青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

モバイルの秘密兵器

2012年10月26日 16時33分52秒 | Harmony のこと
10月26日(金)

ミニPCのドコモFOMA2年契約期限が到来しました。モバイルミニPCがあったからこそ、
Harmonyとの旅先でも、即日ブログアップが可能になっていました。




今日の契約更新で、Wi-Fiルーター(上右の写真)を使うことにしました。これさえあれば、複数
のPCが車の中でも、無線対応で使用できるというものです。ミニPCだけでなく、自宅使用の
15インチPCも使えることになりました。

さっそく駐車場で、本体PCとミニPCを作動させてみました(上左の写真)。問題なし。

これでブログアップの作業が、旅先でも大きいPCで楽になる。それに、必要情報が本体PCに
入っているので、旅行中でも来年は確定申告作業ができるよ(笑)。つまり、雑務もこなせま
す。

ますます、理想とする移動別荘に近づいてきました。あとは、退職するだけ(笑)。

(これ、ちょっとまだ無理ですが・涙)



大きいPCで、この記事ラクラク駐車場発信だ♪




北海道雑記

2012年10月20日 12時00分00秒 | 日々の思い
10月20日(土)

北海道の旅の道中には書けなかったこと、しかし北海道らしいと思ったことをいくつか
書こうと思う。

【自動車の速度】



都市の中とか、近郊は別ですが、そこを離れるとまず信号が見当たらなくなる。そして道も
見通しのよい一本道の様相を帯びてくる。

前後に車が見えるような道路では、皆さん平均70kmで走っているようだ。前後に車が見当たらな
くなる状況では80kmで走っている感じかな。追い抜いていく車はさらに10~20kmプラスアルファ
で走行している。

嬉しいことは、ナビの示す時間より、実際はずっと早く目的地へ着けること。
私のナビは非高速道は、時速30kmで設定して予定時間を計算させている。本州ではこの設定でも
予定時間内には着けないものだ。

しかし、道内では到達平均時速は60km以上だ。その結果、当初ナビが示す到着予定時刻の半分
以下で目的地に着いてしまい、なんか非常に得をした気持ちに。北海道の道、大好きだ(笑)。


シェルター

北海道の道を走っていると、「前方にシェルター設置」、とかの表示が出てくることがある。
シェルター? 浅間山で見たあのシェルター? 火山爆発でもあるのかよ(笑)? 



シェルターとは、吹雪対策のスノーシェルター。吹雪対策で雪が積もりやすい個所に設置する
ほか、その地域全体が吹雪いて、車が孤立、最悪凍死等の事態を防ぐための緊急避難場所、
という目的もあるようだ。

後者の場合は、平地でも設置されていた。シェルターの中にはパーキングスペースがあって、
緊急時は駐車可の表示もある。極寒地、北海道だなあと思った。


家の形

北海道の家の屋根の形がユニーク。屋根は二方向に均等に傾斜する切妻か、四方向傾斜の
寄棟が本州では見慣れている。豪雪地帯なら雪が落ちやすくするため、切妻屋根。しかも傾斜
をきつめに、というのが私の持っている知識だった。



北海道は切妻屋根もあるけれど、上記写真のような、屋根が家前面で折れ曲がって、家後部
にかけて緩やかなスロープ状のものを多く見かけた。なんでだろう?

屋根の雪をどこに落とすかを考慮した結果ではないか、というのが私の推測。雪を前の道路
に落とすわけにはいかない。北海道は土地に余裕があるから、家の裏の空き地もスペースが
あろう。したがって雪は全部、裏庭に落ちるような屋根のこう配にしたとか。??


【コンビニ】

北海道でコンビニといったら、ほとんどこの店だった。



オレンジ色 Seicomart ロゴのコンビニです。セイコーマート。成功をもじって
名づけたようだ。

北海道を地盤とするコンビニで、道内に1000店舗ある。地場の酒版関係者の集まりから
派生したコンビニだけに、私が入ったセイコーマートはアルコールコーナには、酒類がズラリ
と並んでいた。あとは大手チェーンのコンビニと大差はないけどね。


【モダ石油】

走っていると、表示価格が激安のガソリンスタンドに、出くわす。



近辺のガソリンスタンドより10円ぐらい安い!! スタンドも安さを看板で大きくアピール
している。モダ石油。北海道の地場スタンドだ。

価格破壊もいいところで、競合他社スタンドはたまったもんじゃあないだろう。だからだろう
過去に灯油を混入しているとかの事件があったとかないとか、ネットの評判は残っている。

私も入れてみたが、普通に問題なく走っている(笑)。モダ石油「ため得カード」、という
プリカを100円で購入すると、一番安い価格になるようだ。北海道に長期滞在するなら、この
カードを持っていたらお得。いつか、その時になったら即ゲットだ。


【大空】



そして、この広い大空と、草原・・・。 また、行きたい♪




北の大地・さようなら

2012年10月14日 18時20分00秒 | 青い空の日は旅立(全般)
10月14日(日)

道の駅・あさひかわを9時過ぎに出発。

今日は、紅葉北海道の旅9日間の最終日です。小樽出港は午後7時半。

途中いくつかの道の駅に寄った以外は、170kmの地道を小樽まで走り続けました。

小樽に、午後2時過ぎに無事到着。

小樽の波止場近くの公園に駐車して、市内散策へ出かけます。

 小樽運河

小樽は前回も来たのでこれで2度目です。港特有の旅愁をさそうような雰囲気があります。

小樽運河へは今年は例年にも増して鮭が数百匹遡上しました。しかし、その一部は運河に流れ
込む用水を遡上してしまいました。



▲ 水量も少なく遡上しきれず、力尽きた大量の鮭の死骸が川底に。ここで産卵できたと
しても川底はコンクリー^トなので定着させられず卵は流れていってしまうのだとか。
隣のおばさんが説明してくれました。それでも、何十匹の鮭が、まだ右往左往して遡上を
試みています。川を上る走行性は本能ですから、もう逆戻りできないのです。

こういう種の保存というプログラミングは、だれが何のためにあるのかなあ?
むずかしいですね。



ほっけの自宅宅配手続きも済ませました。

さあ、次は私の食事。

海産物屋で、注文した魚介類をその場で、焼いてくれる処がありました。



私は、イカ350円とカニ800円を買って焼いてもらいました。

 イカ焼き

しかし、焼きイカは家でも食べるので、ホタテにすれば良かったとすぐ悔やみました。
どこへ行っても好きなものを安易に求めてしまいます。

 カニ焼き

カニの身には、潮の香りが残っていて、これおいちいねー。
生ビールも売っていましたが、おくるまの方は飲めません。



少しぶらついたあと、コンビニで船の中で夜食べる幕の内弁当を買いました。
徐々に、いつもの堅実な食事に慣らしていかねばなりません(笑)。

余裕をもって5時に、港公園からカーフェリー乗り場へ移動。



▲ これに乗って、明日午後3時半に新潟港へ到着です。


よくまわったね、Harmony。
道内での9日間総走行距離数は、約2100km。1日平均で約230kmになりました。

今回は、どちらかといえば、道内の中でもあまり人の行かない辺境の旅。
これは一人MY旅だからできた。
そして、あらためて北海道が好きになりました。

冬は厳しくても、このゆったりした広さ、自然の豊かさの中で住めるのはすばらしい。

歳をとれば、温暖なところでぬっくりと・・・ それは分かる。
しかし、寒さの中で死に絶えるのもいいではないか・・ とまたわけのわからないこと
も考えるのです。


来年も、夏に来ようかな。


                                     

*******

追記 赤印が車中泊地

                                 


十勝平野から十勝岳へ

2012年10月13日 21時58分09秒 | 同上 (山歩き)
10月13日(土)

あの空を見に帰りたい かなった夢の話聞かせたい
おとなになって少しは 外の世界見た気になっても
いつもあの大きさに 打ちのめされる

♪TO・KA・CHI ♪TO・KA・CHI

おとなになった今でも 世界でいちばんきれいなのは
大雪(たいせつ)に沈む夕陽 凍える夜の星空

♪TO・KA・CHI ♪TO・KA・CHI

朝もやが晴れたら 冷たく澄んでいる空気胸いっぱいに吸いに
そうだ帰ろう 帰ろう


吉田美和 作詞作曲「Almost Home」
(クリック)

***********


朝起きると陽が差している。もう7時だ。あわてて準備。8時前に帯広の道の駅を出発。

そうです。今日のメインは十勝岳の紅葉です。

道東自動車道を使おうかとも思ったけど、やはり十勝平野の地道を走りたい。



真っ直ぐな道が今日も続く。私にとってのミルクロード。


然別湖の道路標示がしきりに出てくるようになる。
平野は晴れています。しかし右側の十勝・大雪の山々には厚い雲が・・・

でも、鹿追町で進路を北、然別湖へとってしまいました。
(往復で1時間だけだから・・と)

途中に扇ヶ原展望台へ。



▲ 扇のように広がる十勝平野が一望できます。

  ♪TO・KA・CHI ♪TO・KA・CHI



然別湖に到着。



▲ 大雪山国立公園で唯一の天然湖。海抜803mという高い位置にあり、深い青色の水を
たたえています。 私はこういう小さい湖のほうが好きですね。ここも、ひとけは少ない。

然別湖から十勝平野にいったん戻り、進路は北西へ。富良野方面を目指します。

高度を上げていき、狩勝峠644mへ到達します。







まもなく南富良野町に入ります。道の駅・南ふらのをのぞいてみましょう。

 道の駅・南ふらの

6年前も来たはずです。あの時は、ラベンダー畑がありましたが。

中に入って、レストランにふらふらと。本当は、富良野で野菜カレーの店に行く予定
だったのですが、勝手に変更してオーダーしていました(笑)。



▲ 「道産牛と地場野菜のペッパー丼」950円。
ピーマン、ナス、ジャガイモ、カリフラワー、アスパラ、カボチャ、レッドペパーの野菜
が入っていました。富良野は、やはり野菜ですよねー。

牛には黒胡椒がかかっています。ここの牛は柔らかめ。また、欠食児童みたいに口いっぱい
ほうばって食べました。

もう、お気づきのように、私はどんぶりものが好きですねー(苦笑)。口の中で、ごはん
と他の食材が、同時に詰め込まれるのが、もう食感的な好みです。



上富良野町から右折し東側方面へ、十勝岳目指してへどんどん高度を上げていきました。
高度が上がるにつれて、残念ながら雨雲の中へ入っていきます。幸い雨は霧状です。



▲ 十勝岳温泉の駐車場です。ここが一番、十勝岳2077mに近いポイントで、登山道の
入り口でもあります。

午後1時20分ごろに十勝岳温泉に到着して、2時ごろまで天候をみていました。



▲ ここでは、せいぜいここまでしか見えません。この背後に十勝岳があるのですが、
何もみえないですね。


もうひとつのポイント、十勝岳望岳台へ移動しましょう。

十勝岳温泉から十勝岳望岳台へは、せいぜい10分ほどの移動距離ですが、途上の景色が
きれいでした。



思わず、クルマを停めて見やりました。下部の富良野方向は晴れているのです。









▲ 左から右まで幅の広い金繡の錦絵ですから、私のコマ切れデジカメ写真ではお伝えするのが
無理ですね。
ここが、一番壮大で美しかったのですが・・



十勝岳望岳台に午後2時半頃に到着。
ガイドブックには、
「十勝岳の中腹にある展望台。眼前には壮大な十勝岳がそびえ、眼下には緑豊かな美瑛と
富良野の町並みが広がる。」
と書いてあります。

4時過ぎまで、2時間近くここで晴れ間を待ちましたよ。

【眼前】



▲ この雲の上に十勝岳があるのですが、まったく形が見えません(涙)。


十勝岳正面



十勝岳左裾野


どうしても、十勝岳はその全容を現してくれませんでした。
全部がいっぺんに目に入れば、どんなに壮大でしょうか。


【眼下】

 

美瑛のどこかのファームが見えます。(もうあまり関心がない)


ま、2時間も待ったのだからしょうがない。
また、来いよ ということなのでしょう。

  ♪TO・KA・CHI ♪TO・KA・CHI



麓へおります。だいぶ薄暗くなってきましたが、最後のビュースポットへ。



小さな池です。どこか違いますねー。


 青い池

そうです。水の色が、やたらと「青い」のです。
空の青さが映って青いだけではありません。

青い池」の水が青い理由は・・わかりません。アルミニウムを含んだ水がコロイド状になり
反射して・・・とかの説明はありますが。

しかし、不思議な「青い池」です。



さあ、もう暗くなってしまった。

今晩は、旭川の道の駅に、北海道最後の車中泊です。

夕食は? 旭川といえば、こってりスープ旭川ラーメンです。

 旭川ラーメン村

ということで、ラーメン村へクルマを走らせました。
8店舗の中で、一番お客さんが多かった「山頭火」という店に入りました。
また「あなたへ」の「山頭火」かよー。



▲ で、注文したのが塩ラーメン。ここの看板メニューのようだったから。
最近はほとんどラーメンは食べませんが、以前よく食べていた博多ラーメンに比べると
あれほどこってりしておらず、ちょうどイイ感じかも。



きょうも、おつかれさん(PCバッテリーが切れそうなので)

明日は最終日。 Almost Home





阿寒湖・オンネトー・帯広

2012年10月12日 17時31分09秒 | 青い空の日は旅立(全般)
10月12日(金)

朝8時40分に、小雨模様の中、道の駅・摩周温泉を出発。

まず近くの900草原へ走ります。阿寒や知床の山々が見渡せるということですが、
雨で曇って見えませんでした。

阿寒湖を目指します。到着したときには一応、雨が上がっていました。



人出は少ないですね。
阿寒湖自体はすばらしいですが、観光地化されていて、あまり関心がわかない。
写真だけ数枚撮ってすぐ出発です。


足寄(あしょろ)へ向かう241号の途上、それて奥へ入っていくとオンネトーという
神秘的な、周囲4km余りの小さい湖があります。

これはみたいと、細い林道を走ります。20分ほどで到着。



向こうの山は、左が雌阿寒岳1499m、右が阿寒富士1476mです。

天候、見る角度などによって湖面の色が変わり、別名「五色沼」とも呼ばれるそうです。



▲ 今日は、エメラルド色ですね。紅葉は、ここもまだまだですね。

駐車スペースは殆ど無いですから、夏のシーズンだと混雑して、立ち往生するでしょうね。


足寄の道の駅に寄りました。足寄は松山千春の生まれた地ですから、駅内にも千春コーナー
がありました。
野菜も摂らねばと、物産店でトマト4個入りの袋を買いました。

農地だけが広がる足寄をあとに南下、帯広へ行きました。帯広は見るところは多いのですが、
今回の目的はひとつ。豚丼(ぶたどん)を食べる。

JR帯広駅裏の駐車場に停めます。
お目当ての「元祖豚丼のぱんちょう」は駅から歩いてすぐのところにありました。

 ぱんちょう

有名店ですが、2時過ぎでピークは過ぎたのでしょう。すぐ注文ができました。

華・松・竹・梅の4種類。梅が850円、華になると1250円です。豚肉の量が違うだけです。
もちろん、私は特盛り「華」ですよ。



どんぶりに溢れんばかりに豚肉が乗っています。炭火焼で、ところどころ黒くこげたところが、
香ばしい味をかもし出します。余分な脂は落ちているのでパリパリ感があります。
口いっぱいほおばって、息もつかずに食べました。


今日は、帯広北部の道の駅・おとふけで、車中泊です。
その前に近くのホテルで日帰り湯。お湯を出たときは、雷雨に。



あと、北海道で残すは2日間。明日はいずこに? 

ぜひ晴れて欲しい所 ト・カ・チ です。



羅臼から摩周湖へ

2012年10月11日 19時08分33秒 | 青い空の日は旅立(全般)
10月11日(木)

朝6時起床。晴れています。じゃあ早めに行動しよう。

今日はまず、このウトロの地から知床横断道路を通って羅臼(らうす)へ行きます。

知床峠に到着。



▲ 標高738m。知床横断道路の最高地点です。羅臼岳が目の前ですが、頂上付近は雲が
かぶっています。気温6度、風も強いです。



▲ 知床峠からは、国後島も良く見えます。それもそのはず、地図上では知床半島と国後島は
非常に隣接しています。



▲ 国後島の島影が今日も、海の向こうに広がっています。

知床半島の東側の羅臼の町へ下りてきました。ここから、知床半島の海岸線に沿って、知床公園羅臼線87を更に北へ半島の先端へ進んでみます。

特段、何か有るというわけでもないのですが、先端を確かめたいだけです。

それでも、先端の地には二つの海に面した海中露天風呂があります。



▲ セセキ温泉。この掘っ立て小屋(脱衣場)の前に、温泉があります。



▲ 波打ち際に岩で囲まれた処が、海中露天風呂です。下からぶくぶくと温泉が湧き出て
います。今は海水水位が上がってきていて、海水の流入で温度は低め。

今年は、9月15日で終了していました。

更に、先端に進んだところには相泊温泉(あいどまり)がありました。



▲ ここも9月30日で終了していました。シーズンの時には、この長方形の浴槽のうえに
建物が建てられるようです。ここは海水の流入がないので、お湯は熱いくらいでした。

このあたり一帯は、昆布浜と呼ばれています。地元漁師さんが昆布漁で冷えた体を温めるため
に造ったものです。

まだ、オープンしていれば私も入ってみるつもりで、いたのに・・。


クルマが、これ以上は行けないという地点まで来ました。



ここからは、山の中を歩いていくことになります。



▲ 行き止まりは、相泊(あいどまり)という地名でした。

じゃあ、戻るか。


羅臼に10時過ぎに再度戻りました。

道の駅・らうすに併設されている羅臼食堂へ入ります。ここで、何か食べようと朝食を抜いて
いるので、もう腹ペコです。1Fと2Fありますが、見晴らしのいい、2Fに上がりました。

お客さんは、だれもおらず。まあね、シーズンはずれの平日の朝だからね。ヒマ人だけだ。

色んなサカナ料理がありましたが、シーズンの鮭にしました。



▲ なまら鮭丼1700円。羅臼産の鮭節をご飯にまぶし、焼き・刺身・いくらと鮭三昧のどんぶり
です。「なまら」ってなんですか、と店員さんに聞いてみると、「ほんとに、とても」という
意味だということでした。「今日はなまら寒い」と使うと。

ま、鮭尽くし丼というような意味でしょう。ミソ汁にも鮭のあらが入っていました。

シャケは好きな魚ですから。かつお節ならぬ、鮭節がユニークですね。ご飯にまぜて、味が
濃い目で美味しかった。




▲ テーブル横の窓からは、羅臼の海が見えて、食事後もぼんやり眺めていましたよ。



隣にはもうひとつ、羅臼漁業協同組合の直営店もあって、そこでお土産を少し買いました。

羅臼昆布。これ当然ですね。それに先ほどの鮭節のパック。会社用の羅臼昆布せんべい。
どういう味か知りませんが。



ところで、森繁久弥・作詞作曲の「知床旅情」はここ羅臼(らうす)を歌った歌です。

知床(しれとこ)の岬に はまなすの咲くころ
思い出しておくれ 俺たちのことを
飲んで騒いで 丘にのぼれば
遥(はる)か国後(くなしり)に 白夜(びゃくや)は明ける


よし、じゃあ Soraも丘にのぼろう、ということで、羅臼国後展望塔へ行きました。




▲ すぐ向こうに国後島が見える海から、漁船が数隻羅臼港へ戻ってくるところでした。


別れの日は来た ラウスの村にも
君は出て行く 峠を越えて
忘れちゃいやだよ 気まぐれカラスさん
私を泣かすな 白いかもめを


ラウスの村(町)も見えました。




さあ、私も羅臼を出発しよう。

ミルクロードと呼ばれる国道272号を走ります。真っ直ぐな道が特徴です。
道内有数の酪農地帯を走る道です。



▲ なかでも、中標津町の開陽台近くの北19号道路は、二輪ライダーに人気があるようです。

開陽台へ到着しました。




▲ 開陽台は中標津町(なかしべつ)町営開陽台牧場の高台に位置する展望台。根釧原野
を360度見渡せます。



▲ こんな風景が周りを取り巻いて、地球は丸いと実感できるスポットでした。
(手前はHarmonyを停めた駐車場)


摩周湖へ向かいます。

途中、養老牛(ようろううし)地区を通るとき見える「牛」マーク。




さあ、摩周湖へ着きました。



▲ 摩周湖は陥没湖ですから、周囲の高台から覗き込むことしかできません。通常は
第一、第三展望台から覗くでしょう。今回は裏摩周湖展望台から。ここは、メインの
周遊道路から外れているからあまり人がきません。



展望台に登ってみます。摩周湖が見えるでしょうか?



見えました。曇り空ですが、雲が比較的高かった ので見えるような気がしてましたが。
しかし、紅葉はダメですね。


さあ、今日のねぐらへ急ぎましょう。



▲ 道の駅・摩周温泉で今日は車中泊です。

ではまたあした。



知床五湖の紅葉は

2012年10月10日 19時38分38秒 | 青い空の日は旅立(全般)
10月10日(水)

朝7時起床。
夜、ブログアップに時間がかかって、そのぶん朝起きるのが遅くなります。

今日の予定は、知床五湖の手前の町、ウトロまで行けばよい予定でした。
しかし天気は、明日から雨模様になります。じゃあ、なんとか今日は、五湖まで行こうと
ばたばたと道の駅チューリップの湯を出発しました。

サロマ湖、能取湖を過ぎて網走に。道の駅網走に入りました。

 道の駅網走

時間も11時を過ぎましたので、併設のレストランをのぞくと、手ごろなメニューが
あったので食べることに。

 かに飯

▲ かに飯。500円。かにフレークがまぶしてあります。ぺろっと。うまいねー。



▲ この道の駅は海に面していて、船がまじかに見えます。


網走は初めてではありません。網走刑務所にも二度ほど入ってみたことがあります(笑)。
なんとなく旅情を感じて、もう少しゆっくりしていたいと思う。

しかし、私は知床まで、今日行かねばならない。



午後1時頃に知床の山へ入りました。

 羅臼岳

▲ 羅臼岳(らうすだけ)が目の前に見えてきました。今日は天気がよくて、知床の山並みも
よく見える。


1時半ごろに知床五湖駐車場へ到着。



五湖全部を周る前に、フイールドハウスで5分間のレクチャーを受けなくてはなりません。



主にクマに出会わないための注意事項ですね。
8月はクマが出没して、月を通して入場禁止だったとか。今月も4割の日が不可。
今日は全湖歩行周遊がOKで、ラッキー。



▲ ここからスタートです。

 知床五湖

全部周るのに1時間半ほどかかります。声を出したり、手をたたいたりしながら周ります。
ガイドさんはいません。全て自己責任です。



木道の上のみを歩くことになっています。

 五湖

 三湖

 一湖

 鹿がいました。

知床五湖の紅葉の通常の見頃は、10月上旬~中旬ですが、やはり遅れていますね。やっと色づき始めたところでしょうか。残念。

私は学生時代に、10月の今頃、試験休みで北海道を初めて2週間ほど周遊しました。一番印象的だったのは、知床五湖の湖面をあざやかに映す紅葉でした・・・。残念ですねー。


五湖周遊を終えて、ウトロの道の駅に戻りました。
ウトロへは、6年前 decoと北海道へ来た時立ち寄りました。そのときの思い出は、木製掛時計を買ったことと、この岩に登ろうとしたこと。



▲ 海岸にオロンコ岩という、大きな岩山があって階段で頂上まで登ることができるのです。



▲ あの時、私は登り始めたのですが、中途から怖くなってへっぴりごしのまま、下りてきたのです。deco はそんな私を尻目に登りましたが。
今回は、階段に手摺がついていました。6年前は有りませんでした。

けれど、やっぱり中途で気持ちが萎えて下りてきてしまいました。「なにも怖いことをする必要はない」と弁解しながら。もう、意気地のないSoraです。


道の駅の観光案内所で、日帰り湯のある場所と、食事処を教えてもらいます。

日帰り湯は、ウトロの高台にある「夕陽台の湯」です。

 夕陽台の湯

入浴客は他に一人いただけでしたが、透明ヌルヌル湯でいい湯でした。

お湯のあとは、教えてもらったとおりこの店へ。

 潮風

潮風。ぐるなびによれば、地元の人がよくくる居酒屋、となっていましたが、ちょっとそんな感じではなかったかな。ちゃんとした食事処。ラーメンの類から刺身料理までメニューが広い。ご主人が次から次へと作っていましたね。

私が注文したのはこれ。



ほっけ定食1200円。ほっけの皮がぱりぱりに焼けていて、香ばしいですねー。皮も全部食べてしまいました(背骨は残しましたが)。
今夜もよかったー。

さあ、今夜も道の駅・うとろ・シリエトクで車中泊です。

おつかれさま。



最果ての地へ2

2012年10月09日 22時28分46秒 | 青い空の日は旅立(全般)
10月9日(火)

朝の9時からこんなのを食べてて、いいのかなあ。

 
うに、いくら、かに、ほたて 三色丼


(decoには) 黙っていよう(笑)


【続きはあとで】


*********


朝7時起床。きょうもいい天気です。
日本の Land's End めぐりをつづけましょう。



▲ 朝、稚内市内で先ず行ったスポットがここ。1931年に造られたドーム型の防波堤。この先にある湾に停泊する旧樺太就航船を大波から守る目的だったとか。




▲ 470mもあるよ。長く巨大ですねー。最果ての地を災害から守るという国策執念を感じる。現在のは1981年に大改修されています。

次に行ったのは、稚内の後ろの小山にある稚内公園です。ここには最果てモニュメントがいくつかあるのですが、一番紹介されるのはこれ。



高さ8mの氷雪の門。女性像の肩越しに樺太サハリンを望むことができるのがミソ。
今日は、晴れているので島影が見えました。


時計を見ると、朝9時を過ぎています。「じゃあ、あの店は開店になったな・・」とつぶやきながら、10分弱で稚内市内から行ける昨日のノシャップ岬へ向かいました。

お目当てはこの店、樺太食堂です。簡素な(笑い)造りの店ですねー。



実は、昨日もこの店にきたのですが午後4時過ぎでしたから、当然「本日閉店」になっていました。無敵のうに丼がキャッチフレーズで、ライダーに人気とかの店です。

今日は、まだ朝の9時半だから食材無くならずやってましたよ。



先客が二人ほどいました。この野球帽を被ったおじさんが主人。どこから、ときかれて埼玉と答えます。「ああ埼玉なら私は以前、浦和に住んでいて名前は大宮です。」漫才みたいな受け答え。
「この前、行田と熊谷からもお客さん来られました。」と店内にベタベタ張ってある来店者の感想色紙を指差します。




まあ、左右横壁、天井にも所狭しと、檄文みたいな感想文が張ってあるのです。



主人もお客さんも熱意溢れる店です(笑)。メニューも出されました。



左の人気No1「うにだけうに丼」に本当はしたかったのですが、お値段4410円は、ちと手がでない。
ということで、左の「生うに三色丼」3150円にしたのです。それが、冒頭紹介の丼です。(千円台のメニューも有りますが、丼のサイズがぐんと小さくなります)

うには、とろとろで、美味しかった。高いけれどもっと食べたくなる。やはり黙っていよう。

ムラサキウニの漁は9月30日までで、冷凍してあるのがあと10枚しか残っていなくて、明日・明後日には店を閉めるとか。



さあ、満足したところで、更に最果てのところ宗谷岬へ行こう。

再度、日本最北端をなぞるように国道238を走ります。中途で889へ右折して、宗谷丘陵へ向かいます。

まもなく、宗谷岬ウインドファームと呼ばれるところへ。



▲ 風車ローターが丘陵に57基設置されています。これで稚内市の7割の電力が賄われるということです。


宗谷丘陵は周氷河地層と呼ばれ、2万年前の氷河期の末期に丸い地層ができたということです。
この、ぽこぽこ丸く盛り上がった地層が原型のまま残っているのは、この宗谷丘陵だけです。




▼ 宗谷丘陵を過ぎて、宗谷岬に来ました。ここで、有名なのは、このモニュメントですね。
「日本最北端の地」の碑。北極星をかたどっています。




最北端の視察を終えた後、Soraは道北の東側、太平洋に面した海岸線を一気に南下しました。

枝幸(えさし)、紋別(もんべつ)を過ぎて、湧別(ゆうべつ)にある道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」に来ました。



この道の駅は、温泉を併設しています。

ゆっくりお風呂にはいったあと、館内の食事どころで夕食です。



▲ 「湧別牛ステーキ定食」1000円。
地元、湧別産の野菜と牛肉(150g)です。1000円は割安だと思います。地元牛を使っているからでしょう。和風おろしソースも良かった。牛肉は弾力があって、私は歯はいいほうなので、クチャクチャやっていると、むしろおいしいのです。

ひさしぶりのステーキを楽しみました。


今回の旅行のテーマは「Eat & Watch 北海道」ですが、今日は食べるのがメインだったかな。





最果ての地へ1

2012年10月08日 19時47分15秒 | 青い空の日は旅立(全般)
10月8日(月)

道の駅「森と湖の里ほろかない」を朝8時過ぎに出発しました。道内は全域で晴れ。

北の朱鞠内湖(しゅまりないこ)へ向かいました。きれいな名前の朱鞠内湖は、日本最大の人造湖です。



じゃらんの紅葉情報では、朱鞠内湖も北海道の紅葉スポット(10月上旬)として紹介されているのですが、ここもまだですね。
キャンプ場もあります。
こんなところで、ゆっくりしたいなー。

道央の幌加内から西へ、日本海側へ出ます。
そして、日本海オロロンラインと呼ばれる国道232号を北上。日本のさいはてを目ざします。

天塩町の道の駅てしおで昼食に。ここではユニークなメニューがありました。



▲ タコキムチ丼を注文。天塩産のミズダコと鮭のメンチカツに、キムチを卵でとじたものです。味噌汁は地元名産のシジミ入り。それにジュンサイがついて950円。
たこのメンチもよかったし、キムチの辛さと卵の甘さが混じって、うまかった。

風力発電の塔が、電柱みたいにオロロンライン道路に沿って並んでいるところがありました。



ウオーン、ウオーンと海からの風を受けて、うなっています。


日本最北の大湿原サロベツ原野のビジターセンターへ来ました。



湿原を少し探索します。花々が咲き乱れることで有名な湿原ですが、もう秋ですからね。
なにもありません。



▲ パンケ沼です。シダみたいなのが赤くなっていました。



▲ 向こうに利尻富士が見えます。



▲ サロベツ原野センターにも行きました。ここでも広い湿原が見られます。

北上するオロロンラインの左手には、利尻富士の島影がずーと見えます。
利尻富士とは、利尻島にある利尻山1721mのことですが、島自体が全部山ですね。



利尻富士に登りたいのですが、調べると標高差1000mもありちょっと難しい。
それにフェリー料金が3万円もして、新潟~小樽より高い。ということで、断念しました。

で、愛を込めて眺めるだけです。





▼ とうとう、ノシャップ岬まで来ました。



日没を待ちます。



夕日が、右側の礼文島の上に落ちます。
ノシャップからは、利尻山はもっと裾野がゆるやかに広がり、浮かび上がるそのシルエットは美しいー。


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さあ、稚内へ行こう。



▲ 稚内副港市場へ行きます。ここは、特産物の買い物、食事、温泉がそろっています。私は明日の朝用のパンを買いました(笑)。

夕食は・・・。市場の前にロシア料理店があります。日露友好。でも四島返せ(笑)。



サハリンコース1500円。



▲ 手前左が、サラダ。さいころ状のジャガイモと赤いカブみたいなものだった。手前右が、ご存知ピロシキ。上がボルシチ。ピロシキ以外は、初めて食べる。??



▲ ペリメニ。 水餃子みたいなもの。??



▲ シャリシーク。 羊肉だと思う。

貴重な異文化体験(笑)。初めての味、おいしかったよ。

お風呂は、副港市場の2Fにある「港の湯」で。

今晩の「北の宿」は、やはり道の駅・稚内で車中泊です。




錦繍の赤岳・銀泉台

2012年10月07日 21時06分20秒 | 同上 (山歩き)
10月7日(日)

朝5時起床。今日は大雪山のもうひとつの紅葉スポット赤岳・銀泉台へ向かいます。銀泉台は赤岳2078mの登山口。きのう赤岳から石室へ縦走してきた人達が、赤岳の紅葉は良かったと言っていたので、期待しよう。

3連休で銀泉台への林道、駐車場の混雑が予想されるので、朝食も摂らずに5時40分に層仙峡の駐車場を出発。
10分ほどで、銀泉台へ林道の入り口に到着↓。



問題は、この林道が15kmほど続く未舗装のダート道で、すれ違いも難しい箇所があるということ。

ガタゴトと走ること30分。緊張しました。



▲ どうにか、先に赤い山が見えてきた。駐車場だろう。

もうすでに、10数台来ていました。



今日の天気予報は、晴れ/曇り・降水確率20%。明け方小雨が降っていましたが、どんどん晴れていくだろうと考え、ゆっくり朝食をとりました。(シリアルを食べるだけですが)

1時間後、大分晴れてきた。出発しよう。



▲ よしっ、いくぞ。7時38分に駐車場を出発しました。


▼ 初めは平坦な道ですが、まもなく上り登山道に。





30分ほど登ると、もうこの光景です。



▲ 第一花園と呼ばれるお花畑ですが、今は紅葉畑。第一花園の上部です。



▲ 第一花園の中部です。



▲ 第一花園の下部です。錦繍の山肌です。まだ、ガスがかかっていますが、帰りには・・




▲ そして、第一花園を上から見下ろしたところです。



花園を横に、さらに登っていきます。




第一のガレ場を登ります。



第二花園に来ます。



▼ チングルマが赤く拡がっています。




ガレ場を越えて、奥ノ平を登っていきます。



コマ草平と呼ばれる広いところへ出ました。



▲ いかにも駒草が生えそうな、荒涼とした吹きさらしの地です。
正面の白く見えるガレ場が頂上へ至る関門です。


ガレ場に近づいてきました。


▼ この最後のガレ場がきついです。30分ほど正面に続く道を登ります。






▲ ガレ場のほぼ上部から、下を見下ろします。広いですねーここは。



▲ 頂上が近くなってきました。あの上を越えれば。



▲ 向こうに赤岳頂上が見えてきました。岩の頂上です。



▲ 一昨日、初冠雪でした。去年より2週間送れています。




▲ 頂上到着!




▲ 赤岳2078m。10時5分。約2時間半かかりました。



そして、この頂上の周りには、雄大な景色が広がっていました!



▲ カルデラ状になっている。



▲ 向こうの山は、白雲岳。雪化粧しています。



▲ こっちは、大きな穴があいたような。

頂上でお弁当です。またマルちゃんの五目釜飯。30分ほど、寒い中、鼻水たらしながら食べました。この場面、もう忘れない(笑)。

30分ほど頂上にいて、下山開始。


さあ、下りよう。







▼ そして私の好きな、青い空と稜線。



第一花園に戻ってきました。



雲も取れて、錦繍の山肌が明るく映えます。



▲ 遠くの山々も見えてきました。



▼そして、今日のベストショットです。





これで満足。




▲ 無事、駐車場に戻ってきました。12時50分。標高差560kmで、5時間10分の山行でした。
連日の山登りは今回が初めて。ゆっくりですし、ストックを使ったので、脚は痛くならなかった。上出来!

coffeeを淹れて飲んで30分ほど休んで、13時25分に駐車場を離れました。





▲ 中途で、Harmonyを入れて紅葉ショット。




▲ 帰りの林道も晴れやかです。

こんなところへキャンピングカーで来るアホは私だけかと、思っていたら、すれ違いました。車種はVega。メガネをかけたご主人と奥さんが乗っていました。苦笑いしながら、お互いに手を振って挨拶しました。時間的にみて、まあ、あの人たち銀泉台どまりで、山には登らないでしょうが。

はい、ご同輩のみなさん、キャンピングカーでも銀泉台へ来れます。なんと大型観光バスも1台上がってきて、あの林道で私とすれ違いを敢行しました。
(林道は9月30日まで交通規制で一般車は通行できませんが)

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さあ、このあと取った私の行動は・・。予定の道東・阿寒湖方面へ向かうのは止めました。紅葉が遅くて、阿寒湖へ行ってもアカン。

で、進路は北へ。道北へ行きます。明日は、サロベツ原野、稚内を目指します。

今晩は、層雲峡より200km離れたこの地、雨竜郡幌加内町、「森と湖の里ほろかない」道の駅に来ました。

午後4時到着。北海道は道が一直線で、刺激がないので(笑)、山歩きのあと眠たくて困りました。



温泉併設の道の駅。環境抜群。お風呂のあと食べたのがこれ。



塩豚そば(大盛り)。豚肉と野菜のはいったつゆに蕎麦をいれて食べる。よかった。

では、またあした。