所有・管理
現在の洋館と洋風庭園の設計者は鹿鳴館、ニコライ堂(おう、御茶ノ水)を手がけた英国人建築家コンドル。




▲ この洋館を背景に、3人の若き乙女達がポーズをとっている記念写真、ボクも見たことあるよ。

みんな、ずいぶん、背伸びした気取った顔をしていたが(^^)。




▲ この庭園はバラ園としても有名。

あの時も冬で、バラは咲いておらず今日のように閑散としていたとか。

○○さん、△△さん、ツレは40年後の今、またここを一緒に歩いてみたいと申しておりました。





付録;






組織の朝

2015年01月13日 21時02分06秒 | 大都会
1月13日(火)



おおー、ここはマンハッタンか・・・
な、わけないな。


私は高層ビルと、そこから見る明るい風景が好きだ。

頑丈に守られた所で、陽が照らし出す暖かな風景を眺めると、気持ちがゆったりと落ち着く。





普通は無機質なコンクリートの建物なんか味気ない、と思うかもしれない。
けれど、そのシンプルさとシュールな明るさ、堅牢な安心感がいいのだ。


さあ、あと1年のお勤めになった。
これからの会社でのイベントは、私の残りの人生で決してもう繰り返すことはない。
全て最後だ。
噛みしめて、ひとつひとつ終えよう。




御茶ノ水散策~昼食編

2014年11月21日 00時15分10秒 | 大都会
11月21日(金)

9月に、勤め先が日本橋から御茶ノ水へ引っ越しした。
まだ、ほとんど出歩いていないが、昼食は別。食べに行かざるをえない。

今回は、少し勝手が分かったランチ処のリアルについて。
(またかよー)

その前に、御茶ノ水の特徴は、



▲ 御茶ノ水交番

JR御茶ノ水駅前のこの交番を中心にした周囲には、明治大、東京医科歯科大、順天堂大などの大学、駿台等の予備校、アテネフランセ等の各種専門学校が集まる。「日本国内最大の学生街」(Wiki)だそうだ。

その結果、歩道には圧倒的に若者が多く行き交う。彼等は一応学生だから、同じく若者でごった返す新宿とか渋谷の遊び雰囲気とも違う感じだ。あえて言えば、日本のカルチェラタンだ。




▲ エクセルシオール。スターバックス、エクセルシオ等の通りのカフェでも、ノートを広げて席に陣取っている学生が多い。その中でこのオジサンは、片隅の目立たないような席で、ミニPCにスマホでテザリングをかけながらコチョコチョ(コソコソではない)打っている。


****************

まだ働かねばならないこのオジサン、学生でもないのにガクショク(学食)によく行く。昼食を安くあげるためだ。
きょうびのガクショクは一般にも開放されているのだ。


まず今日は、明治のガクショクへ歩いていく。




▲ 「個を強くする大学」か・・ウム、いいね。

しかし?大学へ行かないと強い個人になれないのかね。大学は、キミ、学問しに行くのだよ。
(オレはメシを食いにいく)




▲ 明治大リバティタワー。すごい建物だなー。地上23階、地下3階だってよ。


ガクショクはこの17階にある。エレベーターで一気にあがる。




▲ 17階スカイラウンジ暁の入り口。

名前の割にはちょっとショボイ入り口だな。(ガクショクだよ)

右側には、パスタ、うどん類の麺類の、
左側には、丼、定食等のごはんモノのメニューウインドウ、がある。

先ずは、麺類メニューを拝見。




▲ とんこつ、みそ、しょうゆの各ラーメンが380円。野菜たっぷりタンメンが420円か。

安いな・・。


左のごはんモノは、



▲ 野菜サラダが120円。チキンカレーが310円、カツカレーが430円。

定食モノだと、駿台スペシャル五目うま煮が480円、健康プレートサーモンのピカタが480円。

値段設定は、ちまたより明らかに低い。




▲ トリプルカレー。これはボリュームがある。欠食学生向きだな。

カツカレーを食べたいと思ったが、1070キロカロリーとカロリー表示が添えてあって、おじけづいてしまった。



注文した食事を持って中に入る。



▲ まだ11時台だから、食べているひとは少な目、比較的閑散風。

やはり、窓側に皆さんズラリと奥の方から並んでいる。




▲ 私もこの右側の席に座る。(若い女性がいるからではない。空いていたからだ。)





▲ 地上75mからの展望だ。

手前の保険会社のタテモノがジャマだな。
次は、違うところに座ろう。




▲ 私の注文したのは、健康プレート(笑)。それにサラダも。

サーモンの他は、五穀米にトーフに野菜だ。そりゃ健康だよ。
しかし、つまんないメニューだな。

味噌汁も付いていたが、これまた野菜の具がいっぱいだ。
健康に配慮していることはよくわかった。




▲ 食べ終わったころ、高校生らしい一群が入ってきて席が一杯になった。

しっかり食べて、よく勉強しろよ。


deco によると、この明大の学食はテレビでも時折取り上げられるそうだ。
ウリは、安さと展望の良さ。

私にとっての魅力は、それプラス、食後もしばらく居残れることだ。
奥の配膳取り下げ口近くの部屋にいけば、空いている。
自販でコーヒーを飲んでいれば、カフェにいく必要もないことだ。


コメント返信も終わった。
さあ、戻ろう。




▲ 1階出口ホール。

ほんと、ここはどこかの展示場みたいだ。
伝統的なアカデミックな雰囲気とは、かけ離れている。
都市型大学の典型ということになるのだろうか。



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翌日は、また他のガクショクに行った。

地下鉄丸の内線・御茶ノ水駅のすぐ前だ。



▲ 東京医科歯科大学。当然、総合病院を併設している。

ここも、隣りの順天堂大と覇を競うように、大きな、高い建物群を持つ、すごいところだ。





▲ ここのガクショクは、本体の建物の裏手の5号館にある。





▲ 正確にいえば、これは大学生協の食堂だ。




▲ ここの特徴は、単品で色々バラ売りしているということだろう。

麻婆豆腐144円、豚生姜焼き180円、豚キムチ炒め180円、五目ひじき60円、きんぴらごぼう60円・・・





▲ ホタテクリームシチュー180円、茄子の揚げ出し144円、新さんま塩焼き216円・・・


バランス良く食べたい人には最適だ。




▲ 内装は、いたってシンプル。生協だ。






▲ 私の取りあわせたもの。

秋鮭フライとクリーミーコロッケ 336円
牛肉と豆腐のうま煮       180円
揚げ出し豆腐          96円
黒米麦ご飯(小)130g    109円

合計721円

サケは昨日も食べたじゃない。豆腐も。
色々メニューがあっても、選ぶのはアンタ。
気をつけなくては。


メニュー的に、味的にも、それからもちろんお値段的にも、ここが一番リーズナブル。


ああ、おいしかった。




▲ さあ、神田川に架かる御茶ノ水橋を渡ってオフィスに戻ろう。

天気もいいねー。 私は青空 ♪

あ、電車がきた。



 「東都御茶の水」(歌川広重作)

▲ 昔の人も、ここから御茶ノ水を眺めていたのだろうか。

今はもう富士山は見えないが・・・




わたしの「俺のフレンチ」

2014年10月04日 20時17分55秒 | 大都会
10月2日(木)

前から行ってみたい店があった。
俺のフレンチだ。
食材は選り抜き、料理も熟練シェフが創りそのまま提供する。料理以外のサービスはカットしその分価格を抑える、という触れ込みの店。その結果、立ち食いが基本だ。メディアでもよく紹介されるからご存じの方も多いはず。

これは実質本位の私のライフスタイルとも見事に合致する(笑)。
息子も「行くよ」と言ってくれて、彼の都合がついたこの日、仕事のあと、銀座の店TableTakuに行った。




▲ 二階がフレンチ。一階は(俺の)スパニッシュのようだ。

6時前に着いたが、30分ほど2階へ上がる通用階段みたいなところで並んだ。

中は狭いと思う。人でごったがえしていて全体の写真は無理だったのでHPからの写真↓を貼っておく。



▲ 左がカウンター。その前に立食用の小さい丸―ブルが並ぶ。写真の手前にライブ演奏用のピアノが置いてある。

この写真は整然としてきれいだが、私達が入った時は立食しているお客さんで一杯で、動き回ることもできなかった。





▲ 私達は、このカウンター席でスタンディング & ダイニング。

上からぶら下がっているのは、ワイングラス。




▲ 何はともあれ、一杯。

息子は生ビール。私は白ワインで、チアーズ!!





▲ さあ、何を食べようか?

息子が開いたタブレットで、
「俺のフレンチTableTakuでこれだけは食べておきたいベスト3」
と載っている3品をそのまま、目の前のにいさんに(料理人)注文した(笑)。


No.1


▲ ここの中心シェフ飯田卓也氏のスペシャル!!ということだ。食材が5段重ね。見た目がインパクトある。

一番上の粉上のモノがチーズかな。次に白く広がっているのが目玉焼。
その下に三角状に挟んであるのが、フォアグラ。
下に二段重ねになっているのが、短角牛。レア状だ。

右の写真が、このままでは食べにくいので、この「五重の塔」をくずしたもの。

ロッシーニとはイタリアの美食家の名前。色々うまそうなものを積み上げたからそういうネーミングにしたのだろう。
これはリッチ&ヘビー。


No.2


▲ 「ラングスティーヌ(手長海老)を、スパゲッティで巻いて秘伝のフォアグラ・トリュフソースを添えました」とある。

右の写真は、3巻きのうち一つ。手長海老が中から顔をだしている。ひも状のスパゲティの上に乗っている黒い粒状はトリュフだ。
これも味わったことのないお味のソースをからめて食べると美味、美味。


No.3


▲ エスプーマとはムースのように泡状にしたものをいう。これは、オマール海老をムース状にすりつぶしたものか。当然滑らかな舌触りの中に海老の濃厚な味わいが口内に広がる。

右の写真は内部。中央に黄色い生ウニ、その下に黒い粒状のキャビアが、茶色いジュレ(ゼリー)とともに包みこまれていた。

ウムウム・・微妙、美味、すぐ食べないように、舌先で味わいながら、飲みこむ。



カウンター越しに、料理人が目の前で作ってくれるのが見える。



▲ 出来立ての料理がすぐに味わえるのが、立ち食いスタイルの良いところだろう。


自由に好きなものを注文して良いとは言え、いきなりメインディッシュを3品食べてしまった、私達。
全く型にこだわらない食べ方。


とはいうものの、野菜も食べねば。

で、炭火焼野菜から二品を注文。
ここは、「和」との融合も売り物にしていて、炭火でふっくら旨みを閉じ込める和の技法を採用している。




▲ 大きいマッシュルームの上に、パセリと刻んだニンニクを混ぜたブルギニヨンバターをかけてある。

このソースも濃厚だが、何にでもかけられそうな味だ。ソースはみんな擦り付けるようにしていただいた。





▲ 白い片状のものは、豚のバラ肉を意味するパンチェスタが乗っている。

茄子はナス。大味っぽく、こんなものだろうか。





▲ ピアノのライブ演奏が向こうで始まった。

奏者の女性の顔しか見えないが。毎日3回ライブ演奏があるようだ。
3曲ほど弾いて終わった。
ま、店内は肩をすり合わせるように、立ち食いしているお客さんの談笑する声で満ちていて、生演奏を楽しむ雰囲気ではない。あくまで全体の雰囲気の味付けのひとつだ。





▲ 鴨ソリレスと粕漬けフォワグラのリゾット 980円

お腹をもっと満たしたいと、リゾットも注文。
粕漬けフォワグラだから、これも「和」との融合料理。
フォワグラソースだから、リゾットも濃厚、えも言えない味。

ソリレスとは、今Wikiで調べたがフランス語で「これを残す者は愚か者」という意味。お尻の中臀筋の筋肉の部位で希少、独特の弾力と風味があり非常に美味しいと解説されている。
ウムー、私は「なんじゃこの固いコリコリ肉は」と思っただけだったが。
やはり、愚か者だったのか(笑)。





▲ オーブンで焼かないクレームブリュレ  400円

クレームブリュレとは「焦がしたプディング」の仏語。前で、バーナーで火をつけて表面をカラメル状に焦がしていた。
前にも食べたことはある。

これを一応デザートということにして、私達の立ち食いフレンチは終わった。




▲ お客さんは、30代ぐらいの若い人たちばっかり。年寄はいない。
息子に聞いてみると、「年寄は立って食べてられないのじゃないの」と冷静にコメント。
私は、通勤電車で鍛えられているし、それに立ち食いそばも食べてるし(笑)、
1時間ほどの立ち飲みは、別段どうってことはない。

それにフレンチだからだろうか、女性グループ客が比較的多いのも特徴。


二人でシェアして食べたが、お支払は全部で7,689円(税込)。
本格的なフレンチコースを、あまり食べたことがない私はコストパフォーマンスが良いのか悪いのか分からない。
しかし、1回体験すれば十分か。





▲ 俺のフレンチの店の隣には、「俺のイタリアン」があった。

イタリアンも良いかなと、また思う。


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小雨が降っていたが、最寄のJR新橋駅ではなくてJR東京駅まで腹ごなしに歩いて行こう、と息子が言うので歩いていった。

たしかに、お腹は満腹。
こんなリッチな食事を仮に毎日食べてたら、間違いなく自分がフォアグラになるだろうな。






▲ 日比谷公園の横を過ぎて、外苑前を歩く。右手は先日の丸の内。丸ビルが見える。


東京駅で息子と別れる。