7月22日(金)
大間(おおま)の朝。
▲ ご存じ、まぐろ一本釣りの大間だ。
潮風に吹かれて、すがすがしい朝。
力がみなぎる。
▲ 青森県下北半島、本州最北端の町でもある。
~ ~ ~ ~
deco が同じ下北にある恐山(おそれざん)に行きたいという。
複数の知人が行ってよかった、と言うので自分も行きたいと。
動機は極めて単純だが、何を好き好んで、あんなとこ行くかなあ。
しかし、反対することもできないし、初めての彼女の言い出した希望地だしなあ。
行くか。
と、吸い寄せられるように細い林道を1時間近くたどって、恐山へ上がっていった。
出迎えたのが、
▲ 三途の川とそこに掛かる赤い橋。
そんなの渡りたくないなあ。
▲ トントンと渡っていく。
▲ しかし、三途の川って、水が透き通って綺麗だ。
綺麗だなあ・・いかん、いかん、吸い寄せられては。
しかし三途の川を行ったり来たりで3回も渡ってしまった。
いつか渡るのだろうから、練習をしておかなくては。
▲ 霊場に来た。
無料ではない。
大人1人500円だよ。
〇〇の沙汰も金次第とも言われるし、当然か。
無間地獄、血の池地獄をさまよい歩いたあと、
▲ 賽の河原で石を積む。
山を歩いていると、各地に賽の河原と名付けられてところはある。
しかしここが一番の本家。
供養のための石積みにも思いを込めて。
すると、視界が一気に開けて、こんな不思議なところへ出た
▲ 白い砂浜、青い水面、黒い山影・・・
ボクの前にいたdeco は、知らぬまに吸い寄せられるように、歩き出した・・
▲ てくてくと、どんどん歩いていく・・
お、お、おーーい。
先の水辺に誰かいて、招いているようだ。
お~~いい。
待てよお~~っ。
▲ だんだん小さくなっていって・・
▲ とたん、あたりが色を失って・・
な、なんだあ
これわあ!
▲ すると、一気に視界が戻ったと思ったら!
ゆがんでくう~
これわあ~
ふっと,白日夢から目を覚ましたとき、
▲ deco は、いなくなっていた。
水子供養の風車だけが、クルクルと廻っている。
(もう次のスポットへ行っていたのだ・笑)
▲ 極楽浜でした。
まだ、クラクラする目をこすりながら、
表のほう、入口近くに出ると、
▲ 大勢の僧侶と信者の行列が・・・
今日は、7月の大祭典の日(7月20日~24日)だった。
▲ 入口付近には、イタコの口寄せが行われている。
あの世とこの世を結ぶシャーマンだ。
数はどんどん減ってきているという。
今日従事しているのは3人だけ。
出口で売っていた「合掌霊場アイス」を見て、
▲ 「ヨモギアイスだって、珍しいわね。食べたい。」
と屈託なく言うので、ヨモギアイスを買う。
少し苦みのあるアイスを陽の下でなめながら、思った。
生命が躍動するのが夏と一般に言われる。
しかしもう夏を手放しでは賛歌できない。
生の裏に死があることを十分知った歳だ。
むしろ、恐山のように死と生が隣り合わせで、せめぎ合っている状況がボクの夏じゃないかと。
だとしたら・・
~ ~ ~ ~
またあの暑い夏が始まった。
大間(おおま)の朝。
▲ ご存じ、まぐろ一本釣りの大間だ。
潮風に吹かれて、すがすがしい朝。
力がみなぎる。
▲ 青森県下北半島、本州最北端の町でもある。
~ ~ ~ ~
deco が同じ下北にある恐山(おそれざん)に行きたいという。
複数の知人が行ってよかった、と言うので自分も行きたいと。
動機は極めて単純だが、何を好き好んで、あんなとこ行くかなあ。
しかし、反対することもできないし、初めての彼女の言い出した希望地だしなあ。
行くか。
と、吸い寄せられるように細い林道を1時間近くたどって、恐山へ上がっていった。
出迎えたのが、
▲ 三途の川とそこに掛かる赤い橋。
そんなの渡りたくないなあ。
▲ トントンと渡っていく。
▲ しかし、三途の川って、水が透き通って綺麗だ。
綺麗だなあ・・いかん、いかん、吸い寄せられては。
しかし三途の川を行ったり来たりで3回も渡ってしまった。
いつか渡るのだろうから、練習をしておかなくては。
▲ 霊場に来た。
無料ではない。
大人1人500円だよ。
〇〇の沙汰も金次第とも言われるし、当然か。
無間地獄、血の池地獄をさまよい歩いたあと、
▲ 賽の河原で石を積む。
山を歩いていると、各地に賽の河原と名付けられてところはある。
しかしここが一番の本家。
供養のための石積みにも思いを込めて。
すると、視界が一気に開けて、こんな不思議なところへ出た
▲ 白い砂浜、青い水面、黒い山影・・・
ボクの前にいたdeco は、知らぬまに吸い寄せられるように、歩き出した・・
▲ てくてくと、どんどん歩いていく・・
お、お、おーーい。
先の水辺に誰かいて、招いているようだ。
お~~いい。
待てよお~~っ。
▲ だんだん小さくなっていって・・
▲ とたん、あたりが色を失って・・
な、なんだあ
これわあ!
▲ すると、一気に視界が戻ったと思ったら!
ゆがんでくう~
これわあ~
ふっと,白日夢から目を覚ましたとき、
▲ deco は、いなくなっていた。
水子供養の風車だけが、クルクルと廻っている。
(もう次のスポットへ行っていたのだ・笑)
▲ 極楽浜でした。
まだ、クラクラする目をこすりながら、
表のほう、入口近くに出ると、
▲ 大勢の僧侶と信者の行列が・・・
今日は、7月の大祭典の日(7月20日~24日)だった。
▲ 入口付近には、イタコの口寄せが行われている。
あの世とこの世を結ぶシャーマンだ。
数はどんどん減ってきているという。
今日従事しているのは3人だけ。
出口で売っていた「合掌霊場アイス」を見て、
▲ 「ヨモギアイスだって、珍しいわね。食べたい。」
と屈託なく言うので、ヨモギアイスを買う。
少し苦みのあるアイスを陽の下でなめながら、思った。
生命が躍動するのが夏と一般に言われる。
しかしもう夏を手放しでは賛歌できない。
生の裏に死があることを十分知った歳だ。
むしろ、恐山のように死と生が隣り合わせで、せめぎ合っている状況がボクの夏じゃないかと。
だとしたら・・
~ ~ ~ ~
またあの暑い夏が始まった。