青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

アッシー君の一日

2012年06月30日 16時34分44秒 | 青い空の日は旅立(全般)
6月29日(金)

アッシーとは、ご存知、女性の送り迎えを任される軽めの男性に名づけられた、バブル景気時の用語。
今日は私もその役目を、二人の美女に仰せつかりました。

decoとその仲間のAさんが、仕事上で長野市のお客さんとの話合いが必要なので、長野までキャンピングカーで送迎してほしいと。

オレは運転手かよと思いつつも、先週末は浅間山に出ずっぱりだった負い目と、信州にまた行けるうれしさもあり、ニコニコ引き受けました。

朝、10時に出発し長野・松代(まつしろ)町へは12時半に到着しました。
彼女達を目的地で降ろすと、あとは運転手の自由時間です。

じゃあ、松代散策へ行くか。

信州・松代は戦国武将、真田氏の町です。
まずは、松代城跡へ。

松代城跡の正面

上田にも、真田氏の上田城跡がありますが、両者の関係はいかに?

上田市真田町が、やはり真田氏の発祥の地。
関が原の戦いで親子に分かれて戦いますが、徳川方についた真田信之が1622年に、松代藩主に任じられて、上田より松代へ移り明治まで続くという次第です。



↑松代城跡からみた松代の町。真田氏関係の史跡が多い、静かなしっとりした町でした。

残念ながら、メインの真田宝物館は修理中で入れませんでした。
代わりに、真田邸へ行きました。

 真田邸入り口

真田邸は、主に幕末以降に、真田家当主の居宅として使われたところです。

 トイレ

究極の和式トイレです(笑)。ここなら、哲学しやすそうだなあ。



↑御殿(主屋)から眺めた広い庭です。今日は30度で暑い。
こんな日は、風通しのよいこの部屋で、庭を眺めながら寝ころばっているのが一番。

あと、藩校であった文武学校、幕末の偉人であった松代藩士・佐久間象山を祭った象山神社を回り、最後に一番見たかった松代象山地下壕へ行きました。

 地下壕入り口

松代象山地下壕とは、先の大戦末期に軍部が本土決戦の最後の拠点として、極秘のうちに、大本営、政府各省、皇族居住所等を松代に移すという計画のもとに構築したものです。

 地下壕鳥瞰図

↑山の下を、碁盤の目のように掘りぬきました。全長10km。
9ヶ月かけて、主に朝鮮人を徴用して工事を進め、全工程75%の時点で終戦になったというもの。

 地下壕

↑地下壕は、ただ穴が掘ってあるだけでしたが、延々と続いていました。
こういう類の危機管理は、周到にやるのですね。やはり、大局観がずれていたのでは。

午後5時過ぎになりましたので、運動公園の広い駐車場に戻り、お二人の呼び出しがあるまで、Sora運転手は読書して待機しておりました。

午後8時近くに呼び出しをうけて、ピックアップ。帰路につきました。

 横川SA

横川SAで夕食。

今日一日の勤めが終わったのは、夜12時でした。

Aさん、長野への御用向きがあればまた声をかけてください。
Harmonyと出向きます。



浅間山登山(後編) 前掛山~Jバンド~黒斑山~車坂峠

2012年06月25日 23時44分49秒 | 同上 (山歩き)
【続き】

6月23日(土)

お弁当も食べたし、前掛山頂上を降りましょう。


また、赤茶けた尾根をたどっていきます。
他の人に、Jバンドはどこらへんなのか尋ねました。



あそこだと。写真の赤線がJの形になっているから、Jバンドと呼ぶらしい。
「ウ~ン、あそこなら上がれるかもしれない」
もっとも、実際の登攀ルートは右寄りの黒線あたりでしたが。



今まで登ってきた浅間山の登山道を降りていきます。降りるのにも時間がいります。
途中で、草すべりで会った青年が上がってきました。無事草すべりを登って黒斑山、
Jバンドを経由してきたそうです。私は、今からその逆道を行きます。



下り降りて、草原を少し歩いて、Jバンドの岸壁の前に来ました。
少しづつ登っていきました。



上部では鬼が島の岸壁みたいにゴツゴツ岩が迫っています。
ここを、左側にそれながら登ります。



ここが、一番の難所でした。右端から岩壁づたいに左上の頂上に、這うようにして
登るのです。これが恐くて、恐くて。
実は、私は高所恐怖症なのです。ここは、左へ踏み外したら、確実に下へ滑落し
死ぬだろうと想像すると、もう、どうしょうかと思いました(涙)。



左下の景色↑の雄大さがうらめしいくらいでした。岩に這いつくばっていると、上から
スパッツみたいなタイツをはいた若い男性が、平気な顔してヒョコヒョコ降りてきました。
「こ、この上はどーなってるんですか?」「ああ、もう少しで平なところに出ますよ」

そうかっ、もう少しだ。登ることだけ考えて、横をみないようにして、なんとか
どうにかして、上に出ました。



上に出ても、また岩場だけの仙人岳、蛇骨岳といった、いかにもおどろおどろしい
名前のピークを這いつくばらなくてはいけませんでした。

「人生は這いつくばりだ」と、ここでも哲学する私でした。



それでも、なんとか外輪山の尾根道を歩いていけるところまで来ました。

ここからの、草すべりの方向の緑の草原はきれいですね~。


尾根伝いに歩いてきた外輪山を振り返ります。


向こうから鋸岳(のこぎりだけ)、仙人岳、蛇骨岳の外輪山。これも、見事な尾根並み
ですね~。
そうこうして、やっと黒斑山2404mのピークまで周ってきました。



黒斑山のここから見る浅間山が一番の正面といえるでしょう。
ここからは、第二外輪山の前掛山の後背地にある火口口、釜山までが見えます。
アップにしましょう。



私は左の火口口まで登って、少し降りて右の前掛山まで尾根を歩いたわけです。

ついでに説明すると、火口口へ行くのには浅間山の左下の登山道↓をえっちら
登っていったわけです。



黒斑山を過ぎると、あの最初のトーミの頭にやっと戻りました。


午後3時過ぎからは、薄い白い雲がとれて、青い空が出てきました。

これが浅間山の見納めです。
もう、おそらく来れないだろうなあ。

槍ヶ鞘の頂上に戻ったのが、午後3時45分頃。
ここからは、下山ですが、初めは左足の膝だけでしたが、右足の膝も痛くなって
きました。平地ないしは登り坂なら痛くはないのですが、下りになると膝の両横
のつけねが痛いのです。
とっちん、とっちん歩きしかできず、通常40分で下るところを2倍の80分かかって
下山しました。
その間、誰にも出会わず、追い越されもしませんでした。
(ここは、山中行き倒れの危険性大です。笑)

午後5時10分に駐車場に戻りました。


車はほとんど出払っていました。朝6時半に出発しましたから、10時間40分に
わたる、私にとっては経験したことのない大山行となってしまいました。

黒斑山~仙人岳の外輪山を下って、最後にまた登っての行程がきついですね。
単純な標高差は500m余ですが、累積標高差は2,3倍あると思います。

ともかくも、無事全部見て周ってこれて拍手!


今日は、このあと温泉に入って、ここで引き続き野営だ。
明日の朝、帰ることにしよう。




浅間山登山(前編) 車坂峠~草すべり~前掛山

2012年06月24日 20時15分09秒 | 同上 (山歩き)
【続き】

6月23日(土)

朝5時起床。



クルマの外に出てみます。 オゥ、前に雲海が広がっています。

空はうっすら雲がかかっていますが、梅雨期としては上出来だ。
降雨確率は午前中10%、午後20%。OK。

いつもの朝食セットを食べたあと、ホテルの前から移動。
自然観察センターの駐車場へ行きます。



お、皆さんもうすでに車を停めています。私も奥に停めて、出発準備。
6時半に、この駐車場の上の登山口から出発しました。



黒斑山(くろふやま)登山表コースを行きます。黒斑山は、浅間山の外輪山です。
岩まじりの道を登っていきます。
気になるのは、後ろの登ってきた方向。



高峰高原ホテルが左下に見えます。



登ること1時間半、槍ヶ鞘の避難シェルターに到着です。これはもちろん、浅間山
が爆発したときに逃げ込む場所です。そうそう、最終爆発は2009年2月です。
(最近ですな~)


シェルターの中を覗いてみると、二人の方がここで避難ではなくて、パンを食べてました(笑)。

シェルターから数分で、槍ヶ鞘の頂上です。前方に次の分岐点トーミの頭が見えます。

 トーミの頭と浅間山

左側の出っ張った岩がトーミの頭。ここを一旦下って、あのトーミの頭の首筋みたいな
尾根を登っていくのです。 そして、右側にここで初めて姿を現すのが、浅間山の雄姿
です。

トーミの尾根筋は見たほど、恐くはなく無事、頭へ到着しました。



頂上に、こんな金属棒が打ち込んでありました。ここに、雷を誘導するのでしょうね。
ゴロゴロ鳴り始めて、こんな処にいると危ないですよ。



トーミの頭の頂上からは、目の前にこれから登らんとする浅間山が。
トーミの頭は、浅間山の第一外輪山の頂上右端に位置します。浅間山と外輪山の
間には緑のカルデラ、草すべりが広がります。手前の緑のところです。



トーミの頭を後に、外輪山の黒斑山の方向へ進みます。左側が黒斑山、右側が草すべり
へ下りていく道です。この分岐点は分りにくいです。

私は、草すべりへ降りていきます。実は、昨日午後6時前に自然観察センターの職員
さんに、「浅間山へはどう行くのですか」とどうしょうもない質問をしました。

「車坂峠から黒斑山へは行けますが、浅間山へは浅間山荘(赤軍派事件とは無関係)からのコースを勧めています。草すべりから向かうコースは急坂ですので健脚向きです。」

健脚向き? かといってもう車坂峠にいるのだし。。ということで、強行しました。
健脚向きの意味が、あとで思い知らされるのです。

草すべりコース、進行!

初めの取っ掛かりの箇所は、急坂もいいところ。1mほど鎖も何もないところを体を
おそるおそる降ろしたりする処あり。必死で、写真を撮るのを忘れた。
そんな処を、帰りによじ登ることは考えられない!



あとは、40cmほどの細い道がずっと続きます。


ふみはずせば、もろ草の上を滑るように転落していくでしょう(笑)





しかし、ここの緑の景色は最高ですね~。
ここは、英語でいうところのメドウ meadow (樹木限界線近くの緑草高地)
そのものです。



草すべりを上がってくる人もいました。え、ここを登るの?
お聞きすると、浅間山荘からのコースで、この草すべりを登って黒斑山の外輪山を
走破してから、浅間山へ再度上がるとか。3日前に買ったという登山靴を見せて
くれました。青年、Good Luck!

ここの草すべりからの前面の景色も雄大です。



↑左側から、降りてきた外輪山の右端の鋸岳が見えます。



↑そして中央は浅間山ですね。



↑浅間山の右端が、剣ヶ峰です。私は、当初これが前掛山だと勘違いしていました。

そして、後ろを振り向くと、今すべり降りてきた草すべりです。


外輪山の壁が浅間山をU字型に囲んでいます。この壁の左端の出っ張りが、トーミの頭。
ここの右横から下に延々、下りてきたわけです。
景色は最高なんだけど、もう登り上がる気はありません。
しかし上がらなければ、車坂峠へは戻れない。確かに健脚向きだ。

でも先のことは、ちょっと考えずにおきます。

カルデラ草原を歩いていきます。口笛でも吹こうか。


湯ノ平口分岐点にきました。


ここは、草すべりを下降してきた人と、浅間山荘から登ってきた人が出会う処です。
行く先は、前掛山、浅間山です。
「火山状況を確認のうえ自己責任で登山してください」だって。


もう一度、草すべりを振り返ってみて、ここを後に山に進みます。



しばらく平地を歩くとまた分岐点です。
左へ行けば外輪山の右端、鋸岳へ向かうJバンドへ。右へいけば、前掛山です。
もちろん前掛山です。


がれきの道が始まりました。



がれきの浅間山が目の前に出てきました。
ここから、えんえんとこの瓦礫の道を一歩一歩上がるのです。



もう、この登りは人生そのもの。一歩一歩、少しづつ。たぶん富士山もこんな風
でしょうが、だとしたらやめておきたい(笑)。


ただ、慰めは後ろの外輪山の眺めと、



外輪山のはるかかなたに雪をいだいた北アルプス連峰、の眺めで息をつきます。



やっと、ここまで来ました。ロープが張ってあります。この上は浅間山の火口へ。
もちろん、ここから上は立ち入り禁止区域です。
上を見上げると、

登っている人がいる。

ここを、回れ右をして右側の、内側の外輪山の前掛山へ向かうか。

前掛山へは、右側から登って尾根づたいに左側へ進みます。

私は、そうです。考えることもなく、吸い寄せられるように前進してしまいました。
そこで、私が見たものは。

ここからは、法に触れる箇所ですので、読まないようにしてください。
あくまでも私の個人的な記録としての箇所です。
決して、勧誘、教唆、そそのかしをしているわけではありません。









逆時計回りです。サムネイルをクリックし拡大画を見た方は、後日請求メールが
届くかもしれません(笑)。


恐いもの見たさに、もっと覗き込むと下方に黒い穴が!



火口口でしょうか。もっとよく見ると、赤いマグマらしきものが。。見えません
でした。お、こわ。


火口口の周縁を歩いている方が数名います。
何を考えているんだろう?(人のことを言えるか)

はっと我にかえり、急いで元にもどりました。

ここにもシェルターがあります。

このシェルターは、頑丈そうです。
向こう側に見えるのが前掛山への尾根筋。

かなりの方がここで、お弁当を食べていました。
安全だからでしょうか? いや違うでしょう。
第二外輪の前掛山と火口の間のくぼ地で、風がこないのです。



前掛山へ向かいます。尾根づたいです。ここは茶褐色で、まさしく馬の背みたい
ですね。



尾根の先端の前掛山頂上が見えてきました。


頂上2524m。

小諸の町並みが見えます。


そして、トーミの頭からの黒斑山への外輪山も。


ここで、私はお弁当です。なに、昨日出発時にスーパーで買ったおにぎり弁当ですが。
ちょっと、もう米が硬い感じがしましたが(笑)、この景色を前にすれば、なんのなんの、
最高においしい。



しばらく、このパノラマを楽しもう。

【この続き】 ⇒浅間山登山(後編)前掛山~Jバンド~黒斑山~車坂峠 クリック


関連日記 ;南木佳士著 「草すべり」を読んで



行ってはいけない見てはいけない浅間山

2012年06月23日 19時20分54秒 | 同上 (山歩き)
6月23日(土)

今日の浅間山ベストショットです。



でもコレを一日中、Soraは眺めていたわけでは(笑)ありません。

山の左横に、ヒョロヒョロと白い線が上に伸びているでしょう。
あそこ、を登るのです。

そして、あの禁断の場所も。。覗いてビックリ(笑)。
アサマだけでなく、みんな周ってきました。

朝6時半に車坂峠を出発し、午後5時10分に戻れました。、
Harmonyのところに、足を引きずりながら、なんとかたどりつきました。

11時間近くの山行、疲れてよれよれ。
高峰温泉へ這っていきます。
(大げさだきみは)

で、当然今晩は、ここで再度野営です。
今晩は、いい夢を見たいと思います。


【詳細続く】


高峰高原で設営待機

2012年06月22日 20時15分46秒 | 同上 (山歩き)
6月22日(金)



現在はレベル1(平常)です。浅間山の警戒レベルです。
ああ、よかった。平常だって(笑)。 じゃあ、明日登ろう。


非出勤日の今日、昼前に自宅出発しました。今日は関越高速道を使わずに、トロトロと
国道17号を北上です。しかし、たまらず、藤岡ICから上信越道へ乗って、下仁田ICで
おりて、あとは佐久まで地方道できました。(decoちゃん、節約してるョ)



雨はあがりましたが、佐久からみる右の浅間山はまだ雲をかぶっています。

佐久と小諸の中間のところから、高峰高原を目指して山へどんどんあがります。

着いたところが高峰高原、車坂峠1973m。



ここに、冒頭の火山活動レベル看板があります。2年前の4月に噴火警戒レベルを
2(火口周辺規制)から1(平常)に下げて現在に至っています。
(噴火したのはいつだっけ?あとで調べておきます)

まあ、大丈夫でしょう。



駐車は、高峰高原ホテルの前に。ここのウリは雲海上のホテルだって。



正面に八ヶ岳が右から左いっぱい、たなびくように、広がります。
小諸の町並みが下方、雲のあいまに見えます。



高峰高原ホテルのこまくさの湯へ行きましょう。
フロントで、車中泊の許可をいただきます。OK。
(すみません、泊まらないのに)


温泉の中からも先ほどのパノラマが見えます。


写真撮ってていいのか? はい、いつものとおり、他に誰もいない、私が一人占めの
世界なのです。

さあ、ブログはこれまで。

明日は、晴れ!!

浅間山2568mの手前にある前掛山2524mを目指す。ここからの、標高差は550mほど
だけど、かなりのアップダウンがあるようで、累積標高差に耐えられるか?
片道4時間、往復8時間の行程もそれなりにある。ここは、尾瀬沼とは違って、
来る人あまりいないよ。かなりのあいだ単独行が続くよ。。

あ、だんだん不安になってきた。
こんなとこで野営していて、火山爆発したらどうしよう。。
今晩、眠れるかなあ。。(笑)






台風が去った夕べ

2012年06月20日 22時02分27秒 | 日々の思い
6月20日(水)

台風4号が去りました。私達の埼玉南部では、昨晩雨と風はそれなりに強かったものの、
幸い目立った被害はありませんでした。

しかし、梅雨の最中です。ときおり青空はのぞくも、厚い雲が一日中空を覆っていました。

お茶畑に沿ったいつもの帰り道です。陽は落ちたのでしょうか。



赤い空が、この果てまで来いよと、私を誘っているようです。

今週末は、晴れそうだ。
じゃあ、かねてのあの禁断の地?へ、思い切って行こうか。



薫る 尾瀬沼・水芭蕉・燧ケ岳

2012年06月09日 06時55分23秒 | 同上 (山歩き)
6月8日(金)

【続きです】

ようやく三平下に到着。ちょうど10時。大清水を出発してから2時間15分かかり
ました。

三平下の尾瀬沼山荘の横を過ぎると、その前が尾瀬沼湖畔です。

 尾瀬沼山荘
 湖畔

尾瀬沼が目の前に。みなさん、ベンチで休んでいます。湖畔の前に進んでみます。



「わあ、見えた~。きれいだあ。」
自制心の強い私ですが、思わず声が出ました。
尾瀬沼の向こうに残雪を被った燧ケ岳(ひうちがだけ)が見えます。

ここのベンチで、燧ケ岳と湖を眺めながら、お弁当としましょう。
沼田ICを降りてすぐのローソンで買ったおにぎり2個を、あっというまに食べて
しまいました。

食事が終わって、さあ、周ろう。尾瀬沼を東岸から左まわりに行きます。
するとすぐに、正面に燧ケ岳がさえぎるものなく、全面に見えるところに。




う~ん。文句ありません。


さらにまもなく、水芭蕉が一面に広がっているところに来ました。





燧ケ岳も横に入れると



いいですね~。水芭蕉は、尾瀬沼ではここが一番群生している所でした。

長蔵小屋(ちょうぞうこや)と呼ばれる、みやげ物屋兼宿泊所のあるところへ。


古い小学校のような建物。左前には、まだかすかに花びらを残す桜の木が。



今日は空いているらしいです。泊まろうか?

すぐ近くには尾瀬沼ビジターセンターが。割合、多くの方が思い思いに休んでられ
ました。



ここからも燧ケ岳が見えて、お弁当・休憩には良いところです。
このところから、探してみました。次のお目当てスポット。



三本カラマツをです。周りの人に尋ねるとアレだと。ここでは、3本が2本に見えますが。
重なっているのかな。

三平下から尾瀬沼の東岸を周ってきました。ここから更に北上すると大江湿原へ。
群馬県から福島県側の沼山峠に出ます。
すこし、大江湿原へ向かってみます。



燧ケ岳が行く先の左側に見えます。



みなさんは、大江湿原へ向かうのでしょう。

大江湿原のハイライト、いや尾瀬沼のハイライトはこれでしょう。
大江湿原へ向かう道から、尾瀬沼の方を振り向いた時の、三本カラマツと湖の風景。



ちゃんと3本ありました。

私は、カラマツが無くともこれも↓好きですが。



水芭蕉が間近に見えます。

ついでに、水芭蕉をアップしました。あまりこういう趣味はないのですが。



水面に、上空の白い雲と青い空が映りました。

北岸に沿って歩み、その西の端、沼尻(ぬしり)へ来ました。



沼尻の休憩所が見えてきました。12時を越えています。
三平下に降りてから2時間あまりたちました。この頃になると天空が、薄暗く
なってきました。



沼尻から尾瀬沼を望みます。ここで、三平下の湖畔のベンチでお弁当を食べている
時、少しお話をした方にまた出会いました。

その方は、往路の北岸を戻るか、南岸を新たに周って三平下に戻るか迷ってられ
ました。

「そりゃあ、ここまで来たからには南岸ですよ」と、私は事前調査に基づいて(笑)
南岸周りをお薦めしました。

で、私にしては珍しく同伴歩きとなりました。実は、ビジターセンターのHPの
湖への「滑落」危険の注意書きが頭を横切り、ビビッていたのです(笑)。

やはり、出ました。コレが。


「南岸は急斜面が多く危険。できるだけ北岸を周ってください」

「知ってるよ、そんなの。」 (オオッ強気だね)
南岸まわり開始。

同伴の方は、山歩きのベテランの方ですが、数年前この尾瀬沼を周遊したとき、
ほんの拍子でスリップ。尾てい骨を強く打って、尾瀬沼を這うように脱出、大変な
目に遭われたとか。

「ウム。。。注意せなアカンな。。」と自分に言い聞かせました。

確かに、こんなところもありました。



この道を左にふみはずすと、湖に滑落して寒中水泳になるなあ。



ここは、湖の水面レベルと大差がないな。足を漬けるとチビタイなあ。

とかなんとか、注意深く1時間弱で南岸を周りきりました。

「まあ、思ったほどたいしたことなかったですね~」

と、ご同伴願った方に言って、一旦別れました。

三平下のベンチで少し休憩して、さあ尾瀬沼撤収。戻ろう。

三平下から登って、再度三平峠の尾瀬看板のところで、南岸をご一緒した方に
出会いました。



左の男性の方です。 中央のお二人と話をされていました。私も加わります。

このご夫婦のお話を聞いてびっくり。奥様は60半ば、ご主人は70初めの御年
ですが、昨晩は赤城高原SAで、車中泊!!。それは、いいんですが私もやっている
ことなので(笑)。

なんと、私がまだ惰眠をむさぼっていた、朝5時の鳩待峠から歩き始め!、
尾瀬ヶ原をヨッピ橋経由で走破。見晴しを通って、尾瀬沼に来られて北岸経由で、
そして全て無事走行し、今三平峠まで上がられたとか。
私の2,3倍の歩行距離になりまっせ!

奥様は、「疲れたけれど弱音を吐くと、この夏ぜひ行きたい利尻島(北海道)の山
歩きに連れてってもらえないと困るので」がんばられたとか。
(利尻なんか、そんなにしなくても行けますヨ)

ここから、4人ご一緒に大清水まで下りました。
わたしは、先の男性の方といろいろお話をしながら、楽しく下って行きました。

別れ際に、私の拙ブログ名「青い空とおいしいもの」。。でなかった、「青い空と
わたし」を告げて、「今日のことをアップしますので、よろしければ読んでくだ
さい」と申し上げました。
お読みくださったかな?



大清水の駐車場には3時45分頃に戻りました。8時間の行程でしたね~。

今回も注意深く歩きましたし(笑)、歩行・体調順調。問題なし。

4時に撤収。上里SAで、天丼大盛りを夕食代わりに食べて、7時過ぎに無事帰宅。

最後にphotoをアップするなら、これだな。


(少し運動したからいいよね、decoちゃん)




薫る 尾瀬沼(アプローチ)

2012年06月08日 22時24分34秒 | 同上 (山歩き)
6月8日(金)

朝5時過ぎ起床。赤城高原SAには朝日が入ってきています。
よし、これならいい。

パンとcoffeeだけの朝食をとって、6時にSAを出発。
沼田ICを降りて、尾瀬へ向かいます。
スキーで何度も来ている道ですが、尾瀬岩鞍、尾瀬戸倉から右に外れて、
大清水というどんずまりのところまでくるのは、今回初めて。
大清水の駐車場に7時着。



第一駐車場は30台ほど停められますが、もうほぼ満員でした。
併設する売店はまだ開いていません。

服を着替えて、お化粧をして(サンスクリーニングだよ)、7時45分に
登山口にいでたちました。えんえん、8時間に及んだ尾瀬沼散策が始まりました。



先ほどの第一駐車場の直ぐ先に、尾瀬国立公園への入り口の看板が在ります。
その右の道を降りていくと、さらに広い第二駐車場があります。



ここは、沢に面しており爽やか感満点。大清水で車中泊するのなら、第二駐車場
の方がいいでしょう。


すぐに、正式の登山口標識が出てきます。



このような、緑あふれる砂利道が、ずーっと、一之瀬休憩所まで続きます。



一之瀬休憩所。1時間弱かかりました。トイレあり。食事あり。

一之瀬を過ぎると、やっと山道らしい道に入ります。


こんな木道があったり、



こんな階段があったりです。これまた1時間ほど登ります。
だいたい上がりきったところから、今度はこれ。



残雪の山道です。両側のすくっと伸びた杉は、雪の中尊寺の参道を少し思いだします。



残雪のあるところでは注意が要りました。
木道は通常、行きと帰りの2列が平行に設置されています。雪を被っている木道の
中央分離帯に足を踏み入れるとボコッと足が陥没。ねん挫、となりかねません。
そんな、クレバス陥没(笑)の跡がいくつかありました。


出発してから2時間ちょっとした頃、あ尾瀬沼が見えてきた。


【続きはあした】



尾瀬沼前夜

2012年06月07日 23時12分40秒 | 同上 (山歩き)
6月7日(木)

行く先を照らすのは
まだ咲かぬ見果てぬ夢

遥か後ろを照らすのは
あどけない夢

ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない


深夜特急便Harmonyは、夜の関越道を、iPodから流れるテーマソング
に身をゆだねながら、ひた走ってきました。

自宅を夕9時出発。ここ赤城高原SAに午後10時半にたどりつきました。



明日は予定通り、尾瀬沼を周りましょう。晴れるといいが。。

車中泊設営終了。

では、おやすみなさい。



遥かで遠くの尾瀬を想ふ

2012年06月03日 00時00分01秒 | 日々の思い
6月3日(日)

まずやはり、昨日の中毒疹診察の結果に触れましょう。ヘンな憶測を生むかも知れな
いので(笑)。
先生によれば、「風疹とか主要なウイルス系感染ではないようです。しかし何かのウ
イルスかアレルギーによるものでしょう。」
(中毒疹なるものは原因がはっきりしないことが多いようです)
「薬は2日前から(勝手に)やめているのですが?」
「あと、1週間飲み続けておいてください。それで完治するでしょうから。」
これが一番大事なのですが、もう来なくていいとのことで、私はホッとしました。

実は、次の行動プランが控えているので週末はフリーにしておきたいのです。
(やはり遊び中毒だ)

尾瀬に行きたい。水芭蕉のシーズンです

去年は、7月1日に尾瀬ヶ原へ行きました。しかし、時期が遅くて
水芭蕉は無し。
梅雨でモタモタしていたのが時期を逸した原因でした。

で、今年は残雪があってもとにかく梅雨の前に行くべし、と年初から決心していました。
今週末の片品村(尾瀬)の天気はどうだ?!



じゃーん。やった、8日(金)9日(土)は一応晴れマークだ!
どちらか天気がより良い日を選んで尾瀬へ行こう。この週末以降は梅雨入りしている
でしょうから、この日っきゃないよ。Weekenderのみなさん。

尾瀬ヶ原は3回行ったので、今年は尾瀬沼へ行こう。
これも心に決めていたことです。

尾瀬沼の山行ブログ記事は案外見当たらないですね~。大清水から尾瀬沼へは2時間
弱の登り坂道行程。これが敬遠されるのかな? 尾瀬ヶ原なら、鳩待峠から山の鼻ま
で下り坂道45分ぐらいで、楽だったからなあ。

尾瀬沼を1周したいのですが、南岸がまだ雪が残っているような。。情報が明確では
ありません。たぶん、この週末に出かけている人が最新情報をもたらしてくれるでし
ょう。



↑尾瀬沼ビジターセンターからの、2日土曜日10:00AMのライブカメラ映像です。
ヒウチを背景にした尾瀬沼のようですね。

青い空の日の尾瀬、行きたいなあ。行くからね。


私の関連記事: 夏の思ひ出1(尾瀬)