青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

アンドレアス・グルスキー展を観て(続き)

2013年08月31日 19時12分16秒 | 文芸・アート
8月30日(金)

【続き】

3.自然と人間の対峙 


▲ ツール・ド・フランス 2007 307X218.9

ツールドフランスとは毎年7月にフランスで行なわれる世界的に有名な自転車ロードレース。この映像画は山岳コースにさしかかった時のもののようだ。見物者、報道陣の人とクルマが延々と下から上に伸びているのが良く見える。一般的には、自然の雄大さvs人間のちっぽけさが、我々の好む感動的絵画のテーマによくなる。しかし人間の歴史は、物理的に自然を克服してきた歴史でもある。しかし、その克服・対峙の有り様は、現代の人間群集が一斉に行動を起こすと、神の目といおうか俯瞰(ふかん)的視点からは、なんかこっけいな姿に見えないだろうか?



▲ ライン川Ⅱ 1999 42.9X71.4

大型の映像画が多い中、これは比較的小ぶりの作品。しかし、この作品は2011年11月クリスティーズ・ニューヨークで、現役作家の写真作品としては史上最高額の約433万ドル(当時のレートで約3億4千万円)で落札された!!もの。
水量を一杯にさざ波を立てきらめきながら流れるライン川。緑の土手とコンクリートの道が横に走る。上には薄灰色の空が雲とともに広がる。これも人間の自然との対峙(治水)の有り様を描いたといえる。

グルスキーは、より美しい画面を作りあげるために川の対岸に密集する建築物をデジタル技術によって消し去ったとか。それにより抽象度の高い、グルスキーが到達した崇高な世界が広がったと、パンフレットに書いてある。

しかし、オレだってと思って今日の帰り道に撮った、お茶畑と道路と向こうに小学校と空。これだってグルスキー風だろう? え、自然との対峙が足りないって? じゃ、小学校を削除しようか(笑)。

 お茶畑(拡大クリック)


4.幾何学的な美しさ 



▲ カミオカンデ 2007 228.2X367.2

これは、岐阜県飛騨市の神岡鉱山の地下1000mにあるニュートリノ検出装置、スーパーカミオカンデを題材にしている。地下深く埋められた巨大な円筒形のタンクは、純水を蓄え、内側は光電子倍管とよばれる無数のセンサーで覆われている。円形の空間の中で、黄金色の光が均質的に広がっていく無機質な眺めは、最先端の科学に導かれる現代社会のこれからの有り様を示唆するものではないか。
しかし、圧倒的な幾何学的文様は、それだけで美しい。結晶とか、分子、原子等の自然界の根本的有り様も、幾何学的フォルム。美は幾何学に戻る?



▲ バーレーンⅠ 2005 306X221.5

金に飽かして砂漠の地に作り上げた高速道路。幾何学的文様の極致。しかし、本線と幅広い路肩が複雑に織なし過ぎて、どこがどうなのか判らない。ここを走ったら、ナビも絶対混乱する(笑)。



▲ スキポール空港 1994 61.5X76.4


私も利用したことのある非常に機能的なオランダの空港。空港ビルに入っている顧客との商談のために、日本から日帰り!で往復したことがある。 遠近法が強調された構図。平坦な内部のグリッド状の床。外部に拡がる芝生と滑走路、さらに遠くの風景も自然に右側に収れんしていく。明るく透明感の満ち溢れた空間で、私の大好きなイメージだ。


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■ グルスキー画・魅力の秘密

彼の映像画の特徴として、1.パノラマ的細密性、2.人間集団の重視、3.自然と人間の対峙、4.幾何学的美しさ、の4つに私が便宜的に分類。そのうえで、それぞれの特徴を表す代表的な映像画を、今回展示された65作品の内、公開画像を用いて示してみた。

しかし、彼の映像画が「写真のようであって写真ではない」所以は、写真の被写体(題材)の選び方のユニーク性はもとよりなのだが、むしろそのデジタル処理にある。ネタバレ的になるため、この話題はこの後半に持ち越した。その秘密とは。

1.複数の焦点を持つ写真の合成

我々の目は、一点を見つめるとそこに焦点が集中して、その周りの対象物は意識に上らないようになっている。カメラは、焦点を合わせたところ以外の周りは映らないわけではないが、焦点はぼけてくる。グルスキーの映像画は、近くも遠くも焦点があっている。即ち細部までが均等にクリアなのだ。これは、おそらく複数のカメラで左右、遠近を同時に撮って、のちに一つに合成しているはずだ。
バンコクでの家具作りの作業場の画像も、実際の作業場はあんなに大きい必要はないし、おそらく巧妙に張り合わせていったのだろうと思う。


2.まったく無いもの追加、有るものの削除、の修正

ストップピットの中央のレースクイーンの二人は恐らく、他のシーンからの切り抜き追加だろう。ストップピットに彼女達が待機している必要性がないからだ。いた方が、もちろん画像としては面白いが。
コレクションでのモデルさん達も、顔、髪型等を子細に眺めると同一人物とみなされる者が数名いる。恐らく、違う写真での同一人物を貼り付けたのだろう。

写真の合成、修正で作り出された画像は現実ではない。恐ろしく手間暇を掛けて作り出された虚構なのだ。「アートは現実をそのまま写し出すべきではない」というグルスキーの言葉は正しいだろう。

3.最終映像画へ至る自らのイメージの独創性

しかし、デジタル写真の合成、修正のコンピューター技術を持っていたところで、彼のような映像画を制作できたであろうか。無理だ。できない。例えば、カミオカンデの制作では、もとの写真には水は張ってなかったという。そこへ、コンピューター技術で水を張り、船頭の乗る船まで浮かばせる思いつきが必要だ。そのことにより、単なるグラフイックアートではない、深淵、神秘的なイメージの物語性を持った画像ができた。

1.俯瞰的センス、2.集団的人間への感度、3.自然の撮りこみ方のセンス、4.幾何学的な美意識等の、事前イメージングセンスがなければできない。

余談ではあるが、グルスキーの集団的人間へのセンス、幾何学的な構造への美意識などは、ドイツ的な特徴ではないかと思う。先日NHKのBS歴史館で、ヒットラーのもとで、ベルリンオリンピックの記録映画等を制作したレニ・リーフェンシュタールの伝記を観た。ナチスの宣伝映画には違いないがその美術的映像の価値は今でも評価が高い。空を背景に躍動する選手へのカメラの追い方は、計算された構図そのものだった。

 民族の祭典


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最後に、アンドレアス・グルスキー氏にご登場願おう。



▲ 1955年に旧東ドイツのライプツイヒで生まれ、幼少期に西ドイツへ移住。
1977年から1980年まで、エッセンのフォルクヴァング芸術大学でヴィジュアル・コミュニケーションを専攻し、その後、1980年から1987年まで、デュッセルドルフ芸術アカデミーで写真界の巨匠ベルトン・ベッヒャーに師事した。
グルスキーは2001年にニューヨーク近代美術館で大規模な個展を開催し、一躍世界にその名が知られるようになった。
現在、ポンピドウセンター(パリ)、テート(ロンドン)、ニューヨーク近代美術館をはじめとする世界の主要美術館が彼の作品を所蔵している。


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さあ、全部観た。出よう。



▲ 出口には、カミオカンデの複製画像が同一サイズで掲げてあり、ここの前だけは写真が撮ることができた。
「そう、そのポーズで・・」 
(となりの若者が言っていた)




▲ 出口の前には、休憩用のチェアが並んでいる。。 

縦・横の無機質の構図に、集団で無言で休む人間たち。背景に青い空がのぞく。
うん、グルスキー的シーンだ!! パシャ。

2階に上ってみる。見下ろすと。。




▲ 点在する丸テーブル。幾何学的文様だ。そこにおもいおもいに座る個々の人間たち。
食事を買い求めるために列をなす人達。上下の距離を感じさせる立体的構図。

うん、これもグルスキー的だ!! パシャ。

オレの感性もインスパイヤーされて、なんか磨かれてきたなあー  (笑)





▲ 国立新美術館を出る。日本で5番目の国立美術館として2007年1月に開館。
黒川紀章の最後の設計だった。

ありがとうよ。初めての美術館、そしてアンドレアス・グルスキーさん。

精進するよ。








アンドレアス・グルスキー展 HP

関連日記 :写真展「梅佳代展 UMEKAYO」を観て

アンドレアス・グルスキー展を観て

2013年08月30日 23時00分00秒 | 文芸・アート
8月30日(金)

今月初めの日経アートレビューに、小説家・平野啓一郎が先般の梅佳代展に引き続いて、また美術展を紹介しているのが目に止まった。

アンドレアス・グルスキー展(7/3~9/16)。ドイツ現代写真を代表する写真家だそうだ。日本でも何度か作品が紹介されてはいたが、個展は日本初だとか。平野氏の批評は、難しいことは省略して 「ただそこに実現された美に呆気(あっけ)に取られるだけである」 と。

梅佳代展も圧倒的に良かったから、平野が言うなら・・。今日は休み、クルマでのお出かけなしなので、猛暑ぶり返しにも負けずに、都心にまた出かけてきた。



▲JR原宿で下りる。久しぶりだ。すると駅の前に・・なんじゃ、これは!




▲ 若い、髪の長いオンナがトラックの上で横たわっている!しかも、白いワンピースの小さい女の子を、手を伸ばして捕まえようとしているではないか!

お前のスマホに、取り憑く。貞子3D・・」 ああ、あの番組の宣伝か。
今晩9時からフジテレビでの「貞子3D」(2012年)の・・録画予約してきたから、すぐ判ったよ。



原宿から千代田線に乗って、乃木坂6番を出ると「国立新美術館」(六本木)に直結していた。



▲ うーん、えらく近代的な建物だと、おのぼりの私は感心しながら美術館へ向かった。

家人に仕事上のお客さんが来るからと、追い立てられるように家を出てきた私だが、もう12時を過ぎている。まず、食事をしようと軽食カフェに入った。



▲ カフェテリア カレ。CARRE か。 カレーじゃない、「四角い」のカレ(仏語)だ。



▲ 丸いテーブルに丸いプレートで持ってきたのは、シーフードスパゲッティ800円。うん、美味しかった。



さあ、グルスキー展に入ってみよう。



▲ 首から下げてまだ電源オンのままのデジカメを見た、入り口の案内嬢からは、「電源を切ってくださいね」と優しく言われた(と思った)。ハイ、分かってます。撮影禁止ね。

ということで、以下は公表されている映像をもとに、きょうの感動と発見を伝えたい。


まだ、未消化のところがあるも、速報性をも重んじる私のブログなので、載せながら振り返っていってみたいと思う。


■ グルスキーの映像画その特徴

グルスキーの、写真のようでいて写真でない不思議な映像画を、その特徴に注目して、私は便宜的に以下の4つに分けてみたいと思う。

1. パノラマ的細密性 


▲ 99セント 1999 207X325

99セントの商品で埋め尽くされたディスカウントショップ。さしずめアメリカ版100均ショップ。手前の棚には、”3FOR99C only" の表示のもとに、Kit Kat、Oreoビスケット、JellyBeans 等々の菓子類の袋物がわんさか積んである。映像画に近づくと、それらの名前が皆判るのだ。はるか奥に並べてある商品ですらアメリカ人ならそれが何なのか判るはずだ。なんせ、この映像画は縦2mX横3mのバカでかいからだ。
棚と柱が縦横に行き交う構図自体の堅牢性、それに守られる形での、細密な部分。全体を俯瞰すれば、商品の並べ方は規則正しく単調、しかし目を凝らしていけば、無限に細かな文様に入り込んでしまいそうな複雑性。これらは、グルスキーの共通の特徴だ。

人間は、全体を分かりたいという欲求と、細部にもこだわりたいという両面の心理的追及欲を持つと思う。グルスキーの映像画は、共に満たしてくれるところに大きな魅力がある。

更に、グルスキーの映像体は現代的メッセージ性を持つことが多い。この↑映像なら、消費者はとにかく安く買いたい、販売者はとにかく多く売りたいという大量消費時代下の熾烈な攻めぎ合いを感じさせる映像、ということになろうか。




▲ 図書館 1999 43.2X69.6

どこかの開架式の図書館。2段目の右寄りの所には青いリュックを背負ったた読者が立っている。お、1段目にも左寄りに背広姿の人がいる。



▲ パリ、モンパルナス  1993 187X427.8

パリのモンパルナス地区のアパルトマン。どちらかといえば低所得者向けのアパートだろう。しかし、個々の生活は厳然と有る。近寄って観ると、カーテンは皆さまざまに付けている。家具も色々かいまみられる。しかしまあ、全体を俯瞰すれば、アリの巣みたいに、せせこましく、そこで何を何のために守ろうとしているのか、という思いにふと、かられる。



2. 人間集団の重視 


▲ ピョンヤン 2007 307X215.5

北朝鮮の年に1度のマスゲーム大会。国威発揚のために、こんな大規模に動員できるのは、唯一残された全体主義国家の北朝鮮だけ。後ろの花模様も人文字だよ。しかし、君よ笑うなかれ。人間は集団的生物。集団で徒党を組むことで生き抜いてきた種なんだ。日本だって、いつなんどき集団自決で崖から飛び降り始めるか知れんよ。
救いは、この子たちの顔を子細に、近づいて見てごらん。疲れたような顔の子も、少しふてくされたような顔の子も混じっている、やはり個々の違いはあるようなんだ。



▲ バンコク (だったと思う)

な、なんだ。と思う大映像。上から下まで、人人。ミケランジェロの最後の審判、みたいだ。竹細工みたいなもの、家具の制作に従事している。横に走る黒い何本もの線は、天井に張られた蛍光灯の電線のようだ。しかしまあ、皆オレンジ色の制服を着て・・。




▲ F1 ピットストップⅣ 2007 186.8X506.5

左側のチームの背中にはTOYOTAの文字が、右側のチームの背にはHONDAの文字が読み取れる。真ん中には二人のレースクイーンが、セクシーな格好で立っている。上部の段には、ギャラリーが思い思いのポーズで、下のピットストップを眺めている。かたや、ピットストップの面々は、こんなに要員が必要なのかと思うほど多人数が、クルマに群がるように整備している。ピット要員の目的は全員同じ。できるだけ早く正確に整備すること。共通目的を持つと人間はこんなにも協働するのか、と思わしめられる。しかし、目的を共有しないギャラリーは傍観的・・。メッセージは、共通目的の支配力の強さだろう。



▲ V&R 2011 104X205.15

どこかでのコレクションだろう。モデルが独特の表情で両方向から歩いてくる。上のストップピットが男の世界の集団で血道をあげている様子とすれば、これは女の世界。女の最大関心事、自分をいかに美しく見せるかの世界で、同じように腰をひねりながら歩いてアピールすることに熱心になっている。観客もまた食い入るように見入る。

全体主義国家では、国家維持のためにマスゲームに熱をあげ、低開発諸国では食うために家具を一斉に作り、先進国ではどーでもいいことに(笑)みんなで熱中する皮肉・アイロニー、ということだろう。
人間は集団的行動をとることで、生き延びてきたのだが、そしてそのDNAはなくならないだろうが、これからの集団的行動の意味は何なのだろうか、というメッセージか。




▲ このモデルさん達の映像体は出口に掲げてあった。


まだ、3、4の考察が続くが、疲れたのでまた明日。

iPod収録曲のシャッフル

2013年08月25日 22時10分53秒 | 日々の思い
8月25日(日)

Harmonyであちこち周る時の楽しみは、もちろん目的地へ行くことにあるが、運転そのものが楽しいということも大きい。

特に、好きな曲をかけて、メロディーに浸りながらクルマを走らせるのが楽しい。♪
その時は、好きな曲を大量に収録できる、アップル社のiPodが絶大な役割を果たしてくれる。


 iPodとiTunes画面

▲ 今日は涼しいこともあり、部屋にこもってiPodの収録2000曲をシャッフル・再編成した。
旧PCは昨年秋に不注意で雨水に濡らして、おしゃかに。それと同時にiPodの収録曲を保存したiTunesも失われてしまった。

先ず、iPodに残された原曲を、新しいiTunesに復元して、収録曲も1500曲に絞り込んだ。全部の曲に5段階の好き度合レーティングをほどこして、新たなプレイリストを再編した。
J-POP, DRIVE music, MOODY music, MOVIE music 等々。

夕方に、完成!!


さあ、これでドライブシーンに合わせて、曲が流れる 

そして、音楽にのって私は走り続けるのだ。   (←トラックじゃ・笑)

はなまるの軽井沢

2013年08月23日 21時04分17秒 | 青い空の日は旅立(全般)
8月23日(金)

お盆に帰れなかったので、今週末は佐久の実家に行きたいとdecoさんが言う。
ついでに、TV番組「はなまるマーケット」で先週取り上げていた軽井沢のレストランに
寄りたいとも。

私は、軽井沢は嫌いだ。めちゃドットcomからだ。
しかし、いつも好き勝手をやらせてもらっている手前もあるし、
今日は平日だし、雨模様だし、ちょっとだけ寄ってみようか。

軽井沢ICを降りる。
週末身動きがとれないプリンスのアウトレット近辺も、今日はクルマが流れている。
夏も終わりに近づいたから?

で、まず最初に、ギャラリーカフェのForestなんとかに行ってみたいと。decoさんの知人が「良かったと言ってるから」らしい。彼女らの行動は極めて、口コミベースだ(笑)。

 Forest Cosmosでした

▲閉まっている。 ま、いいか。「ここの駐車場は狭いからキャンピングカーは停められないよ」と言うと、decoさんは「場所が判ったのでいい、次回友達と来るから」と。
そうか、よしなに。


先週水曜日の、はなまるマーケットは軽井沢特集。
そこで、やっくん(薬丸)が「ほんとは教えたくないんだけど・・」と言いつつ紹介した店に、行くことにした。

ナビによると、軽井沢から西へ行った追分(おいわけ)の18号沿いの店だ。だったら佐久への方向でグッド。



▲ 「信州牛ハンバーグと信州プレミアム和牛ステーキが有名な地元で人気のお店です」 がキャッチの
盛盛亭(もりもりてい)

真ん中の駐車場をはさんで、右側に洋風のレストラン、左側に和風の古民家・盛盛亭がある。
今日は、古民家のほうだけがオープンしていたので、そこへ入る。

3組ほど先客がウェイティングルームに。20分ほどで席に案内された。



▲ 中は見てのとおりだが、白壁と黒い太い梁と柱がそのままで、古民家を演出している。

decoさんはやっくんお薦めの「信州牛ハンバーグ定食」1700エンを。
私は、別なものをということで「信州牛和風ステーキ定食」2980エンを注文した。




▲ どちらも、ごはん、味噌汁の他に、前菜が付いている。




▲ さあ、ハンバーグだ。私も少し味見した。
バーグの外側が少し固めに焼いてあり、中がわに肉汁を閉じ込めるようになっている。少し甘めで濃厚気味のソースをバーグにからめて、箸(はし)で食べる。
いいんじゃない。 柔らかい肉塊と固めの肉皮の部分が舌の上で軽やかに交互に感じられるのが、目新しい食感。




▲ 私のステーキ。大根おろしと細いネギの輪切りが、サイコロ状に切れ目を入れたステーキの上に盛ってある。A5の牛肉でも、値段が安い部位なのだろう、サシの脂肪分がにじみ出るといったものではまったくない。ま、柔らかめのステーキです。

番組でも、「箸で全部食べられるんです」とアピールしていたようだが、フォークとかナイフは出てこない。箸しかないよ。

*************


食事のあと30分ほどクルマを走らせて、実家到着。

ご両親はお元気のようだ。ここ標高600mの実家でも、今年の夏は30度になって暑かったとか。
ここらへんではエアコンは備え付けてないから、寝苦しい夜もあったと言ってられた。
今日は22度C。

しばらく談笑のあと午後3時過ぎに、私はdecoさんを実家に置いて、いつものように放浪へ。

放浪といっても、今日は雨。ここに来るだけなのだが。



▲ 小海の標高1270mのところにある、いつもの北八ヶ岳松原湖温泉八峰の湯(やっほーのゆ)
今日は平日だけど、夏休み中だから近くの別荘から家族で温泉に入りに来るのだろう、クルマが多い。

私も、移動別荘、別荘族だよ(笑)。 
今晩は、ここで八ヶ岳を見ながら(雨で見えないか)ゆっくりしよう。



2014 SNOW NAGANO

2013年08月16日 16時40分26秒 | これからの旅予定
8月16日(金)


お盆も過ぎて、夏はピークは越えた。そして季節は確実に次のシーズンへ移っていく。

まだ冬のスキーを話題にするのは早いだろうが(笑)、長野県共通リフトシーズン券の応募期限は今月末だ。
この共通リフト券は、長野県内のスキー場いつでも乗りホーダイという垂涎の優れもの。

 (ここをクリックしてもだめだよ・笑)

毎年、10月か11月に応募・抽選があったのだが、昨年は8月に応募が終わっていた!
応募が早まったことは知らずで、昨年は10月末にそれを知って、私は悲嘆に暮れたものだ。

もっとも、応募したからと言って抽選に当たる確率は非常に低い。2年前は70倍の倍率。
私は毎年ハズレている。

でも、今年はなんか当たる気がする。 (こういうのを、根拠のない楽観というのだろう・笑)
先ほどネットで応募した。






当たってほしい。

夏山っ2 尾瀬・至仏山登山(続き)

2013年08月11日 20時09分52秒 | 同上 (山歩き)
【続き】

8月9日(金)

花豆ソフトを食べてますます元気が出てきた。出発!



▲ 研究見本園に入っていく。ここから至仏山へ向かうのだ。9:45AM




▲ 研究見本園の湿原の向こうには至仏山。その登り口はしばらく樹林帯が続くようだ。
樹林帯をくぐって、山肌を登攀していくということか。




▲ 左写左:樹林帯の登山口。登り専用と掲示がある。このルートは岩の急坂、下る時に滑りやすく下りは禁止されている。しかし、まもなく下りてくる3人組に出会った。聞いてみると、具合の悪くなった仲間を山腹で救助のヘリに乗せたあと下ってきたのだとか。
そういえば、1時間ほど前からヘリコプターが山腹でホバリングをしていたので、自衛隊かなんかの訓練だろうと思っていたが、救助ヘリだったのだ。(気をつけねば。どう気を付けるの?)

写真右:私は今日はいたって軽装で来ている。decoの町中リュックに、500mlペットボトル3本と朝買ったコンビニ弁当と上下の雨具ウェアとストック1本、ケータイだけだ。至仏山をなめているわけではないが、今日は天気の急変はない。ルートも単純、初めてだけど間違えない。という判断?があったから。それに、ここは人気(にんき)があるから人がいる(笑)。

薄暗く、前日の雨でうっとおしい樹林帯は抜けた。




▲ ここからは岩が露出した、急坂がずっと続く。

でもそれなりの高さまで上がってきたので、下を振り向くと、尾瀬ヶ原が眼下に見える!!




▲ 正面の山はもちろん、燧ケ岳。いつかあそこも登ってみたい。




▲ 尾瀬ヶ原を少しズームアップする。
手前が山ノ鼻。中途に狭まった牛首。はるか向こうに(燧ケ岳を見晴らすという意味での)見晴。見晴の山小屋が白い点になって見える。あそこまで6km。2時間の道のりだ。白い木道がえんえんと続いているのも見える。
9月になれば、この湿原は薄緑色が全部、赤茶色に模様替えするはずだ。




▲ だんだん森林限界っぽく、低木だけになってきた。




▲ この蛇紋岩という、蛇の皮というか亀の甲羅みたいな、薄緑色した岩が滑りやすいのだ。要注意。




▲ もう2/3ほど上がってきただろう。木の階段に変わってきた。




▲ 至仏山の頂上らしいところが見えてきた。




▲ このあたりで、ピンク色のずいぶん可愛らしい花が群生している。





▲ 尾瀬ヶ原を見やるだけでなく、左側の横にはこんな緑の草原状のところが広がっていた。浅間山の草すべりみたいだ。


さあここで、山腹でみかけた名も知らねど花シリーズ3を;









▲ 1段左と3段左の丸い花が、優美だった。




▲ 頂上まであと少しだ。




▲ 至仏山頂上トーチャコ。12:45PM ちょうど3時間要した。

方位確認。ここでは、四方のパノラマが楽しめる。




▲ 東にはもちろん、尾瀬ヶ原。




▲ 西は水上町の方面。向こうに、奈良俣(ならまた)ダム湖が見える。渇水で半分くらいしか水が無いはずだ。


頂上には3,4組の人達が思い思いの弁当を広げて、パノラマ風景とともに楽しんでいた。

私も、おにぎりセット弁当を、ゆっくりゆっくり食べましたよ。
風もなく、暑くもなく、リラックス。30分ほど滞在。

さあ、下山しようか。リュックがずいぶん軽くなってしまった。
下山は登りとは別ルート。

小至仏山、オヤマ沢田代というところを経由して、巻くようにして鳩待峠へ戻る。
登りはほぼ直線で、2.9kmの道のりだったが、下りは5.5kmのう回路だ。距離は長くなるが降りるのは楽になるはずだ。

出発。




▲ まず、前方の小至仏山2162mを目指して下る。




▲ 下りの中途で振り向くと、至仏山の丸いピークが見える。ここはホント山全体の眺望がいい。




▲ ほどなく、小至仏山の頂上に。ここは狭い岩場だ。
そのまま通り抜ける。




▲ 岩場が終わって、木道になってきた。左側に白い花が群生している。



▲ ズームしてみると、こんな白い穂状の花だ。




▲ 尾瀬みたいな小湿原も通った。



▲ これはワタスゲだ。白い果穂が風になびいている。


あとは、ただひたすら緩い坂を歩くだけ。でも、時間はあるから急がない。




▲ 鳩待峠の登山口に戻ったのが、15:19PM。

至仏山自体の山行は5時間半ほど。尾瀬も入れて、朝出発して7時間ほどの歩きとなった。
体調も問題なし。今回もよくやりました。





▲ おっ、なんだここにも花豆ソフトがあるじゃないか。




▲ 鳩待山荘前のこの駐車場は、登山者用のバスの発着所になっている。7月のマイカー規制期間中は、戸倉からこのバスに乗らざるをえない。今日は、マイキャンピングカーだから楽だ。このまま帰ればよい。


白沢の道の駅で温泉に入って、明日帰ろうかと思ったが、今日は早いし近い。直帰しよう。

午後8時ごろ無事帰宅。


今回の行程;

鳩待峠 ⇒ 山ノ鼻 ⇒ 尾瀬ヶ原 ⇒ 至仏山 ⇒ 鳩待峠




A自宅 ⇒ B赤城高原SA ⇒ 鳩待峠






関連過去日記 : 薫る 尾瀬沼・水芭蕉・燧ケ岳 2012年6月8日

            夏の思ひ出1(尾瀬)2011年7月1日


夏山っ2 尾瀬・至仏山登山

2013年08月10日 17時34分33秒 | 同上 (山歩き)
8月9日(金)

赤城高原SAにて車中泊の朝。5:30AM 起床

6時にはSAを出て鳩待峠に向かう。朝はたいていクルマの中でゆっくりする私がこんなに早く出発するのは珍しい。尾瀬入り口の鳩待峠の駐車場(120台)は、8時頃には満車になると管理先から聞いていたからだ。



▲ 甲斐あって(笑)駐車場には7時AMに到着。ここで、朝食、山歩きの準備をした。8時前には満車になってロープが張られた。




▲ 鳩待峠の入り口は駐車場から上へ歩いてすぐのところ。
この峠から、どんどん下ると45分ほどで尾瀬ヶ原へ出るのだ。8:20AM出発。




▲ まもなく下のロッジ、山荘へ食料品等を運ぶ歩荷(ぼっか)さんに出会った。「お疲れさんでーす」
朝早いうち、涼しいうちに運ぶのだろう。3人のぼっかさんを追い越した。




▲ 最初の15分ほどは下り坂だが、あとはほぼ平坦な木道を歩く。
水芭蕉は遅くとも7月初めまでで、今は大きな葉っぱだけが群生している(右写真)。


鳩待峠~山ノ鼻までで見かけた、名も知らねど花シリーズ;







▲ 1段左と2段左の紫の花は同じかもしれない。下に向かってラッパ状に開いているのと、つぼんでいるのと違う種かもしれない。この花が尾瀬ヶ原でも、最もこのシーズンよく見られる花のようだ。
3段右の、白い花は先週の西穂独標登山時にも見かけた。




▲ 今まで左横に流れていた川上川を横切る橋を渡ると、もう山ノ鼻に近い。
流れる水はきれいだ。水浴びしたいくらいだ。




▲ 尾瀬ヶ原の西の拠点、山ノ鼻に到着。9:00AM
ここには、ビジターセンターと、この至仏山荘のほかに2つのロッジがある。
平日だからか人気(ひとけ)は少ない。明日はごった返しているだろう。



▲ かけてあった温度計を見ると22.5度。歩くと暑いという感じか。


さあ、尾瀬ヶ原を歩こう。



▲ ここ西端の山ノ鼻から東端の見晴(みはらし)まで6kmまでの湿原地帯、それに北部の東電小屋の辺りをいれた湿地帯が、尾瀬ヶ原とよばれて尾瀬の中心地だ。

山ノ鼻から見晴まで歩けば2時間かかる。ここは本州最大の高層湿地帯なのだ。




▲ 東端に向かって歩くと、正面に見えるのが燧ケ岳(ひうちがたけ)2346m だ。今は、遠くでかすんでいるが。
尾瀬の景色の写真は、たいていこの方角を撮ったもの。本当に「遥かな尾瀬」だと思う。

そして、山ノ鼻から今歩き始めた背後に拡がるのが、



▲ そうこれ、至仏山(しぶつさん)2228m だ。今日は、このあとこの山に登るぞ!




▲ 尾瀬の池塘(ちとう)。湿原の泥炭層にできる池沼のこと。尾瀬にはこの大小の池塘があり、水芭蕉が咲くことが多い。池塘の中で切り離されたのが、唱歌にもあった浮島(うきしま)♪。




▲ 食事をする人たちも。


さて尾瀬ヶ原での、名も知らない花シリーズ2;



▲ 左と右は違う種。左のハーブ状の濃い紫。右のは、あっちこっちで一番群生していた。


東電小屋へ向かう牛首分岐まで尾瀬ヶ原を歩こうかと思ったけれど、9時半になったし。



▲ 至仏山を振り向くと、最初山頂に少しかかっていた雲もとれた。
登り始めるのが遅くなると、西穂独標の時みたいに山頂に到達したときには、何も見えなかったりして・・ ほら、今なら山肌に登山道も茶色に見えるじゃないか。



▲ 至仏山をズームアップすると、ほぼ直線的に山頂に向かう赤茶けた山道が見える。
標高差841mある。あんなところ登れるのかよ。登れたらたいしたもんだ(笑)。

とにかく山ノ鼻に戻ろう。

山ノ鼻から登り始めたらもうここへは戻ってこない。山頂からは直接、今度は鳩待峠へ向かうからだ。
で、山ノ鼻山荘の売店で買い求めたのが、コレ。花豆ソフトクリーム



▲ どっちがホンモノのソフトか? (左は売店前の張りぼてだよ)
でも、山へ登る前からソフトクリームを食べてどうするんだよ。普通は、アトだろう?

花豆(べにばないんげん豆)を練り込んだソフトは、ここでしか食べれないと思って食べたのですが・・。ソフトにざら付きがあって、割とあっさり系のソフトでいいんじゃないですか。500エンは高いと思うけれど。

さあ、ソフトも食べて(笑)準備がととのった。いよいよ、至仏山へ登ろう!
そして、尾瀬ヶ原を上から眺めよう!


【続く】


夏が来れば思い出す

2013年08月08日 22時50分22秒 | 青い空の日は旅立(全般)
8月8日(木)

照りつける太陽、シャワーのように落ちてくる蝉の声、軒先で時折鳴る風鈴、
かぶりついたスイカ・・・ いろんな遠い日の夏の思い出があるでしょう。

そして遥かな尾瀬を思い出す人も ♪



尾瀬にはここ10年でも4回ほど行ったが、真夏の8月には行ったことがない。
単に暑そうだから(笑)。

そうだ、尾瀬へ行こう。 夏の尾瀬を、歩いてみよう。
今度は湿原の西端に裾を広げる、あの↑至仏山を登ってみよう ♪


***********

今晩9時に自宅を出発して、ここ赤城高原SAにさきほど到着。10:35PM
このまま車中泊だ。

明日は、朝早く尾瀬の入り口・鳩待峠へ向けて出発しよう。

夏山っ 西穂独標に登る(続き)

2013年08月04日 18時20分43秒 | 同上 (山歩き)
【続き】

8月4日(土)

9時40分頃、西穂山荘を出発。ハイマツ帯を登っていく。
一段高い所を登ると、ああ、独標が目の前に見えてきた。




▲ 独標(2701m)。
左横にピラミッドみたいな三角形のピラミッドピーク(2750m)も見える。
更に右奥に見えるのが主峰西穂高岳(2909m)。



▲ さらに近づくと、独標の上に多くの人影が見える。




▲ 左手(西側)には、笠ヶ岳が見える。しかし、もう下は雲海状になっている。



▲ 右手(東側)には、上高地が見おろせる。




▲ ガレキの道をみんな登っていく。このころには、ガスが辺りを覆い始めてきた。



▲ ああ、だんだん独標の頂上の辺りも、雲に隠れていく・・




▲ ガレ石道は歩きにくいが、とにかく登っていくしかない。




▲ 頂上が目の前になってきた。さあ、ここでかすかな、しかし来る前からずっと感じていた恐怖と向かいあうことになる。あの頂上への岩場を登れるだろうか?
体力的なことを言っているのではない。高所恐怖症の私は、直立っぽい坂道はコワイのだ。
あの、浅間山のJバンドを這いつくばって登った、あの恐怖が再現しないだろうか?




▲ 頂上へ登る最後の20mほどの岩場は、ご覧のとおり超ラッシュ状態。ああ、夏山っ。

しかし、「上から5名おりまーす」と互いに呼びかけあって、通勤時とは違って秩序だって乗り降りしていた(笑)。そうせざるを得ないのだが。
しかし坂は急だが、細尾根状態とかではなく幅はあるので、私もどうにか精神の安定を保つことができて、登攀成功!!11時25分。
(西穂山荘出発から1時間40分。西穂高駅から登りり始めて3時間ほど経過)



▲ 西穂独標(2701m)。(私とは関係ない人達です)頂上は狭い。見通しもほぼもう無い(涙)。

ここから、主峰西穂高岳(2909m)までは11のピークをアップダウンしながら越えていかねばならない。11番目の一番手前、したがって一番低い峰が、ここ西穂独標にあたるのだ。ここは、穂高連邦の前座的位置にあるのだ。ここから先は、細尾根、痩せ尾根で連なっているため上級登山者向きになっている。したがって、たいていの人はここで折り返して帰る。

私も、もちろん帰る。おっとその前に、昼食を食べねば。ということで、稲荷、おにぎりセット弁当を食べて、20分ほどで出発した。もし、視界がきく晴天だったらこの頂上はもっと満員状態で、はずみで人がこぼれたかもしれない。

降りるときも注意深く降りねばならない。



▲ 上から見下ろすと、手前の人が降りようと足を伸ばす一方、下からは這い上がってくる人も。

発見事項。私は降りる時はたいして怖くない。これが怖かったらスキーで滑り降りれないもんね。

それに、家族連れ、つまり子供を連れた登山者は夏休み中にも関わらず、見当たらなかった。そりゃそうだろうな。

登りを慎重に時間をとって登ったためか、下山は比較的に軽やか。どこも痛くならずに降りることができた。西穂高口駅へは13:50PMへ到着した。5時間半ほどの山行。

花の名前はまた調べるとして(笑)、最後に見かけた花々をまとめてアップ。





▲ どれも小さい花びらで、できるだけ可憐(かれん)に咲こうとしているのが、けなげではないか。


そして、新穂高ロープウェイの西穂高口駅から、西穂山荘を経由して、独標までの道のりと、穂高連邦との位置関係を3Dイメージ図で表すと次のようになる。





ちょうどきた、14時発のロープウェーに飛び乗る。



▲ 再び、しらかば平駅に戻ってきた。



▲ 駐車場に戻る14:19PM。これで、「夏山っ」、第一弾は無事終了した。

今回の目指したのは「ロープウェイを利用して手軽に北アルプスの核心部分を楽しむ」(私のガイドブックのキャッチ)だった。
この記事トップの写真のごとく独標に、遅くとも10時までに到達していれば、穂高、遠くは槍ヶ岳そして、対面の笠ヶ岳等々の「核心部分」を眺めることができただろう。しかし、ああ無情。夏山トップは朝方だけ晴れて、すぐに雲が下から上ってくる。遅かった。しかし、早朝登山は山荘に泊まらなければ不可能。しょうがないね。

しかし、あの頂上岩場を「ノボル、ノボル」のマントラを唱えて登り切ったのは、私の自信になった。 よくやった。


さあ、里へ戻ろう。

帰りの温泉は、おかーさんからコメントで教えていただいた「ひらゆの森」に決定。それはちょうど帰り路、安房トンネルに入る手前にあった。



▲ 宿泊もできる大きな温泉リゾート地だ。畳地の廊下を歩いて行くと、硫黄泉の浴場があった。ウリはやはり、スケールの大きな露天風呂だろう。広いオープンスペースを闊歩しながら、気に入った露天風呂をハシゴできる仕組みになっている。残念ながら、人が多すぎて(笑)いつもの写真報道は不可。

食事処も併設されていて、ここで車中泊できれば最高だが、駐車場が無理のようだ。

したがって、入浴のあと出発。松本への道すがらの道の駅「風穴の里」で車中泊することにした。



▲ 道の駅。往きにも寄ったところだ。稲核菜の漬物を始め、いくつかお土産も買った。

明日の朝、早めに出発すれば渋滞にも合わずで丁度いい。


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追記:翌日7時ごろ出発。11:30AMに無事帰宅。






夏山っ 西穂独標に登る

2013年08月03日 22時01分48秒 | 同上 (山歩き)
8月3日(土)

朝6時に起床。

天気予報は晴れだが、曇っている。遅く登った方がいいのかなあ、と考えてしまう。

7時45分始発には間に合わず、次の臨時便8時発のロープウェーに乗る。
天気のせいかどうかはわからないが、込み合っているわけではない。



▲ 西穂高口駅(標高2156m)に降りて、展望台へ出る。なあにもみえましぇーん。

それでもどうにかなるさと、8時20分ごろより西穂独標(にしほどっぴょう)2701mを目指して登山開始。



▲ 途中、頭上にはこれから登らんとしている独標を始めとして、左側へピラミッドピーク、西穂高岳、奥穂高岳?の穂高連山の山並みが、姿を現している。



▲ 後ろを振り向けば、穂高連山の対面に位置する笠岳も雲の上に姿を。

ウーン! 期待が高まる、テンションが高まる。



▲ 初めは木道、湿地帯、小さなアップダウンを繰り返して樹林帯の中を黙々と登っていく。




▲ 後ろの笠岳等の山並みは、雲もとれてきた。独標からはあの山並みが、もっとパノラマチックに見えるのだろう。9:16AM


9時半ごろに、第一の通過点、西穂山荘に到着した。(1時間10分経過)



▲ 多くの登山客でにぎわっている。



▲ 山荘の前にはカラフルなテントが。



▲ 東の方向は、これから登る独標、穂高連山へ連なる稜線だ。

誰かが、「空が抜けたー」と歓声を上げていた。私も、その時その気になっていた。


【明日続く】(疲れたので・笑) 道の駅風穴の里にて