青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

冬はつとめて

2018年01月29日 11時25分07秒 | 日々の思い
1月29日(月)

冬はつとめて。
(勤務に行くことではなくて、早朝のこと)

いつもの朝の散歩は、お茶畑に行くことが多い。
が、今朝はあの雑木林はどうなったかなと、そちらの方へ。



▲ 当然だが、雪景色に変わっていた。

もちろん少し溶け始めていて。




▲ 蕎麦畑に出た。

ここは、両側に桜が植えてあるところ。
何度か、桜の季節にアップしたところ。




▲ う~ん、つぼみは付いているなあ、もう。

植物は確実に時を待っている。




▲ コンデジの接写は難しいのだが、やっと1枚うまく処理された。

でも、まだ硬い、硬いなあ。
もう少ししたら、このつぼみも大きくなって、緑色になってくるのだよね。

寒くても さくらのつぼみ じっと待つ

陳腐だな(笑)。


 

▲ ワンコと散策する人がわりと多い。

普段は大型犬をよく見かけるが、小型犬と。
おそらく、雪でダニ等の心配がないから連れ出したのだろう。




▲ 天気もいいし、もう少し先に入ってみようか。

...


今週後半、また雪国へ変身するらしい。
今度は、ほんとうに朝早く起きてみようか。

冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず・・ 

と、清少納言さんが言うからね。

こんにちはお母さん ♪

2018年01月27日 15時22分18秒 | 日々の思い
1月25日(木)




▲ 道の駅佐久南での朝。快晴。

寒いが、信州佐久では雪は少し降っただけ。積雪は殆ど見当たらない。




▲ そのため、ここではルーフに雪を乗せて走っている車は無い。

が、Harmonyのルーフには、22日の首都圏の20cm大雪がまだ残っている(笑)。





▲ きょうは「こんにちはお母さん」で、家内のお母さん見舞いの付き添いだ。

いつものように、浅間山を前にみながら施設への農道を走る。

おいアサマ、頼むから急に噴火しないでくれよ 





▲ インフルエンザからの予防のため、1月~3月は外部者との面会はできず。

しかし、暖房のあるキャンカーの中で短時間ならいい、との特別の許可をいただいて、施設の駐車場で面会。

先日生まれた孫の写真を見せる家内。

母娘はそのままにして、ボクとポロンは近くの散策へ。




▲ 浅間山の反対側には、北八ヶ岳がたなびいて見える。

右端の白い点は・・・



▲ そう、八ヶ岳最北の蓼科山2530m だ。

ズームすれば、山頂付近だけ白いドーム状に冠雪している。
家内が、小さいころ「お供え山」と呼びならわしていたとおりだ(笑)。

「またくるからね」と。

今年90歳になるお義母さんは、いたって元気のようで、精神的にも安定してきたように見受けられた。




▲ 帰りに、地場スーパーのツルヤに寄る。

ここは、土地柄なのだが、我々の都会に比べれば(笑)ほんとうに安いので、あれもこれもと買ってしまう。
ボクは99円均一(税前)のパンを色々と選んで、カートに乗せてしまった 

さあ、よろしいか。帰ろう。


冬のソナタ

2018年01月22日 21時55分11秒 | 日々の思い
1月22日(月)

関東甲信地方、今日は大雪だ。ほんと。

昼過ぎから、大きい雪が降り始めた。
それでもジムへ行って、その帰りにSの森公園に寄った。




▲ 他にクルマは? 無い。

不要不急のクルマでの外出は避けるように、といわれているからな。





▲ いつものポプラ並木も、雪の中で寒々しく立っている。






▲ 樹々は、雪に覆われて。

池と東屋(あずまや)も、雪にけむっている。


「ちょっと、これ冬ソナっぽくないかな、ユジンさん?」



(相変わらずノーテンキなことを)

下仁田ネギの天ぷら を食す

2018年01月21日 23時00分01秒 | 青い空の日は旅立(全般)
1月17日(水)

12月に、群馬・道の駅下仁田で、季節の下仁田ネギを買った記事を載せる毎に、ブロ友・信さんより高崎の蕎麦屋での下仁田ネギの天ぷらがウマイ、食べるようにとお勧めを頂いていた。

野沢温泉から帰る途中、道の駅下仁田に寄ったとき、このお勧めを思いだした。
高崎へはここから30分ほど。
よし行ってみるか。




▲ 蕎麦処・梅の花。

旅行者というより、背広を着た男性の法人客が多い感じ。
20分ほど待たされた。




▲ 蕎麦。量が十分なのは嬉しい。

つゆ汁は、カツオ出しが濃厚で気に入った。




▲ 天ぷらは、色んな種類があったが、もちろん「下仁田ネギ」を指名した。

で、出てきたのがコレ。




▲ なんとなく、硬い歯ごたえを想定していたが・・

中まで柔らかい、むしろもっちりした食感。↑
こんなのは食べたことがない、とビックリ。
いいのではないでしょうか。

そのまま揚げたら、中が固くなると思うが、事前に蒸すとか茹でてから揚げるのかな。

お値段は、これで1100円台(税込み)だったと思う。


家内がいないのが残念。え、食べさせたい?
そう、食べさせて、家で作ってもらいたい(笑)。



餅を食ってから野沢温泉スキー場へ

2018年01月21日 23時00分00秒 | 同上 (スキー)
1月16日(火)

道祖神火祭りが終わった翌朝。

また、火祭り会場へ行った。(ほんとシツコイねキミ)



▲ 社殿の焼け跡に、村の人たちが10名ほど集まっていた。

みなさん、お餅を焼きにこられたのだ。

ここで餅を焼いて食べると、風邪を引かずに1年間健康で暮らせる と言われているのだ。




▲ ボクも左端の方に、網をお借りして家から持参の餅を焼かせてもらった。

草餅と丸餅。




▲ プクーッ と直ぐ軟らかに、焼けた。

無病息災、ムビョウソクサイ・・・

ありがたくいただきました。オイチかったよ。




▲ 会場を離れる時には、霧が出てきて、みなさんが遠くに消えていくようで。

ありがとうございました。

出発!



~・~・~・~・

出発と言っても、家に帰るわけではなく、スキー場へ移動するだけだが。




▲ 野沢温泉スキー場・長坂ゲレンデ。

同じ野沢地区だから、ここでも霧がかかっていた。



ゴンドラに乗って、いつものように、先ず頂上まで上ってしまう。



▲ 一番上部のやまびこゲレンデに来た。

上では霧はとうに消えていて、また青空だ。♪




▲ もう10時近くで、オープン直後ではないから、グルーミング後のシマシマ模様には遭遇できないが。

そんなことは、もうどうだっていいのだ、青空であれば。♪

さあ、イクゾ!





▲ 林道コース脇の木々は、霧氷が付いてイイ感じ。





▲ やまびこゲレンデの魅力は、振れば新雪パウダーを楽しめる他、林間コースがあることだ。

コース外だが、「立入禁止エリア」までにはなっていなくて、「自己責任特別エリア」として滑走できる林間コースがあるのだ。

自己責任で、行こう!




▲ コース外は非整地で滑りにくいが、ほんと自然のなかにいるようで、ボクは好きだ。







▲ 再度、ゲレンデコースに出て。

新潟の山並みだろう、キレイだねー。





▲ ランチに。

ハンバーグカレー。

平日だからだろう、レストランも一人で、四人がけだろうがどこだって座れるよ。

スキー客はニセコでなくっても、ここもほとんど外人サン(オーストラリア)だ。




▲ 向こうの下に、野沢温泉村が見える。


そのずっと向こうには、立派そうな山並が見える。



▲ コンデジをズームして撮影したが。

ウムー、なんの山だろうか、立派な山容の山が二つ。


あちこち滑った。

最後には、向かって右端にある、このロングコースを滑り下りて帰ろう。




▲ その名も、スカイラインコース。

見晴らしは抜群にいい、稜線伝いの3.5km。


じゃあ、行くぜ。



THE END


ご参考: 野沢温泉までの交通
 野沢温泉非協賛

野沢温泉の道祖神祭りは~熱い火祭りだった (3日目後半)

2018年01月20日 20時36分37秒 | 同上(お祭り)
1月15日(月)

暗くなって、道祖神火祭り会場に戻った。



▲ サーチライトに照らし出された社殿が待っていた。 18:29PM

社殿の上には、42歳厄年・真心会の面々が座している。




▲ 二つの初灯篭が運び込まれて、社殿の両脇に立てられライトアップされる。

右が、佐藤日向大くん
左が、森穂高くん のだ。




▲ 8時前に花火が数発、打ち上げられた。

火祭りが始まる!




▲ 火元到着。

厄年の代表者(あのリーダーさん)が、河野家に火をもらいに行き、火打ち石による採火儀式のあと、大きなたいまつに火を付けたまま、祭り会場に持ち込む。





▲ 社殿に正面対峙す火元に、運ばれたたいまつ火から点火された。





▲ 火元は、黒い天空に火の粉を上げながら、一気に燃え上がった。

さあ、いよいよ火祭りの攻防戦が始まるぞ。

社殿への火付けは最初、祭りの主催者である野沢組総代、次に灯篭の奉納者、その次は子供たち、そして、大人の火付けとなる。

大人の火付けがホン気もんだ。





▲ 大人の火付けが来たぞ!!

火元で火をつけたたいまつを持って、続々と。

それを防いで、社殿を守るのが25歳の厄年、燈悠会の青年だ! 10名ほどが正面の左右に分かれて守るようだ。




▲ 来た、来た。火付け部隊が。




▲ 火付け部隊もハチマキをして、本気だ。

しかし、火付け部隊はみんなニコニコ笑みを浮かべて嬉しそうだ。
そりゃあそうだ、火付けは楽しい。愉快犯すらいるのだから(語弊があるよ・笑)




▲ よおうし、来たか!!

多分、25歳厄年防衛隊の顔は、引きつっていただろう(と思うよ)。




▲ 右から、たいまつを持って突っ込んできた!

防衛隊は、左手で縄を握って、社殿から振り落とされないように身構えて。




▲ 火の付いたたいまつは容赦なく、防衛隊、社殿に打ち落とされる。

後方の41歳・励翔会はあくまでサポートだから、見守るだけ。




▲ 燈悠会の青年は、左手でロープを握りながら、右手で葉の付いた枝みたいなもので、火を打ち払い消火に勤める。




▲ それでも、たいまつを振りかざしながらの火付け行為は続く。





▲ 火花が飛び散る!

火を打ち消す!
万が一、社殿に火がついたら、上に座している真心会の先輩方々が丸焦げになる!





▲ もう、なにがなんだか、分からなくなってくる。





▲ 火付け攻撃が一時的に止むと、社殿の消火活動に夢中になって。


しかし、火付け攻撃は波状的にやってくる。



▲ おお、またやってきたか!

コイッ! (と言わないと、自分がオトナになれない)




▲ ということで、また双方、もみくちゃになって・・・

この火祭り攻防戦は、8時半から9時半頃まで1時間近く続いた。



9時半近くになって



▲ 社殿の上で、燈悠会青年を信頼して陣取っていた42歳厄年の真心会の皆さんが、次々に降りてきた。


攻防戦の手締めだ。



▲ 攻防戦は終了して、社殿に火が入れられる。





▲ 社殿はその役を終えて、火を付けられる。





▲ 火を付けられると、社殿は雨・雪を今回はほとんど被っておらず乾燥しており、火回りは早いはずだ。






▲ 社殿を放火から守った(笑)燈悠会の青年が地元放送局のインタビューを受けていた。

防衛隊の面々の顔は全員、ススで黒くなっていた。
そして同じ年頃の女の子が青年達にまとわって、ねぎらっていた。
やはり勇敢なオトコにオンナは集まる。古来から変わらないパターン。

昨日、会場で、年寄りが孫みたいな高校生に言ってたよ。
野沢では、25歳になるまで男は成人になれないと。

(あーよかった。野沢で生まれなくて)




▲ 両クンの初灯篭も、社殿と一緒に燃やされた。

キミたちの、野沢での次ぎの大きな節目は25歳だな。
元気でな、がんばってくれ。




▲ ああ、社殿が夜空を焦がして、熱く燃え上がる・・






▲ そして、火の粉を吹きながら、崩れ落ちる。

ア、アーッ !
お、おーっ !
・・・・




▲ 無くなっていく・・





▲ 終わった。

祭りは終わった。 22:39PM





▲ 駐車場へ下りる。

ありがとうね。

じーちゃんも、楽しく、熱く燃えたよ。



to be still conntinued...



野沢温泉の道祖神祭りは~青い空に社殿完成(3日目前半)

2018年01月19日 19時04分15秒 | 同上(お祭り)
1月15日(月)

今朝は、天気予報どおり快晴。

朝食もそこそこに、お祭り会場へ行ってみる。



▲ おお、そこには立派な社殿が形を成していた!





▲ 社殿上部を支える庇(ひさし)は、四層に綺麗に下から上に広がる形状で出来上がっている。

お見事!


それで次の工程は、社殿に燃える薪(たきぎ)を積み上げることだ。



▲ これには、梯子に5名が腰をかけて、持ってこられた薪を上へ手渡しで運び上げるというもの。

単純だが、手作業ではこれが確実。


もう一方の会場地では、



▲ 火もとになる藁(わら)を積み上げていた。





▲ 火元と社殿の位置関係。

夜の火祭りになると、(赤矢印で示したように)右手の火元で火を付けたたいまつを持って、社殿の正面に火をかけようと波状攻撃をするはずだ。





▲ 青い空を背景に、着々とはかどっていく。

涙が出るほど、気持ちがいい・・





▲ 社殿の上には、焦げ茶色の薪が1mほどの厚さで積み上げられた。





▲ なおも、今度は薄茶色の藁(わら)束を社殿に積み上げる。





▲ この藁束に火が付いたら一気に燃え上がるだろうなあ。


ここで改めて、社殿の下部のひさしに目をやると、



▲ 縦の半丸太と横の半丸太が組み合わさった四層構造になっている。

しかも、外側に向かって下から上へ反り出す形状になっている。

美しいねえ。この造形美。




▲ もっと見てみると、縄が十文字に丸太をギッシリと結束している。

針金や釘は一切使っていない。


この造形・・どこかで見たことがない?

アル、アル!




▲ 信州・別所温泉の安楽寺・国宝八角三重塔の同じくひさし部分だ。

おそらくこの形状は、ひさしの重みを支えてその重みを、力学的には中芯のご神木に上から下への荷重として流しているのだろう。

うむー、昔からの宮大工の知恵がこの社殿にも活かされている!

これぞ伝統の重みだ(笑)。





▲ 昼を過ぎた。社殿はほぼ完成だ。

社殿の上で、二人が何かを取り付けている↑。




▲ 巣箱じゃないよ。(また、バチアタリなことを)

木製の祠(ほこら)だ。






▲ 下部の締りも入念にチェックして。


社殿完成!


午後2時に花火がパパーンと鳴った。




▲ 神主さんの祝詞で、上棟式が始まった。


社殿にはしめ縄がかけられている。




▲ 完成社殿と上棟式の全景。

いい日和じゃないか。






▲ 式のあとは、記念撮影。

三夜講ごとに撮影。
これは本厄の42歳真心会の皆さん。




▲ 記念撮影の背後から。

中央に見える黒いユニフォームの人達が、25歳厄歳の燈悠会の皆さん。

燈悠会は、他の40代三会に比べて半数の10名しかいない。
少子化の影響で?

いずれ野沢温泉の道祖神祭りにも後継者問題が・・?


社殿完成で、ボクも小休憩。

 

▲ 道祖神の記念碑のあるところへ行った。

左:石の祠(ほこら)と、その後ろに記念碑があった。
右:記念碑には、「道祖神」と。




▲ 記念碑の裏側には、右列に

「天保十巳亥年」(1839年)と確かに刻まれている。

このあと、今晩は遅くなるから立ち寄り温泉に先に行った。





▲ 帰りに見た、夕焼けの中に立つ道祖神・社殿。17:05PM


いよいよクライマックスを迎える。


to be continued...


(別にもったいぶっているわけでも、ネタを引き伸ばそうとしているわけでもなくて、単に根気が続かないので休憩・笑)






野沢温泉の道祖神祭りで~社殿組み立ては見事なチームワーク(2日目)

2018年01月18日 23時41分53秒 | 同上(お祭り)
1月14日(日)

ノソノソ朝7時に起きて、ドアを少し開け外を見てみる。

おおっ、積もっている!
20cmほど新雪が、クルマの周囲に降り積もっている。

そのうち、除雪車がガーガーと駐車場の除雪にやってきた。
ヤバイ、クルマを動かさねば埋もれる!(笑)




▲ ということで、ボクのスペースを除雪してもらったあと、再度入りなおした↑。


朝食のあと、おもむろに祭りの会場に行ってみると、



▲ ご神木のうち一本が既にもう立てられていた。

四方八方の縄を引っ張り合って、垂直に成るように調整する。
調整後、2本の横棒で神木を挟んで、全員の人力で持ち上げて一気に落として土中により深く挿入する。ヨイトマケみたいな動作を何度か繰り返す。




▲ 2本目の神木を挿入する穴を、四角形にチェーンソーで切り取ったあと、スコップで雪を掘り出して穴を開ける。




▲ 穴を開けたあと、2本目の神木を皆で押し上げるようにして差し込む。





▲ 2本目のご神木が立った。

手前に、まだ雪を被った3本の神木が横たわっている。

4隅に1本づつ立て、中心に1本を立てるのだ。


 

▲ 4本の縄をねじり編んで1本の丈夫な縄ロープを作っていた。

この縄は社殿の櫓を組み立てるときに材木を縛り揚げるようだ。
社殿組み立てには、釘等の金具は一切用いないということだ。




▲ 4本目のご神木が立てられようとしている。





▲ 穴に神木の切っ先を入れ込んだあとは、人力で押し上げるだけだ。

掛け声をかけてのチームプレイだ。




▲ 祭り会場の1角には、「古神札納め箱」が設けられている。

正月の飾り、ダルマ等を村人がここへ持ってくるのだ。





▲ 5本のご神木が立てられたあと。

枯れ木を中心の神木を囲むようにして、びっしりと詰め込まれる。

木づつで叩き込んで、枯れ木を固める。
これが社殿が燃されるときの火種の核になるのだろう。




▲ 神木の下から2mほど上に櫓(やぐら)が作られ始めた。

櫓は4層5層の庇(ひさし)の上に作られるようだ。




▲ 櫓を組み立てる際に用いる木材も同時に切りそろえられている。

全ての手順が、担当者は違えど、見事に同時進行していく。




▲ 昼食のために、クルマに戻った。

屋根の雪がずり落ちてきて、つららもぶら下がってきた(^^)。


時刻も午後4時を過ぎた。



▲ 午前中に降った雪もすっかり上がって、青空になってきた。

陽も傾いてきたが、社殿組み立ての作業はノンストップで続く。




▲ 並べられた木材が、1本、1本、社殿に持ち上げられて。





▲ 組み立てられていく。

完全な手作業だ。
この上に、人が乗るからきっちり作らねばなるまい。





▲ さきほどの古神札納め箱所のダルマも大分集まった。

木造道祖神も何体か持ち込まれている。
気に入った男神か女神があればどちらかを交換して持ち帰ってもよいとか。
それが縁結びになるのだと。


もう、6時近くになった。
陽は完全に落ちて、サーチライトが点灯されている。



▲ 社殿組み立ての作業は、深夜まで続くという。

見てたジーちゃんが言うには、夜中の2時ごろまでやったことがあると・・



▲ 完全なチームワーク。

皆さん手袋をしているが、手は冷たくならないのだろうか。



 

▲ 材木を上に持ち上げるのも、少しずつの手渡しベースだ。





▲ クルマに戻る前に見た社殿組み立ての最後の様子。 19:47PM

庇(ひさし)も、もういくつか出来上がっているようだ。





▲ 駐車場から見上げた祭り会場の光景。


ボクはもう就寝についていたが、10時過ぎでもチェーンソーの切る音が聞こえてきていた。

さあ、明日はいよいよ道祖神祭りの本番、火祭り だ。


to be continued..


野沢温泉の道祖神祭りへ~御神木里曳き(1日目)

2018年01月14日 17時38分09秒 | 同上(お祭り)
1月13日(金)

朝晴れ。

馬場の原という祭りの会場に行ってみる。



▲ みなさんが雪をのけて整地作業を始めていた。




▲ 会場の横には、これから何度も目にするであろう木造道祖神が設置されている。

この男女の神様は、容姿が非常に見苦しいため婿にも嫁にも行けずにいたところ、めでたく男子が出生したという、縁結びと子宝の神であるとされているとか。

うむむ、差別意識というかホンネというか、素朴感丸出しの説明だな。しかし、見苦しいお顔立ちとは思えんが(笑)。

町に出てみよう。



▲ ここにも道祖神が。

そう、きょうは北信州・野沢温泉の道祖神祭り に来ている。

この祭りはボクが理解したところでは、

1.小正月に正月飾りやしめ飾りなどを焼く「どんど焼き」
2.共同体に厄災の侵入を防ぐ神、道祖神を祀る
3.併せて道祖神に、子供の成長や子宝祈願をする

の3要素が合体した祭りだ。

この祭りの1839年の碑も残っていて、国の重要無形民族文化財の指定を受けている。

観光案内所に寄って、もうひとつ教えてもらってきた。

ことしの初燈篭奉納者のおうちだ。



▲ あった、あった!

前年に子供(本来は長男)を出産した家では感謝の意と子の成長を祈願して燈篭(とうろう)を奉納するのだ。自宅の前に立っている。

森穂高(ほたか)君だ。
傘の根元には木造道祖神。
その上には、親戚や友人たちから寄せられた書き初め。



▲ 書き初めが、ひらひらと初春の青空に舞って・・

美しい・・



▲ 傘の頂上近くには、ほたかクンの似顔絵もあって

幸あれ・・


もう一軒尋ねた。



▲ 佐藤日向大(ひなた)君ちだ。




▲ お、おう。ここは祈願のたんざくがいっぱいだ。

「次世代のスーパースターになれ」。なんのこっちゃ(笑)。

元気でね。


初燈篭を見終わったあと、野沢の町をくるくる歩きながらスキー場へ向かった。

野沢スキー場の日影ゲレンデとパラダイスゲレンデの中間地点へ。
ここから、ご神木の曳きだしが午後1時から始まるのだ。



▲ 曳きだし開始前に、男衆のリーダー(委員長と呼ばれていたな)と副リーダーさんが地元TVのインタビューを受けていた。




▲ リーダーが、御神木の曳きだしならびに社殿を建てる男衆部隊を前に挨拶をする。




▲ 隊列の前には、これから曳き出される二本の御神木が横たわっている。

挨拶は、別に堅苦しいものではなくて、みんなで頑張りましょうといったもので、最後に「楽しみましょう」と締めくくったのが印象的だった。



▲ 男衆の背中。

道祖神祭りの執行部隊は「三夜講」と呼ぶ厄年の男たちだ。厄年を迎える数えで42歳・41歳・40歳の三つの年代の男が、同じ仲間で3年間行事を行うのだ。それに25歳の男の厄年が更に加わる。それぞれの年代で違うユニフォームを着ている。真心会、励翔会、光駿会。そして25歳の燈悠会。年代は学年ベースだから、みんな級友どおし。ファーストネームの呼び捨てで、指示が飛び交っていた。


さあ、1時。それでは曳きだし開始!

 

▲ まず今年幹事年代の真心会が引っ張る。



 

▲ 若手の燈悠会も引っ張る。





▲ リーダーの掛け声に合わせて、引っ張る。





▲ セーノッ! と続く。

スキー場を下りたあとは、温泉街を御神木を曳き歩く。

会場に到着するのは、4~5時と聞いたから、ボクは先に戻っていよう。

戻る途中で、



▲ 麻釜(おがま)のあるところにきた。

TVでもよく紹介されるところ。
地元の方が、日常的に野菜等を温泉の熱湯に浸して茹でるところだ。


 

▲ 地元民しか入れない。

この方が茹でようとしているのは・・温泉卵だった。


こんなものも。

  

▲ 雪ダルマの中の道祖神だった。


会場に入る通り手前の朝日屋旅館の前広場で。



▲ 三夜会の隊列の前で、会に寄進を受けたお神酒をみんなに紹介する。

その度に、「お、しょ、しょ、のしょー、しょー」 と全員が大声で唱和する。

まあ、このころには全員(多分リーダー以外)かなり酩酊状態で整列が乱れているが(笑)。




▲ さあ、一時休憩が終わると一気にお祭り広場へ向かって曳き出し開始だ!





▲ 5時過ぎに、ご神木が会場に入ってきた。

もう薄暗く、サーチライトの光が会場を照らす。




▲ また整列で、委員長リーダーより挨拶。

道祖神の唄の斉唱。

♪ 目度たく建てた 命あるなら来年も 来年も・・


朝の晴天は、午後に曇りへ、そして降りしきる雪に変わった。




▲ 山から引き出された2本の御神木。

この2本以外にもすでに前日から引き出されている3本の神木も別に横たわっている。





▲ ご神木にそっと触ってみる。

冷たい。
ブナの木だ。



▲ 青いヤッケを着た、三夜講とは別の、切り出し専門の人たちがご神木をチェーンソーで切り整える。




▲ 切っ先が三画状に切られたご神木を、三夜講部隊が掛け声とともに一斉に転がす。




▲ 明日の社殿完成作業のための下準備が続く。

うむ・・最後まで見届けているわけにはいかないので、私設レポーターはこれで勘弁を願おう。 (観光者はもとより誰もいないのだが)


で、温泉に行かせてもらいます。



▲ 「麻釜温泉公園 ふるさとの湯」500エン。

冷えた体には、いい湯だった。

コンビニ弁当を食べて、またあしただ。

(せっかくだから野沢菜のおやきでも食べろよとのメール頂きましたが、アレは歯に詰まるもので)

では。

to be continued