青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

志賀高原の華に登る1~プロローグ

2015年09月30日 22時06分13秒 | 同上 (山歩き)
プロローグ

冬の志賀高原には、ボクが密かに「志賀高原の華」と呼んでいるスポットがある。

ここがそこ↓ (2014.2)



▲ 横手山頂上から降りて、右からこの幅の広い緩斜面に回り込むスポットだ。

このスポットが、広大な冬の志賀高原でも一番絵画的で美しいところだと思っている。

そして、なんといってもの中心はゲレンデの向こうにそびえる、とんがったあの山だ。


この円錐形のとんがった山は、



▲ 横手山下方の熊の湯ゲレンデからは、もっとまじかに見える。

この険しそうな山を、ボクは「日本のアイガー」とこれまた密かに呼んでいる(笑)。


これは↓今年の4月に志賀高原へ春スキーで行った時、



▲ 横手山頂上付近のリフト上から撮ったもの。

とんがり山が右上端の山

上の赤丸が2番目の写真撮りの位置
下の赤丸が1番目の写真撮りの位置 だ。

どう? このとんがり山に、どんな山なのか、あなたは登って知ってみたいと思わない?
ボクはずっと思っていた。

そして、この山に9月27日(日)28日(月)にとうとう登ってきましたよ。(雪はないけどね)
ごていねいに2回も(笑)。

山の名前は山容どおり、笠ヶ岳2076m

黄色丸が27日に車中泊をした横手山ドライブイン駐車場。

そのレポートを書こう。


笠ケ岳の位置;


秋と冬の入り乱れ2~スキー長野県共通リフト券 編

2015年09月25日 22時18分34秒 | 日々の思い
9月24日(木)

松茸の宅配で喜んでいた一方、こんなメールが今年も残念ながら本日届いた。




Sora  様

日頃、長野県内のスキー場をご利用、ご支援いただきありがとうございます。
この度は「2016 NAGANO SNOWLOVE(JUNIOR)CLUB」(長野県共通リフトシーズン券)にご応募いただき誠にありがとうございました。
お陰様をもちまして16,000通を超えるご応募を頂き厳正なる抽選を行いましたところ、誠に残念ながら今回はご意向に沿えない結果となりました。




またハズレた。
10年来当たったことがない、長野県共通リフトシーズン券(1枚30,000円、発売枚数200枚)

ハズレ通知の文言も変わらない(笑)。
応募数だけ毎年増えていく。

ま、今回もよしとしよう。シニア割引も受けていることだし。

しかし、
来年以降は毎日が日曜日。
この長野共通シーズン券があれば、キャンピングカーでスキー場に滞在して、
毎日滑ってられる! 

来年の今は是非、是非当たってほしい。

秋と冬の入り乱れ~ 松茸編

2015年09月24日 22時27分10秒 | 日々の思い
9月24日(木)

decoの幼ななじみの、Nちゃんから宅配便が今日届いた。




▲ 開けてみると松の木の葉かな、葉を覆いかぶせたパックが。

葉を取り除いてみると、



▲ わ、わ、わー。マ・ツ・タ・ケ だー。

は、は、八ほんもーあるうー。

小さいのは10cmから、大きいのは17cmもあるー。

Nちゃんのご主人が山から採ってきたものだ。

持つべきものは友だねー、deco さん。

早速、今晩いただこう。




▲ キッチンペーパーで松茸をきれいに拭いて泥を落として、スライスして。




▲ 今晩は土鍋を使っての、松茸ご飯だ!

おいしく炊けてね。


炊いているあいだ、焼き松茸にしてみようということで



▲ 松茸をそのまま、火にあぶってみた。

これは失敗!

中の水分が抜けてしまって、松茸がチョー固くなってしまった。
それでもぐちゃぐちゃモグモグ食べてしまったが。




▲ 今度は薄くスライスして、しょう油を少しつけて、少しだけあぶってみた。

これ正解!

ほとんど生の松茸を噛むと、グルタミンかイノシンサンか知らないが味の素的な旨みがプアーツと舌先、口内に広がった。おお、初めての体験だ。

くきくきと繊維質を歯と下でほぐしながら、ゆっくり味わうようにして噛みしめる。美味いねコレ。

笠のところはまた美味。繊維質ではなくて、ころころと口の中で肉質がくずれていく。また柄の部分とは異なる香味が残る。ふうーむ・・。

ボク、しあわせ。

松茸ご飯が炊きあがった。



▲ おうおう、でけた。油揚げを切ったもの以外は松茸だけの、真正の松茸ごはん!





▲ 今晩の夕食は豪華! 和風ディナーと言ってよい。

味噌汁は、これも栽培している友達(decoの)からもらった旬のミョウガがいっぱいだ。

松茸ごはんは、香りがいいね。芳香だ。
みーんな二人で食べてしまった。おこげも。

デザートはブドウ。



▲ 実は、ボクの近所にもブドウ園があるのだ。


今晩はお腹一杯、秋いっぱいだー。


Nちゃん、松茸ありがとうねー。
(読んでるかな)

信州小布施・栗の秋

2015年09月21日 19時06分25秒 | 青い空の日は旅立(全般)
9月20日(日)

大きな栗の木の下で
あなたとわたし
なかよく遊びましょう
大きな栗の木の下で


今日はみんなで朝4時起き、5時に家を出発した。
行く先は、信州の栗の里小布施(おぶせ)だ。



▲ 小布施には8時半頃到着。

中心に一番近い町営駐車場は既に満車。ちょっと離れた町営松村駐車場に停める。300エン。
町の中心へ向かう歩道の花壇には手入された綺麗な花が咲いている。これはアザミ。
町の皆さん努力されている。




▲ 第一のお目当て、竹風堂(ちくふうどう)小布施本店。

ここで欲しいものは、小布施でこの店が初めて売り出したという栗おこわだ。
8時から開店していて、もう多くのお客さんがいる。




▲ 栗おこわを詰めているのが見れる。

一人用620円(税抜)・・・
今の時間は待たずに買えるようだ。

過去二回昼時に小布施に来た時、1回目は買うのをあきらめた。
2回目にdecoのご両親と来た時は、整理券をもらって並んで買って、駐車場のキャンピングカーの中で食べた・・。

今日こそは、ご両親と果たせなかった夢(おおげさだよ)、ここの2階のレストランで栗おこわ定食を食べるぞ!

レストランの開店は10時からで、まだ1時間ほどある。
ちょっと散策してこよう。



▲ 栗鹿ノ子で有名な、もう一つの老舗の小布施堂本店前。

来る時気が付いたが、この店を取り囲む長~い行列が今も続いている。
何の行列か、店の人に尋ねた。
パンフレットをくれた。これだ。



▲ 季節限定(9/14~10/31)の朱雀を求める人の列なのだ。

獲れたての新栗を用いて、素麺状に仕立てたもの。砂糖は使わず、栗そのものの風味が売り物。
製造所直結の販売先だけで可能になるとか。

整理券は、ななんと7時半で配布終了。
今度はそれを食べるために、9時オープンを並んで待っているのだ。
ああ、気が遠くなる。(けど来年は毎日が日曜日、平日に来ようか・笑)


竹風堂に戻る。



▲ レストランの整理券は出さない。食事をしたいお客さんはここの待合室で待っている。

2階のレストランへの階段はロープが張ってあって、その前に自主的に並ぼうとすると(笑)、お店の人に待合い室で待機するようにていねいに言われる。

10時数分前に階段の前をウロウロしていて、並んでくださいと指示があるや、さっと列のほぼ先頭に立った。通勤時、電車の乗り換えに階段を駆け上がり、プラットフォームではすぐ列する日頃の訓練が功を奏す。




▲ ようやく手にした、栗おこわ 山家(さんが)定食 1450エン(税抜)。

ニジマスの甘露煮、アップルワイン、むかごのくるみ和え等が付く。
先週の道の駅こぶちさわに引き続いて、ニジマスの甘露煮だ。これは信州の名物だから。

家では栗ごはんだが、ボクは好きだ。ここの栗は甘い。おこわもかんでると味が出る。

お義父さん、やっと食べれましたよ。




▲ 皆さんも満足そう。いや、実は我々朝から何も食べてないのです(笑)。

昨日の夜は、みんなですき焼きを食べたが、今日は10時に栗おこわを食べることが分かっていたので、朝食も控えて小布施にとんできたのだ。




▲ レストランの席からの、小布施の通りが見える。

人が増えてきたかな。


栗おこわのあとは、栗デザートでお茶を飲もう。



▲ 栗の木テラス

ここも人気店だから、容易には入れない。

実は竹風堂で食事を待っているあいだに、ここを覗いてみたらウェイティングリストに皆さん名前を書いていた。で、即名前を書いた(9時半頃)。既に25番目だった。

栗の木テラスも10時スタート。11時ちょっと前にお店に行ったが、入り口は待ち客でごったがえしていた。




▲ 入り口から、店内を見通すところ。

11時20分ごろ、ようやく「○○さ~ん」、私達5名にお呼びがかかった。


栗の木テラスは、紅茶とケーキの専門店。



▲ 紅茶はポットサービスで20種類ほどあり(550円中心)、好きな種類を選ぶ。


ケーキは10数種類。隣りの工房でつくっている。



▲ 一番人気のケーキはやはり、小布施栗をふんだんに使ったこのモンブラン 390エン。

女性達はモンブランにした。栗の風味が強くて、わーッと感激の声を上げていた。




▲ 息子は、「今月のケーキ」を注文していた。

チョコレートだな。




▲ ボクはこの「栗のカステラロール」350エンにした。中と上に栗がある。

紅茶は、スリランカのウバ。この店のオリジナルということで。
まあ、スイーツはいくらでも食べれるねー。



▲ 内装は西洋アンティークの家具で統一されたシックな感じ。

できるだけ、ゆっくり食べて、お茶を味わって飲んで、このひと時を楽しみましたよ。

Umiちゃんも、モンブランだったけれど一口食べて、いらなーい。
甘いものは当然好きなUmiちゃんだが、自然の栗の甘さというものは、案外あのザラつき感とともに子供には受け入れにくいのかも。


喫茶のあと、通りを歩く。



▲ 焼き栗の販売。




▲ 栗そのものと、いが栗の販売も。

息子夫婦が、マンションの入り口に飾るのだと言って、いが栗を買った。
いが栗がアートだよ。
都心には、栗の木なんてないよな。

「甲州ぶどうに紀州のみかん、栗は信州小布施栗」とうたわれて小布施の栗は昔から有名。
江戸時代には「栗年貢」として幕府に献上されていたほどだ。
酸性の土壌と内陸性気候が生み出す、色つやのよい大粒の実が特徴だ。


ぶどうの直販所もあって、









▲ deco は巨峰を買って帰った。


他にも食べてみたいお店はあったが、一日に何度も食べれるわけでもないので次回の楽しみにとっておこう。

小布施でもう一つ訪れてみたいスポットがあった。
町の中心から北東へ車で15分ほどの地にある、岩松院(がんしょういん)という曹洞宗のお寺だ。




▲ 仁王門。門の奥に本堂が見える。

岩松院には、秀吉の重臣だったが徳川の世になって広島からこの地に国替えされた福島正則の霊廟がある。




▲しかしそんなことより、本堂の天井に描かれているこの絵が有名。

本堂に入ってみる。拝観料300円。


 Google画像より

▲ 江戸時代の浮世絵画家、葛飾北斎は晩年をこの地小布施で過ごした。

北斎は最晩年の作品を岩松院の本堂の天井画に残している。


 Google画像より

▲ 「八方睨み(にらみ)鳳凰図」

色彩が今も鮮やかなのには驚く。想像上の鳥、鳳凰(ほうおう)がダイナミックに描かれているのは分かる。


この本堂の裏には小さな池がある。



▲ 蛙合戦(かわずがっせん)の池、という。

春には、おすのヒキガエルがめすのヒキガエルのうばいあいのけんかをする。

信州の俳人・小林一茶は、その合戦を見て「やせ蛙まけるな一茶これにあり」と1816年にこの地で詠んだ。
その句碑が池にあった。


さあ、今年の小布施はここまで。


~・~・~・~・

小布施をあとにして、佐久のICを降りた。

decoのおかあさんのグループホームに立ち寄る。
もちろん事前連絡なしだ。

お義母さんは、孫にあたる息子の顔を見て即座に、「○○ちゃん、よく来てくなすった」。
息子の名をまだ覚えていて、これにはうれしいと同時にびっくり。

Umiちゃんは、初めてではないのに、もじもじしていて、ひいおばあちゃんには一言も発せず。

decoは、おかあさんに小布施に行った事を説明し、栗鹿ノ子を渡した。
おかあさんは、15日の敬老の日に佐久市からお祝いとしてもらったニジマスの甘露煮を、持って帰ってくれと。
おいおい、またニジマス甘露煮だよ。



▲ 帰りに、ホームの前で写真を撮る。

そしてdeco は、「またくるね」。




▲ グループホームの前。

稲穂が見事な黄色になってきた。



▲ このまま、無事に収穫されるといいねー。




▲ 土手(あぜ)のところには、稲穂に混じって、雑草だろうが赤い花が。

お前も綺麗だね。


(追記:読者の方より「イヌタデ」↑とのご教示をいただきました)


小布施の位置


高原の道の駅こぶちさわ

2015年09月17日 22時25分47秒 | 青い空の日は旅立(全般)
9月12日(土)

【続き】

編笠山登山を無事終えて、観音平駐車場から10分ほど下ったところにある道の駅こぶちさわへ到着。



▲ いかにも八ヶ岳南麓、高原の雰囲気を持った広い道の駅だ。

道の駅に特有の、雑然とした感じがない。
気に入った。

まずはお風呂に入ろう。



▲ 道の駅に併設する宿泊施設スパティオ小淵沢延命の湯へ行こう。



 HPより

▲ 延命の湯。

1500mの地底から湧き出る、58.5度C の高濃度な天然ミネラル温泉は薄茶色で、いかにも効きそうだった 

露天風呂が奥の出たところに二つあった。そっちにも入って、林の中でゆっくりリフレッシュ。




▲ お風呂のあとは、同じ館内にある森樹というレストランで夕食。

「ニジマスの梅酒煮膳」1120円を。

柔らかいので骨ごと食べてしまった。ご飯は古代米だった。



食事を終えても6時前。
小淵沢のICも近いから、すぐ中央道の高速に乗って自宅へ向け走れる。
しかし、No,No, そんな野暮なことはしない。

今日はこのまま、この高原の道の駅でお泊り、車中泊だ。

それにやはり疲れているから、ブログを書くのはパスして。
8時前に就寝。



9月13日(日)


曇り空の朝。予報どおり。だから今日は登らなかったのだけど。




▲ キャンカーを始め、車中泊のクルマは多かった。

しかし、みなさんお行儀が良かった。騒いでいたり、アイドリングをしているクルマもなく夜は静かだった。


菓子パンとサラダと珈琲の簡単な朝食をとって、ちょっと散歩に行こう。




▲ なんの花かは知らないが、秋の気配を感じさせる可愛い花が咲いていた。





▲ プラットフォームの駅名標を真似た案内板があった。

ここから上に上っていけば清里へ。八ヶ岳牧場まきば公園、そしてボクのサンメドウズ清里のスキー場に至る。
下っていけば、はくしゅう(白州町)へ。見学のできるサントリー白州蒸溜所がある。
この道の駅の西側には、八ヶ岳リゾートアウトレット。東側には、前に紹介したあのリゾナーレ八ヶ岳がある。

ここを拠点に、高原の雰囲気いっぱいのスポットを訪れるのは楽しい。
特にこれからの季節 は、秋の紅葉のしっとりした風情も加わる。





▲ 道の駅の正面。

まだ開いていないと思うけど、入ってみよう。




▲ パン屋 が開いていた。 右の農産物直売所はもちろんまだ閉まっている。

山のパン屋 桑の実」か。9月いっぱいは7時オープンだ。




▲ 山梨県産小麦使用 自家製酵母だって。

美味しそうだったので、焼きたてのバケット300エンを1本買ってしまった。


戻って、クルマの中で齧(かじ)ったら、香ばしくて、みんな食べてしまいそうになった。


さあ、出発、帰ろう。






八ヶ岳のすべてが見える編笠山登山(日帰り)

2015年09月14日 00時00分02秒 | 同上 (山歩き)
9月12日(土)

その昔、富士山とその高さのことでケンカして、富士山に蹴飛ばされてて八つに砕け落ちたという八ヶ岳
そのおかげで、八ヶ岳は独立した連峰で、中央・南アルプスのどこからでも認めることができる。もちろん佐久からも野辺山からもよーく見える。

中でも編笠山2524mは八ヶ岳連峰の一番南に位置して、少し尖った山容で端っこにあるだけに印象的で、常々登ってみたいと思っていた。

今日登ってみると・・・その展望の素晴らしさは驚きだった。

八ヶ岳が目の前にぜーんぶ見えるではないか!!


~  ~  ~  ~


前日金曜日の夜にHarmonyとともに自宅を出発。
中央高速を駆けて、双葉SAに入ったのが11PM。車中泊。

朝起きたのが、6AM近く。
ヤバイ! 1時間遅れた。即ハンドルを握る。



▲ 小淵沢ICを降りて、7時前に観音平の駐車場に到着。

やっぱり。50台キャパとかの駐車場はもうすでに満車。
当たり前だよな。土曜日だものな。



▲ 戻って、きた路肩に下向きに皆さんと同じくクルマを並べる。

いつも、ゆうゆうの現地・前日泊を誇っていたボクが、こんなところに駐車するのは極めて屈辱的だがしょうがない。



▲ 坂道駐車だが大丈夫かな。道脇に大きな石塊が一つあったので前輪に挟んだ。

突然地震が有って、クルマが動きだしたらどうしよう・・
つまらん想像は止めよう。有りもしないことを考え付くのは、ボクの悪いクセだ(笑)。

その間にも、ボクの前方には後から来たクルマがどんどん並んで行く。


~・~・~・~

クルマの中で朝食をとって、体調を整えて、笹の茂る登山口に入ったのが8時頃だった。




▲ いきなり急登の登山口が多い中で、ここは急登ではなくてハイキングのような道を歩いて、少しずつ勾配が増していく感じで、気分的にずいぶん楽だ。




▲ 相変らず名も知らねど出会った花。後にも先にも花はコレだけだった。時期が終わったのだろう。植物学者じゃないから構わないのだが、ちと残念。それにピンボケだ。

(追記:読者の方からご連絡をいただきました。トリカブトのようです。おーコワ)




▲ 歩き始めて1時間弱で、雲海という石造ベンチのある広場に出た。

雲海が見えるところではなかったと思うが、空は出発時より更に明るくなってきた。
天気予報どおりだ♪♪。




▲ 雲海を過ぎると、勾配はそれほど急でない道幅の比較的広い登山道になってきた。

林間から光が入ってきて、すこぶる気持ちが軽やかで、嬉しくなる。


上を見上げれば、おお、空が青ーいぞ。




あお~い・・・




▲ あおーく、空が遥か・・

なんだか

 


▲ ああ、吸い込まれる・・・


ボクの、一瞬の青いマジカルミステリーツアー。



雲海から40分ほど歩くと、次の休憩地点の押手川に着いた。



▲ 水量の少ないちょろちょろ川が流れている(右)。

昔、登山者が水を求めて、苔の中に手を入れると、そこから清水が湧き出たという言い伝えから押手川という名がついたそうだ。



▲ 確かに、周りには苔が生えているところが多い。

ちなみに、苔を手で押してみた。
なにも出てこなかった。


押手川を過ぎると、さすがに急登になってきた。



▲ 岩の間を、四肢を駆使して登るところも出てくる。

立ち休みを入れながら登り続ける。


後ろを振り向くと、おお見えてきた!!

これはすごい!



PCでご覧の方は、下の横長サムネイル画面↓をクリックすると、パノラマ光景が広がります。1



スマホでご覧の方はこの下↓の縦長サムネイル画面をクリックしてください。2




▲ 中央に富士山が、右方には南アルプスが見えるうー。


なおも、登ると林間を抜けてハイマツ帯に入って、



▲ 一気に、後方の視界が開けた。

ワー、いいねー。




▲ 頂上へは、もうすぐだ!





▲ 編笠山2524mの頂上。11:10 AM。

出発から3時間。コースタイムどおりだ。


この頂上からは、驚きのパノラマ大展望が広がっていた!

先に目が行くのは、頂上の南側。
ボクの見たパノラマを一気にお見せしましょう。

PCの方は、下の横長サムネイルをクリックしてください。3


スマホでご覧の方は、下の縦長サムネイルをクリックです。4



じゃまくさい方は、次の分割 photo でも十分です(笑)。

南正面の左手から順に、



▲ 日本No1の富士山3776mと、No2の南アルプス・北岳3193mが並んだよ。

雲海に浮かぶのは、いかにも高山っぽくて魅力的だー。




▲ 真ん中には、乗鞍岳(らしい)。




▲ 右手の方は北アルプスの山並み。下に諏訪湖が見える。

あれが槍ケ岳、五竜、白馬、と横のオジサンが教えてくれた。
要は、日本の屋根、日本アルプスの全部が見えるのだ。


けれど、やはり群を抜いて美しいのはこれだな・・



▲ あなた、山ガールじゃなくて、

見ていただきたいのは、中央の雲の上に顔を出す日本の誇り、フジヤマですぞ。



頂上の南側を堪能したあとは、うしろを振り向いて北側をご覧あれ。


おおおうー、愛しのヤツだ。



PC の方は、下の横長サムネイルをクリックしてください。5



スマホの方は、下の縦長サムネイルをクリックしてください。6



めんどうな方は、下の大画面で。



▲ どうです。八ヶ岳の主峰・赤岳をはじめ、八ヶ岳の全部がこんな近くで並んで見れるとは!!

ズームはしていない。肉眼でこうだ。

その秘密は、つぎの連峰の位置関係を見てほしい。



そうです。編笠山は八ヶ岳連峰の一番南端にあるため、一方向で全部が見渡せるのだ。


けれど、やはり目を惹くのは中央の赤岳だなー。



▲ 赤岳2899m。

ほんとに、この山だけ赤茶けているのだ。
よくもあんなとこまで登ったものだ・・(自己満足)


昼飯は、もちろん愛しの八ツを眼前にして食べた。

きのうのローソン弁当だったけれど、これも美味しくて
ボク、シ・ア・ワ・セ のひとときだった。


先月の会津駒ケ岳の時のように下山時に左膝の腱が痛まないように、意図的に1時間ほど頂上でゆっくりしていた。

さあ、降りよう。

下りは、権現岳を眺めながらその麓の青年小屋経由で帰る。



▲ 手前右に権現岳。

岩の間の細い道を、急こう配に注意しながら下っていく。
真下に青年小屋が見える。




▲ 青年小屋とキャンプ場。

青年小屋という風変わりな名前は、もとは青少年修練合宿所として小淵沢町が建てたことに由来するらしい。





▲ 青年小屋に到着。

赤ちょうちんには、「遠い飲み屋」と書いてある。

たしかに。簡単には飲みに来れないな。




▲ 小屋内部の売店。

ここには、「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」の暖簾(のれん)が。

標語が好きな小屋のようだ。




▲ 小さな子供を背負ったお父さん、とお母さんが入ってきた。

この人たちは本当に山が好きなんだろうな。

小屋の背後は、先ほど降りてきた編笠山だ。
編笠を伏せた様な山容ではないか。山の名前の由来だ。




▲ 編笠山頂上からの下りは、ガイドブックに従って青年小屋経由としたため、帰路は往路と異なる(押手川まで)。
伏流川の押手川に沿って下るコースのため、写真↑の如くぬかるんでいるところが多くうっとおしい。
青年小屋に用がなければ、小屋には申し訳ないが、わざわざ迂回コースをとる必要はないように思った。





▲ 3時過ぎに無事下山、戻ってきた。7時間の山行となった。

膝もどこも痛くない。足の引きつりも無かった。
どうも、痛くなる分岐点の標高差は1000mか。(編笠山は標高差950m、会津駒は累積標高差で1156m)

もしくは、スポーツドリンク(引きつり防止)に切り替え、会社の階段10階をちんたら降りるのではなく、駆け足で降りるようにして下山衝撃に備えたからだろうか(笑)。

まあ、安全でめでたし。

何よりも天気が良くて、めでたしだ。
やはり青天を選ぶのが最重要と改めて思う。


~  ~  ~  ~


登山口駐車場より10分ほど下ったところにある道の駅へ向かった。



▲ 道の駅小淵沢

今晩はここの「延命の湯」温泉に入って、食事、車中泊の予定だ。


【続く】



秋晴れ

2015年09月11日 19時20分18秒 | 青い空の日は旅立(全般)
9月11日(金)


朝、通勤途上の道で見上げた田舎の空も、


<ボクの近所>


昼食時に、ビルの谷間に広がる都会の空も、


<お気に入り明大17F>  (ART処理しています)


長雨で久しく見ていなかった、すっきりした青空になった!!



しかも、明日は快晴の予想。


(被災された方には申し訳ない気がするが)


出かけなくては。


さあ Harmony、今から出発 だ。

decoのふるさと佐久

2015年09月07日 23時30分43秒 | 青い空の日は旅立(全般)
9月5日(土)

車中泊の静かな朝。
よく眠れた。

あいにく曇り空で、浅間山は雲で見えないが、予報ではこれから晴れるはずだ。
コンビニで朝食のパンを買って、佐久市の南端、臼田町へ向かう。



▲ 臼田町のはずれにある小高い山、稲荷山の公園へ到着。

この公園に、decoは小学生の時学校から写生で来たとか。
駐車場で朝食のあと、散策を開始。




▲ スカシユリが咲き乱れていた。

花びらの付け根あたりが細く、隙間が見えることから透かし百合というらしい。


公園正面の階段を登っていくと、
デーンとロケットが現れる。



▲ 北朝鮮テポドン顔負けの、このロケット状の建造物はコスモタワーという。

ボクも町を走っていると、このタワーは見えるから知ってはいた。
しかし、deco も実際に近づいてみたことはないという。




▲ タワーは完全に無人、無料の施設。

では上ってみよう。
ところで、キミはなんちゅうかっこうしてるの?



▲ 上る前に説明を読んでいこう。

高さは34.9m。展望室が1階と2階にあるようだ。
できたのは、1988年(昭和63年)だから、生まれる前からなーんてことはなくて、最近できたのだ。


2階の展望室から眺める。



▲ 正面は国道141号が横切って走る。

向こうに八ヶ岳が見えるはずだが、雲で・・

  


▲ その裏は、千曲川が流れる。

左端に、浅間山がみえるはずが、今日は・・


あれが阿多多羅山、
あの光るのが阿武隈川。

ここはあなたの生まれたふるさと、
この不思議な別箇の肉身を生んだ天地。 
(高村光太郎)


に真似てかっこよく詠じたかったが、八ヶ岳もアサマも見えないのではしょうがない。

しかし、キミの実家は見えたよ。


時計を見ると、10時近いので急いでタワーを駆け下りた。
さっきの説明版によると、10時にからくり時計が作動するのだ。




▲ 上部の三つの窓が開いて、人形が出てきて動き出した!




▲ 下の二つは、小さなエンゼルみたい。

上の一つは、天使みたいなのが動くのだ。

合わせて、更に下にある4体の星座彫刻(ケンタウルス座、ヘラクレス座・・)もくるくる回り出した。

そして、オルゴールみたいな音楽が流れる。

ただ、肝心の時計表示は間違っている。というか故障中で動いていない。
春先に落雷が落ちて停止したままだ、と散歩中のおばさんが言ってた。


~・~・~・~・~・

お義母さんのグループホームに行く途中、地元スーパーのツルヤに寄る。
このツルヤは小諸が発祥のスーパーだが、軽井沢にも軽井沢店がある。
おもしろいことに、軽井沢の別荘族がやたらとツルヤの商品を推奨するのだ。

ツルヤオリジナルのジャムやら、そしてこのTSURUYAオリジナルリンゴジュースも。
これを伝え聞いた親類から、今度行ったらリンゴジュースを買ってきてほしいと。



▲ 紅玉ジュースとふじジュースと混合ジュースの3種類があるようだ。

紅玉ではなくて、ふじと頼まれているので6本入り箱を二つ買ったよ。
一箱は、ミーハー度では人後に落ちない我が家のものだ。


~・~・~・~・~・

11時にグループホームで、deco の弟さんと合流。
お義母さんを、昨日に引き続きドライブにお連れすることに。

まず、お義父さんのお墓参りに。



▲ 一族だけのお墓が立ち並ぶところに。

山を背景に、前面には原っぱとたんぼが広がる。
すっきりした見通しのよいロケーションだ。
いいなあ、こういうところも・・




▲ お墓近くのあぜ道に咲く花。

名前は知らねど、この青い小さい雑草的花、昔からあって懐かしい気がした。

(追記:地場のNさんから連絡あり、ムラサキツユクサとか)


お義母さん、deco、弟さん、ボクの4人が、墓参りのあと来たのは、JR小海線の八千穂駅前。




▲ 八千穂駅

小海線は佐久と小淵沢を結び中央線につながる。
中途に、最高地点駅の野辺山、清里を通るあの単線だ。




▲ その駅舎に隣接するレストラン(近辺唯一の)、タカトンボに昼食に入る。

ボクは初めてだが、ご家族3人はお義父さんとも来たことがあるそうだ。(唯一だし)




▲ 各自、思い思いの注文をした。

ボクは、タコ入り冷たいパスタを。
あっさりしていておいしかった。


食事を終えて、帰るころに電車が入ってきた。



▲ ボクは鉄ちゃんじゃないが、緑色の列車が高原電車にふさわしい気がして、パチ、パチ撮ってしまった。


~・~・~・~・~

午後2時からが、特養ホーム、グループホーム合同の夏祭りの開始時刻。
ちょうど間に合って、私達4人は外出から戻ってきた。



▲ 同地区の中学校のブラスバンドの演奏。

あまちゃんを始め、朝ドラの主題曲を数曲演奏してくれた。




▲ 同じく小学校の合唱団による合唱。

東北震災の曲とか数曲歌ったあと、最後の曲はやはりこれ。

信濃の国」の合唱だ。長野県人は小さい時からこれを歌わせられる(いや、喜んで歌う)。
結婚式の時もこれの合唱だ(私の時も・笑)。

1.
信濃の国は十州じっしゅうに 境さかいつらぬる国にして
そびゆる山は いや高く  流るる川は いや遠し
松本 伊那 佐久 善光寺  四つの平たいらは肥沃ひよくの地
海こそなけれ 物さわに  万よろずたらわぬ事ぞなき


6番まであるが、ご紹介は1番だけでよかろう。

この地、佐久が4つの平野の一つで、肥沃の地として謳われているから。




▲ 地区の同好会のフラダンスも。




▲ 龍神太鼓の演奏も。




▲ いいねー。


入所されている方の多くは、一人歩行が困難でクルマ椅子に乗ったまま見て楽しむ形だった。

少しでも、興味をひく体験をしてほしい。
近隣に溶け込んだ施設でありたい。
という観点からの夏祭りのようであった。
この準備のためには、施設の介護士さんたちの労力も相当あっただろうと思うと、有難いものだ。

お義母さんはどれだけ楽しめたのかはわからないが、近くの席の入所者の方と話をしていたから、それだけでもいいのでは。私たちには、帰りたいを繰り返す。

私達が言えるのは、「またくるから」だけ。

またくるから。と言って4時過ぎにホームを後にした。


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▲ 今晩の居所。八峰の湯(やっほうのゆ)。


実家から40分ほどの標高1270mの八ヶ岳山麓にある。いつもはdecoが実家で、私一人が来る私一人の隠れ家的湯だったが、実家にだれもいなくなった今、彼女もいっしょに車中泊だ(笑)。




▲ お風呂の後は、いつものように食事処で夕食。

小海産そば粉100%の、せいろそば、月見とろろそば。岩魚唐揚げ、大根サラダ。

で満足、満足。ビールも少し入って、今日もよく寝れるだろう。



パフェとのひととき

2015年09月04日 20時32分59秒 | 青い空の日は旅立(全般)
9月4日(金)

ひさしぶりに晴れた。

そして、私は久しぶりにお義母さんを見舞いにdecoと信州佐久へ向かった。



▲ 下仁田から佐久へ抜ける国道、コスモス街道を通る。

まだ3分咲きぐらいだな。




▲ 昼ごろに到着。近辺の地元スーパーで昼食をイートイン。

通りには紅のライラックが続く。


(追記訂正;安曇野のKさんからライラックではなくて百日紅(サルスベリ)だと連絡をいただきました。それにライラックは春の花だそうで。おいdecoさん、言うとおり書いたら恥かいたやない )




▲ グループホーム施設に到着。

義父が3月に亡くなったあと、義母は実家にそのままdecoといたが、認知症で一人では生活は困難。
幸い同じ地区の施設に空きができて5月以降、ここに移った。
decoは都度訪問しているが、私は初めて。



▲ 一人部屋で寝起きされている。

幸い、私の顔を見るなり「○○ちゃん、よくきてくれました」と、覚えていてくれた。
深く習慣化されていることの認識には問題ないようだが。

どこかへ出かけようか、と私達が尋ねると、即行きたいと。
全く施設の外には出れない毎日(それは安全上しょうがないのだが)をこぼしていた。

じゃあ、行きましょう。




▲ 廊下のポスター。

明日は、この施設の夏祭りなのだ。
身内の方は、来てくださいとの呼びかけがあり、私達は明日再度訪問する。




▲ 施設の前は、たんぼ。

いつものように黄色になって稲刈りを待っている。




▲ ちょっと離れた郊外の、郊外のといってもここはみんな郊外だが。つまり田舎。

それでも全国チェーン店のカフェレストランに入った。




▲ 三人が、ともに頼んだのは「渋皮栗と茶わらび餅のサンデー」

栗、わらび餅、バナナ、コーフレークetc いろいろ入っていたよ。

decoはいろいろと訴える義母の話を、あいづちを打ちながら聞いていた。

予定の外出時間2時間はまたたくまに過ぎて、義母はもどることになった。

「明日、また来るからね。」


今は誰も住んでいない実家に行く。



▲ むくげの咲く実家。

亡くなった義父が「ヨタ」とよんでいた、むくげの花が庭のあっちこっちに咲いていた。




▲ 産廃業者がとりにくるので、廃品の仕分け整理をひとしきりやる。


さあ、終わった。

近くの日帰り温泉施設に行く。



▲ 駐車場からみる浅間山と佐久平。




▲ この温泉施設は、もともと厚生年金基金で建てたもの。

何度か、ご両親と一緒に入りにきたなあ。




▲ お風呂からは、さきほどの浅間山の方の風景が見える。

気持ちのいい温泉。

ここで食事をとって、さあまたあした。


ときたまの青空

2015年09月03日 20時27分00秒 | 日々の思い
9月3日(木)

極暑の日々が途絶えたと思ったら、今度は雨と曇り空の鬱陶しい日が何日も続いている。
しかしそんな中でも、ときたま青い空がぱっとのぞくことがある。





ああ、やっぱり青い空はきれいだ、晴れやかだ、ほんとにいいなあ・・・
と、しみじみ見上げる。
青空がなつかしい。

青い空に今一度感謝させるために、天は雨曇の日を続けさせているのでは、とすら思えてくる。