11月24日(土)
神奈川県にあって首都圏からの
アクセスが良い丹沢山系は、昔からあそこに登った、ここに登ったとよく山友たちからは聞かされていた。が、ボクには丹沢=蛭(ヒル)出没のイメージが強くて、ずっと敬遠して近づかないようにしていた。ヒルに血を吸われることほど気色の悪いものはないじゃないか(笑)。
しかし、手軽に登れる未踏のそれなりの山も少なくなってきて、
とうとう丹沢山系に手を付けることにした。山では初冬の季節、
もういくらなんでもヒルは出てこないだろうと。
▲ で、三連休に出向いたのは、西丹沢の
檜洞丸(ひのきぼらまる)。
この
西丹沢ビジターセンター(旧西丹沢自然教室)前の駐車場で前泊した。24hのきれいな自動水洗トイレ有り。
朝6時ごろには満車状態。
6時50分ごろ出発。
予報どおり晴天だが、山あいにあって日が低いため、まだ少しうす暗い。
▲ 左横には川沿いのキャンプ場が広がる舗装道を5分ほど上がると、檜洞丸への
登山口へ。
最初見落とした、ちんけな・・いや、ささやかな登山口だったが。
おお、ここも熊出没か・・。
出ないでくれよ。
(結果的には出るような雰囲気ではなかったが。 え、素人判断は禁物?)
涸沢を上り、小さなハシゴ橋をいくつか渡り、傾斜の緩い山道をトレッキングして45分ほどで・・
▲
ゴーラ沢出合へ。
大小の白い石が転がる広い沢へ。ここを横切って向こう岸へ。
ちなみに、檜洞丸の洞(ほら)とは沢と同じ意味らしい。実際、檜洞という沢がある。
じゃあ、「丸」は? 知らん(笑)。
▲ 沢を渡った所に。
うん地図は持ってるよ。絵地図だけど。
「自信のない方は、ここで引き返しましょう」 だって。 丁寧な指示だね。
丁寧な指示は心に留めて、比較的見通しのよいブナ林帯を登っていく。
▲ ゴーラ沢出合から1時間ほどで、
展望台(展望園地)と呼ばれる休憩所へ。
ここからは
▲ そう、あそこに
富士山が見えるのだ。
ここから山頂までは1時間ほど。
傾斜が強くなってくるが、大きめのジグザグ山道だから、ねをあげることはないだろう。
▲ 頂上まであと0.8km か。
木道階段が始まる。
ウン?
下が・・白い、白いモノが!
▲ あたり一面が白くなっている!
雪?!
日陰になると、霜だと思うが、雪状のモノが残っている。
もう、冬状態 ♪
更に登って、木立が切れてから振り返ると・・
▲ 富士山が、ますますハッキリと浮かんできまして、
やはり初冬は、大気もスッキリでいいね。
▲ ズームアップして
やはり、富士山。
▲ すっかり葉の落ちた、さんさんと陽に照らされたブナ林を歩くと
もう山頂は間近だった。
▲
檜洞丸山頂! 10:11am
山頂には三角点が設置されてなくて、山の標高は1600m~1601mと本によってブレている(笑)。
して、この標柱にも檜洞丸と山名だけ表記されている。
山頂へは3時間20分ほど要したか。
標高差1060m。CT2時間45分。
▲ 腹が空いた。何はともあれ弁当だ。
昨日買った、
オニギリ3種。
いつもの助六寿司は無くて、これにしたのだが、オニギリはいいねえ。ウマイ!
▲ 山頂の全景。
山頂スペースは広い。
人があちこちで、お弁当を広げていて比較的にぎやかな光景。
今まで人気(ひとけ)の少ない山ばかりだったと思うが、ここはやはり東京に近い丹沢の山だな。
▲ 山頂からは、富士山ももちろん見えまして。
少し風があって、肌寒い山頂だったが、陽がのどかに差して、サイコーではないでしょうか。
40分ほど山頂に留まって下山。
犬越路経由の別ルートでの下山もあり得たが、登ってきた人の木道は凍っていたという情報で、ピストンとした。
▲ 次から次へと、まだ登ってくる登山者に出会ったが
みなさん、振り返って富士山に見とれる・・
ボクは正面に見ながら降りる。
下に降りるにつれて、
登りでは山陰でひっそりしていた紅葉が、上からの陽に照らされて鮮やかに現れてきたよ。
▲ 谷間の紅葉を見る
▲ 紅葉の中を歩く
▲ 紅葉の谷ぞいを見通す
まだ、紅葉が楽しめてラッキーだったネ。
▲ 駐車場に戻ってきた。14時。
7時間ほどの山行。
元気もまだ残っていて、ちょうど良いのではないでしょうか。
熊も出なかったし、もう寒すぎてヒルも出てこなかった(笑)。
丹沢の山は、十分に深く静かで、それでいて広いからか傾斜も手ごろの感じ。
これ、いい山系ではないでしょうか。
(それでも夏は避けたいけど)
▲
ぶなの湯
丹沢湖へ下りていく途中にある立ち寄り温泉だ。
駐車場はほぼ満車。
お風呂のあとは、もっと下った道の駅山北で今晩は泊まるとしよう。
夕食は、中華丼でいくか
(レトルト)
了
ここは