青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

大沼国定公園を歩き 北海道駒ケ岳を眺める

2018年07月31日 13時11分08秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月30日(月)

道の駅なないろななみでの朝。




▲ この道の駅には、27日から3泊した。

3月に開設で設備は新しく気持ちがよかった。
さあ出発。
大沼公園を回っていこう。

まずここへ寄る。



▲ 函館市内のB級グルメの代表としてよくガイドブックにあるラッキーピエロ。

鶏肉のハンバーガーが特長のようだ。
B級食好きのボクとしては来るたびに気になっていた。
道の駅のすぐ近くにあったので行って購入。



▲ 大沼公園の駐車場にクルマを入れたあと食べてみる。

チキンバーガー378円(税込)。
甘いタレでチキンを柔らかくくずれやすくしてあるので食べやすい。
ま、ボリューム感もあるしいいんでねの。

(次回はハセガワストアのやきとり弁当だ)


さあ見てまわろう。



▲ 西大島のビューポイントで。

遊覧船と駒ケ岳。

なかなか駒ケ岳頂上の雲がとれなかった。
そだねー、あそこは。




▲ 近くに「千の風になって」のモニュメント。

作家の新井満が大沼の森に建つログハウスで、森を吹き渡る風を感じて歌を作ったから、ということだ。

島を巡ってみよう。






▲ 島は橋が掛けてあり散策できるコースになっている。




▲ 水蓮のあいだでボクを見ていた。

30cmほどもある大きなカエルだった。


駒ケ岳山頂の雲がとれるのを、忍耐強くまって、



▲ 多分この日のベスト。


山頂部分のズームアップ









▲ 登ったのは、左下側から登って、上で右側に回って眺めたんだよね。

頂上左側はきれいなスロープ、右側は弧状の断崖になっているのが分かる。

よしここまで見れれば、満足だ。
大沼を出発。

大沼を東へ進む。



▲ 噴火湾に近い鹿部の辺りから眺めると

頂上の剣ヶ峰は左に、右に火口の後ろにそびえていた砂原岳が右に、両立した台形状の形になる。





▲ 内浦湾(噴火湾)に面した道の駅つど~るプラザさわら の展望台に上ってみると、




▲ 砂原岳が前面に、剣ヶ峰は左で後方に下がって見える。


さらに内浦湾にそって北へ進んで、つぎの道の駅近くに来ると、



▲ 砂原岳が左に、剣ヶ峰が右に、完全に並列的に見える。

位置的には、大沼のビューポイントのほぼ裏側にあたる。

ボクはあの中央鞍部から右の剣ヶ峰を見上げていたわけだ。

納得、ガッテン、ガッテン!




▲ 道の駅YOU・遊・森 ここが今晩のネグラ。




▲ いか飯が有名らしいので 

道の駅で買った。600エン
そのときは暖かかったが、風呂に行ったあと再度チンしたら、少し黒く固くなってしまった。

ま、いっか。
駒ケ岳もきょうは綺麗にみれたし(^^)

ここは



北海道駒ケ岳に登る~ その美しさの秘密に迫る

2018年07月29日 17時51分12秒 | 同上 (山歩き)
7月28日(土)

今いる道の駅なないろ・ななえから北へ少し行くと

 イメージ

▲ 大沼国定公園と北海道駒ケ岳が現われる。

これを見て、向こうにみえる美しい広がりと、しかし奇妙なフォルムを先端に持つ北海道駒ケ岳に目を奪われる人は、多いだろう。

ボクと家内が、10年前に初めてこの地を訪れたとき、この山に魅了されると同時にあの先端はどうなっているのだろうかと、ボクは思った。
そのときは登ろうとは思はなかったが、旅前に山ガイドブックを読んでいたら、登れるじゃないか
それでも火山警報で規制がかかっていて、山頂まではいけないことから迷ってはいた。
しかし、函館をスルーして時間的に余裕を感じたことで、とにかく行ってみようということに。




▲ 5段階中の噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)であることから、登山はこのルートに限られている。

第一駐車場まで車で上がって、登山道を馬の背902mまで行けるというものだ。時間規制もあって9時~15時の間のみだ。
馬の背から山頂の剣ケ峰1131mを眺めるのみで、更に登ってはいけないとガイドブックにも書いてある。


駒ケ岳を下から眺めたときは、山だけは雲に完全に覆われていた。



▲ デコボコ半舗装道を走って第一駐車場に9時過ぎに到着。

あれだけ雲がかかっていたら誰も来てないだろうと思っていたら、10台は来ていた。土曜日だしな。
駐車場はガスっていて、これなら馬の背もガスっていて頂上は見えないことは明らか。
しかし天気は晴れ予想だから、11時ごろまでは待機してみよう。

10時半ごろに下山したかた(地元の人)に馬の背はどうでしたかと聞いた。
ガスっていたが、その人は自己責任で山頂のふもとまで進んでこの写真を撮ったと見せてくれた。
法的に禁止にはなっていない、あくまで自己責任で行けると。
ただ、鉄杭が埋まっているがそれを伝っていく必要は(リスクは)あると。


へー、そんなものか・・
と言っているうちに、晴れ間が出てきた。
こりゃ登らなくては!

慌てて準備、



▲ 登山口を出発だ!

馬の背までコースタイムは1時間の初級コースなのだ。
短パンのまま、登山靴だけ履き替えて行こうかと思ったが、さすがにそれはやめた((笑)。




▲ 見えた、駒ケ岳の頂上剣ヶ峰が!!

しかしそれは一瞬で、すぐガスで消えたが。
いや、これだけでもきた甲斐があったよ。




▲ 登山道はずっとこんなガレ場。

傾斜は緩いが。




▲ こんな花がぽつっとガレ場わきに。

あとは無し。




▲ 馬の背に到着。

しかし、予想どおりかガスで山頂方向は全く見えず 

時間つぶしで、となりの方に話しかけた。
この方も地元の人で、体力づくりのためにこの山と函館山には何度も登っていると。
ボクが、下で聞いた自己責任で剣ヶ峰の近くまで行った、ボクも行きたいが自分一人では行けないと何度も言っていたら・・




▲ 付いて来なさい、とこの規制ロープを越えた

はいっ!

まわりはガスっているが、火口には近づかないようにロープが張ってあった。
それに沿って



▲ 危険 火口口だ。





▲ 花もあって。

こんな時なのに、写真に撮って。
習慣なので。




▲ 山が見えてきた。

砂原岳 1113m だということだ。

その右には・・




▲ 大亀裂、火口口があった!

昭和4年の噴火だ。

そして砂原岳の左側には



▲ 剣ヶ峰が!

北海道駒ケ岳の最高ポイント。

大沼からはあの頂上を裏側から眺めていることになる。

案内してくれた方は、小さい頃あの稜線をばあちゃんと歩いたことがあると。(なぜばあちゃんとかは聞かなかった)




▲ アップすると。

あの岩峰が手前に若干曲がって残っているのが、鳥のクチバシのように下から見えるゆえんだろうか。


剣ヶ峰と砂原岳をワイド画面で撮ったのがコレ

PC用;


スマホ、タブレット用;




馬の背に戻って、案内してくれた方はとっととジョギング風に下山していった。

ありがとうございます。ありがとうございました。
ボクは何度もお礼を言った。




▲ セブンのオニギリを食べる。

何よりも美味しかった。

ここでは、晴れた瞬間の写真しか載せていないが、実際はすぐガスったりする馬の背だった。
下山登山道は、えぐられていてガスっていても判別できるが、規制ロープを越えると、ガスが濃霧状況になったりすると迷うだろう。

以下は、馬の背で晴れたときのシーン、



▲ 剣ヶ峰の方向。




▲ アップすると

規制内でも、ここまで頂上を拝めるということだ。

で、やはり「一般の方は危険につき ご遠慮願います」の看板どおりだろう。


ありがとうございました。

撤収、下山開始!



▲ 戻ってきたよ。

駐車場はすっかり晴れていた。




▲ Harmony と 駒ケ岳の頂上 とのツーショット。


下まで完全に下りて、大沼の周りをドライブ。

あった、あった。

 

▲ 大沼東湖畔の無料キャンプ場。

10年前に来たときは、ここでキャンプをしたね。
あの時は、タープもなくて、バーベキューセットだけを出して、苦労して火を起こして、何を食べたんだっけ?

今日は土曜日だからだろう、駐車場はもういっぱい。テントもぎっしりだ。

いいね。懐かしいね。





▲ 大沼。

曇ってきていて、沼向こうの北海道駒ケ岳は全く見えず。
また、来てみて散策するか。




▲ そのまま、温泉に寄る。

道の駅にもっとも近い、ニヤマ温泉。

ここもほんとにひなびた温泉だった。
しかしシニア料金は300円で、明日も来るよ。

今晩も道の駅なないろななえ に御世話に。


ネットにこんな写真があった。



▲ うむむー。昔はコニーデ型だったんだ。

それが噴火で山頂が吹っ飛んで、偶然に、あの美しいユニークなフォルムができたのか!

ワオ、自然はスゴイ!



この山は


いよいよ北の大地へ

2018年07月28日 19時36分15秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月27日(金)



▲ 青函フェリーで青森を11時35分に出発した。




▲ 4時間弱の運行だ。

波はおだやか。函館の情報を集めていた。

3時20分に函館についた。


ま、とにかく食べてから、



▲ 回転寿司チェーンの函太郎へ。

海岸沿いにある。




▲ いままでも寿司は食べたいと思ったが、北海道へ行ったらと見合わせていた。

ネタで知っているのは、たいてい食べた。




▲ ナマウニまで、ほじくった(笑)。


もうお腹いっぱい。



見当をつけた車中泊地を回ってみたが、適当なところはないし、
明日は朝市へ行こうかとおもっていたが、あれだけ寿司を食べたら、もうサカナはいいやという気になって・・

函館は今回はスルー。



▲ 今年3月に新説された道の駅なないろ・ななえ(七飯)へ。

国定公園の大沼公園の手前にできた。
やはり頼りになるのは、道の駅です。

さて、ここを起点に明日以降どうしようか・・


ここは





平内ホタテ活御膳と三内丸山遺跡

2018年07月27日 10時00分00秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月25日(水)

八甲田山に登ったあとのお宿は



▲ 道の駅・浅虫温泉 ゆ~さ浅虫 で。

陸奥湾に面した、これまた平安時代からある浅虫温泉にある道の駅。
温泉も併設しているが、駐車場が狭く道路・鉄道騒音があった。

この道の駅に来たのは理由がある。
ブロ友りりさんの、ふるさと平内町(ひらないまち)でホタテを食べてほしい、との依頼があったからだ。
旅途中で依頼があれば、正平さんばりに出かけるようにしている。



▲ 平内町の夏泊半島を、その名も夏泊ホタテラインをつたって一周。

港で。どこでホタテの養殖をやっているのだろうか??
分からないまま、グーグル検索したホタテ料理を出してくれる店へ走った。




▲ ボンネット というレストラン喫茶に来た。

青森県東津軽郡平内町狩場沢・・

喫茶店じゃねーの、こんなとこでホタテ食べれるの?

しかし、こんな旗もあって



▲ 「平内ホタテ活御膳」が旗めいていた。

よしよし。




▲ で、もちろん平内ホタテ活御膳を所望。1500エン (税込)

ベビーホタテが入った澄まし汁のほか、



▲ 活ホタテ皿

活ホタテが6個以上のったメイン皿。
まずは刺身で。
添えられている野菜は鍋で焼いて。
次にホタテも焼いて、生との食感の違いを楽しむ。

ホタテの刺身は、初めてだったが、軟らかいんだね。繊維にそって口の中でくずれる。
そのあと、ほのかな甘みが漂う。うむー、生でもいけるじゃない。

刺身につけるタレは、ホタテ醤油、にんにくダレ、りんご塩ダレの三種 も相性が良かった。



▲ ベビーホタテ寿司

これでお腹も満たされた。

最後に出たアイスは、ホタテ汁込みで、旨みがあるアイスだった。

満足度が高い食事だった。
りりさん、美味かったよ。

ちなみに、平内町はホタテの養殖を初めて開発した町で、養殖ホタテでは生産高日本一だとか。
店長さんによれば、陸奥湾のホタテ、三陸のホタテ、オホーツクのホタテはそれぞれに味が微妙に違うのだと。食べる餌、プランクトンの違いによるのではということだ。



▲ 店内でした。

ボクが食事を終えたときは、みなさんもとうに終えていた。




▲ 道の駅・浅虫まで戻って、5階の展望温泉に入る。

まだ時間は早いが、せっかく浅虫温泉まできて入らずに帰るのもね。


~・~・~・~・~・~・


温泉のあとは一気に、青森市の西にある三内丸山遺跡まで走ってきた。




▲ 4時からのガイドツアーにちょうど間に合った。

この遺跡は縄文時代前期~中期(約5500年前~4000年前)のもの。
平成4年から始まった本格的な発掘調査ではそれまでの縄文文化の定説を覆してしまったことで有名。

・狩猟だけという定説から、農業もやっていたという穀物の跡。
・平等埋葬ではなく、埋葬にも階級差が見られる
・竪穴式建物だけでなく掘立柱建物も存在したetc




▲ 竪穴建物が、あったところに15棟復元されている。




▲ 掘立柱建物

住居ではなくて、冬季に雪で埋葬できない死体を仮安置したと考えられている。




▲ 物見の塔?

この遺跡は、「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界遺産登録しようと運動をしていた。
つい最近旅行中に、日本が推薦することを決定したと報道された。

今はこの遺跡見学は無料だが、世界遺産登録されると・・有料になりますぞ。



明後日発(7月27日)の、函館へのフェリーを予約した。
まもなくボクも、函館のひとだ。

ここは

八甲田山登山~ 東北きっての大湿原を周遊

2018年07月26日 15時19分31秒 | 同上 (山歩き)
7月23日(火)

酸ヶ湯温泉の公共駐車場での朝。

昨晩は確か雨音がしていたし、今も空はどんより曇っている。
きょうはダメかなあ。



▲ しかし、予報どおり9時近くになると晴れてきた。

急いで準備。
8時50分に駐車場脇の登山口 900m を出発。

地獄の湯という硫黄臭の立ちこめるガレ場を登りきると



▲ お待ちかねの湿原地帯に出てきた。

前に見えるのは、小岳1478m。
左手には・・




▲ 大岳が見えるのだが、今は流れる雲が取りついている。

ここは仙人岱(せんにんたい)と呼ばれるこの周遊コース最初の湿原だ。
岱(たい)とは、山の上にある湿原のことを言うそうだ。




▲ おお、雲がとれた。

あれが、八甲田山系で一番高い大岳 1584m だな。
頂上から左下に茶色い肌を見せているのが、のちに登ることになる登山道だ。
かなりガレていて地肌を見せている。

湿原の花、
 

 

 

 




▲ 仙人岱の湿原を終えて、正面の大岳に向かって登っていく。





▲ ある程度登って後ろを振り向く。

八甲田山の特徴は、緑の濃いアオモリトドマツ(オオシラビソ)の繁茂のようだ。
寒冷地に強いアオモリトドマツだが、手前の山肌の左側(北側)には生えていない。
残雪が長く残るからだそうだ。

最後のガレ場を登ると



▲ 八甲田大岳1584mの頂上に到着 11時13分。

360度のパノラマ展望だが、雲に遮られている方向もある。




▲ 方向盤の上に立って、イエーィ !




▲ 北の方向、つまり青森市、陸奥湾の方向は晴れている。

山並みの向こうに、かすかに市街が見える。

そして、ほぼ中央の山頂から少し下ったところには



▲ 八甲田スキー場の山頂公園の白い建物が見える。

2年前の2016年3月には、八甲田スキー場に初めて来て、あの頂上公園からこちらの、ここ大岳方向を眺めたなあ。




▲ その時の写真。中央の雲がかかっているのが大岳。




▲ 昼食を食べよう。

今日は、オムスビ2個、鮭と梅だ。酸ヶ湯温泉の売店で朝買ってきた。

東の方向。三つの山、右から小岳、高田大岳、雛岳 だ。




▲ 山頂には40分ほどいて、下山、周遊開始だ。

下に見える大岳避難小屋まで降りていく。
そこから左に折れて、毛無岱湿原へ向かうはずだ。

目の前の山は、井戸岳 1452m。
その手前が噴火口跡で、丸くえぐられている。




▲ また次の湿原へ下りてきた。

上毛無岱(かみけなしたい)だ。




▲ ワタスゲが見れる。

尾瀬ヶ原で一面のワタスゲを見たことがある。

だが、ここで一面に咲いていたのは、



▲ キンコウカ。

キンコウカが一面に群生していた。




▲ キンコウカのアップ。

こんな単純な花なのだが、これが群生すると見事になる。




▲ 木道の脇にも、あちこちに咲いていて




▲ こんな大規模な群落は見たことがなかった。


上毛無岱が切れたところは、一気に坂になっていて階段が付けられていた。
その階段の上段から下を見下ろすと、



▲ 下毛無岱(しもけなしたい)の湿原がまた広がっている。

地糠もあちこちに見える。




▲ ズームすると、木道を登山者が歩いている。




▲ タチギボウシだろうか。

あとは、たんたんと歩いて




▲ 酸ヶ湯駐車場には、午後2時過ぎに戻った。

標高差は700m ほどで、アップダウンも少なく歩きやすい湿原散策コースだった。

さあこれで、東北で5座を予定どおり、無事終えることができた 

クルマで休憩をしたあと、お風呂へ入ってスッキリとしよう。



▲ 酸ヶ湯の混浴千人風呂では、体や頭を洗ったりはできない。

千人風呂とは別に、男女別々の玉の湯という小規模の室内温泉がある。
きょうはこれで、さっぱりとだ。なんの未練もない。(なんのこっちゃ)

入浴を終えると、出発下山。



▲ 道の中途で、八甲田スキー場に寄ってみた。

ロープウェイであの頂上公園まで上がれたが、きょうの運行は終わっていた。
残念。

このスキー場には、必死の思いで2Wスタッドレスで上がってきて、オフピステを3回滑って、またスリップに気をつけて、実際スリップしてやばかったが、青森市に帰っていったなあ。 苦労した場所はたまらなく、懐かしい・・

が、それはそれ。
次の新しいネグラへ行こう。

ここは




混浴~ 酸ヶ湯温泉は うれしはずかし

2018年07月25日 10時15分57秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月23日(月)

道の駅・いなかだてを離れて、向かったのはあの酸ヶ湯温泉だ。



▲ 酸ヶ湯温泉公共駐車場

1時間ほどで到着。
もう5時を過ぎているので、まず温泉へ入りにいこう。

それは駐車場のすぐ下にある。



▲ 酸ヶ湯(すかゆ)温泉。

酸ヶ湯は300年も前から開かれていた山の温泉宿だ。

宿の屋根の向こうに山が見えるだろう。
あれが登りたい八甲田連峰の主峰「大岳」だ。




▲ さあ、温泉に入ろう。

ただね、ここは昔ながらの混浴の伝統を守っている。
だから入浴にも、それなりの覚悟がいるよ。
えっ、覚悟? 
そんなのいらね、いいじゃん と言っているアナタは



▲ 入浴のマナーの看板を読んだほうがいい。

「見れば まいね 見せれば まいね」

つまり 「見たらアカン 見せたらアカン」 なんのこっちゃ?(笑)

とにかく入ろう!



▲ わあああ、なんだ、これは・・!

はい、名物 ヒバ千人風呂 でござーい。

キミネ、じろじろ特定の方を見たらあかんよ。


ま、これはポスターでして、実際は



▲ こんな感じで。(撮影はもちろん禁止で、これはHPより

ボクは意を決して、しかし、うれしはずかしで入浴(笑)。

な~んだ、オトコばっかじゃん。20名弱。

それでも、まもなく夫婦づれの二組さんが・・
中年のかたと若いかただったような・・
ボクは好奇の目でみたらアカンということなので目をつぶっていて、あとはおぼろ(ホントかよ)

長湯はのぼせるということで、20分ほどで千人風呂から出た。


明日は、東北では最後の山登り。
八甲田山だ。
晴れるかな。

ここは


道の駅のたんぼアートを見ながら

2018年07月24日 08時22分08秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月23日(月)



▲ 道の駅・いなかだて

岩木山に登った20日の夜からここに滞在。3泊4日お世話になった。




▲ イカミンチとホタテのミニ弁(右)、おでん(左)。

この駅では、地元弁当とお惣菜が充実していて便利だった。足りない分はMAXバリューへ走る。キャンプではない。生活をしている(笑)。

明日からは晴れる予報になった。では、このベース基地から前進するとしよう。


その前に、この道の駅の売り物の「田んぼアート」とやらを見てこよう。



▲ 駅の裏には、こんな建物が立っていてその展望台からアートが見れるということで。




▲ 手塚治虫キャラクターを描いたのか。

手塚治虫は今年で生誕90周年だとか。
ここのは埼玉のよりスケールが大きいな。




▲ 7種類の色の違う稲を植えて絵にしたようだ。

上から眺めていたときは、ペンキでも塗り分けたのかと思ったが違った(笑)

他にも、コンクリート地面に着色して描いた


▲ こんな人とか




▲ こんな人が  描かれていた。

定期的に図案は変えているようだ。
タワー入館300円。


よし、それでは出発!
針路を北北西・・じゃなかった、東へ取れ。




夏の岩木山登山(百沢コース)~ 固有種ミチノクコザクラに会う

2018年07月22日 16時54分23秒 | 同上 (山歩き)
7月20日(金)

昨夏のみちのく山登りでは、津軽の名峰岩木山が残ってしまった。
今日の朝、その課題を果たせそうだ。



▲ 百沢スキー場駐車場での朝は、やはり晴れ。

おお、昨夕はみえなかった岩木山が見える!

6時前に出発だ。





▲ 百沢コースの最初三分の二は、こういうコナラなどの落葉樹林に覆われた山道が続く。

おおむね穏やかな斜度、土道だ。


 

▲ ゆり(クルマユリ)とすみれの種だろう。花は多くない。





▲ 焼止りヒュッテを過ぎると、百沢コース核心部の大沢につきあたる。

ここから両側の狭まった沢底を遡っていくことになる。

「通常、沢に水はほとんど流れておらず、靴を濡らすことはない」とガイドブックに書いてあったが、とんでもない。ほとんど沢登りに近く、右に左に川床に足を落とさないように登っていった。やはり長雨で雨量が増していたのだろう。

するとほどなく、沢べりに現れた。



▲ ミチノクコザクラ

この岩木山の固有種だ。ここにしか咲かない花。
しかもこの百沢コースにしかない。




▲ あちこちに咲いている。ミチノクコザクラ。



 

▲ 他の花は影がうすい。一番目カラマツソウ。




▲ 数段の小さな滝が流れ落ちる、ところへ来た。

4段もあるよ。
スリップしないように、注意深く渡らねばならなかった。

このあたりの地名「百沢」とは、こういう無数の沢が有るからだろう。

更に登ると、沢は雪渓に覆われてきた。



▲ 雪渓端を飾る ミチノクコザクラ。

色もはっきり、花弁もきっちりでまるで造花のようだ。




▲ 雪渓を登っていくスイス人のにいさん。

雪渓が初めて現れたとき、さあどこから登るべとボクが考えていると、この兄さんがきた。

「にいちゃん一人?」 と聞くと うん。アメリカ人ではないことはすぐ分かった。スイス人だと。ドイツ語?フランス語? フランス語圏だ。「フランス語を話すか?」と尋ねられて、ウイと答えて少し話したが、コリャダメだ思われて、我々の会話は英語に戻った(笑)。

あと頂上までずっとこのにいさんと一緒に登った。





▲ 陽を浴びて輝くミチノクコザクラ。





▲ 種蒔苗代(たねまきなわしろ)畔に着く。

小さな池の向こうに、岩木山の頂上が見える!

あと30分くらいかな。




▲ この畔で小休止。

このスイス人のにいさんは日本を旅行中。3ヶ月滞日予定。
もうすでに1ヶ月ほど北海道を周って、このあと仙台へ、最終的には屋久島まで行きたいのだとさ。




▲ さあ行くぞ。岩場を登っていく。

下の8合目のリフト降り場からきた登山者が合流して、急に人数が増えた。




▲ 岩木山頂上へ! 1625m 10時20分。

鐘の下がるモニュメントがユニークだ。



▲ 登頂記念に鳴らしてみた。

コーン・・・ 高い音色が響いた。




▲ にいさんは、先日登った白神山地を上から眺めたくてこの山にきた、といったが。

残念、白神のほうはいまひとつ見えないね。




▲ 青森市街のほうも、もっと先の雲がとれないと分からないね。




▲ 岩木山神社奥宮。

宮の向こうに、本当なら鳥海山、月山が見えるのかな。





▲ 見えませんねー。

今日は、高気圧が覆うが湿った空気のため雲がでやすい、と青森ラジオで言っていた。
梅雨明け宣言したとはいえ、完全に夏の天気にはなっていないのだろう。

いつものランチして、下山だ。



▲ 右下には八合目のバス停、駐車場がみえる。

駐車場から左上まで、リフトで上がってこれる。そしてこの頂上まで上ってくるラクチンルートもある。

よっぽどラクチンルートでこようかと思ったが、ま、歩けるうちはね。

にいさんは、八合目から嶽コースで下る。
ボクはクルマがPにあるから、また百沢コースのピストンだ。

お互いにこれからの安全旅を言い合って、別れた。




▲ 先ほどの種蒔苗代まで下って、頂上を見上げた。

バイバイな。




▲ 綿の花のような??

 


帰りの沢下りは、やだなと思いつつも慎重に下った。
しかし、沢下りの中途で黄色いリボンを見失って、もう一度上に登りなおして降りる場面もあった。あれはやばかったな。
だれ一人として出会わなかった百沢コースだった。

いや正確ではない。
スイスのにいさんとミチノクコザクラに出会った岩木山・百沢コースだった。(^^)




▲ 午後3時ごろに、百沢スキー場駐車場に戻ってきた。

9時間の山行か。確かに中級汗だくコースだった。

いつものようにクルマの中で珈琲休憩したあと、昨日と同じ百沢温泉に寄って、次の新たな道の駅寝ぐらを目指した。

ここは

いよいよ 津軽富士を眼前にして・・

2018年07月21日 12時21分07秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月17日(火)

昨晩に車中泊した道の駅・もりた は早々に立ち去った。

道の駅・なみおか(浪岡)に移動。

7月18、19日(水、木)



▲ 道の駅・なみおか アップルヒル。





▲ せんべい店、もち店、自然野菜店 etc 各種の地場専門店が広場を取り囲むように出店しており、楽しめるつくりになっていた ◎




▲ 道の駅の食事処で、夏季限定「なみおか りんご冷麺」750エン なるものを。

水を使わず りんご果汁100%で練り上げた こだわりのフルーティーな中華麺

うん、いいんでねーの。

汁もりんご味と酸味のブレンドで、爽やか感いっぱい。
りんご片も二切れ添えてあったが、麺の向こうに隠れてしまった。

また、食べたいね。


天気が良くなってきて昼過ぎには、
 

▲ 今回の旅ではじめて100%の満充電に。

ただいま13.1V 、7.9アンペアのインに。
その調子だ(^^)。

天気予報的にも、あすからは青森でも晴天が続く。
多分、梅雨明け宣言が出るだろう。

では、出動、出発。



▲ ヤマのふもとの百沢温泉に寄る。

340円。
シャンプー、ボディソウプは持参が必要の銭湯形式。



▲ 鉄分性の温泉で、ひなびた雰囲気。





▲ そして5時過ぎにきた。

岩木山百沢スキー場の駐車場。

あの左の森の上に、名峰津軽富士とよばれる岩木山が、(ナビ地図では)見えるはずだなのだが・・

ま、いい。明日は晴れるだろう。
晴れなきゃ待つだけだ。ここはクマが出ないだろうし。




十二湖で 青池と日本キャニオンを散策

2018年07月19日 13時39分40秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月16日(月)

道の駅・はちもり(八森)での朝。




▲ ここはあくまでも給水ポイント。

Wifi状況がいいので午前中にブログを書いたあとは、長居無用だ。出発。


日本海に沿って北上、すぐに秋田から青森の県境を越えた。
まもなく十二湖とやらへ行く道に沿って、白神山地の山域へ進んだ。




▲ 十二湖ビジターセンター前で駐車。

地図をもらう。
実は十二湖については、なんの情報を持ち合わせていなかった。
このビジターセンターに来る前に、道路標識に沿って行ったらリフレッシュ村とかいうキャンプ場に出てしまった。
慌ててスマホで、概略調査。どうも青池が一番のウリらしい。


看板地図では、


▲ 今は中の池のあたり。

十二湖は、中心になる池が十二湖あるからそう呼ばれるようだ。
実際は大小合わせると33個の湖沼があるらしい。

先の「青池」と、上ってくる時に標識のあった「日本キャニオン」というのが興味をひく。

では、まず青池の攻略。
近くまでバスが行き大きな駐車場もあるようだが、せっかくだから歩いていこう。(決して駐車場が有料だと分かったからではない)

距離は500mほど、30分ぐらい坂を上ってきただろうか。



▲ まず、鶏頭場(けとば)の池に到着。




▲ おおきな池だ。

もらった地図には、「迫力たっぷりの鶏頭場の池。南側の青池とともに、このコースのハイライトです」。ふむ、ふむ。
思い出した。あるブログで、早朝にこの池には霧が立ち夢幻的な光景になるとかで、撮った写真を載せていた。多分この池だろう。




▲ 上を見ると、かえでなのだろうか。

秋は、このあたりは綺麗だろうなあ。




▲ で、すぐに青池に。

くぼ地にあるようだ。




▲ 青池の全容。

うん、確かに湖面はコバルトブルーで美しい。

先の「丸池様」は鳥海山からの、この「青池」は白神山域からの伏流水が源泉だから、水が透明で青く見えるのだろう。ちなみに大雪・美瑛の「青い池」は含有ケミカルの色だ。それぞれにユニークな雰囲気を持つ。




▲ 少し高くウッドデッキ展望台があって、ここは池を展望しやすい。




▲ 透明な水だから、湖底に沈む枯れ枝等がそのまま見えるのは丸池様と同じだ。





▲ 枯れ枝と池面に浮かぶ枯葉。

この枯葉たちが、池面をかすかな風で移動していく。





▲ 陽の具合で、池面の青さも微妙に変化する。

明るい陽の下で見たくて少し待ったが、かなわなかった。





▲ 戻りは、青池そばの階段を少し登って、ブナ自然林の中を歩いて帰ろう




▲ 晴れていたら、もっと軽やかなウオーキングになるだろうにと思ったが。

今は雨期。多くは求めまい。





▲ 王池前の食事処に寄る。

縄文うどん~縄文人も食べていた どんぐりや栗と山芋入り か。

分かった。なぜこのあたりは、縄文の湯だとか縄文うどんとかうたうか。
北東北は、縄文時代の遺跡がめちゃ多いのだ。
去年、秋田鹿角の大湯環状列石を訪れたじゃないか。ああいうのがゴロゴロしている。




▲ で、縄文人になったつもりで縄文うどん。

どんぐりが練りこまれているから麺は薄茶色い。
もちもちした麺だった。

どんぐりを食べて、どもりいや吃音症にならないかなあ。

道を下山走行して



▲ キャニオン入り口に来た。

展望所まで0.5kmとあるので、行くか。

うっそうとした山道。チンチロリンを持ってくればと思ったが無いので、拍手しながら上っていった。





▲ ここも30分ほどで、展望所に。

おお、見える。あれか。



▲ 日本キャニオンと名づけられた白い山肌。

茶色い面も混ざっている。
なんだろうねえ。

入り口に戻って、下へ走行。
さらに下にも入り口があって、道路わきから山道を少し進んだ。

すると



▲ 眼前に日本グランドキャニオンの一部が。




▲ どうして、こんなのがここにあるのだろうか。





▲ 山肌?岩肌? に触ってみた。

ボロボロと案外もろく、崩れてくる触感。
これは砂岩?泥岩? が固まってできたもの?

あとでウィキで調べてみると、凝灰岩だ。

同じ白い岩肌でも甲斐駒ケ岳のような花崗岩ではない。
凝灰岩は火山灰が堆積したものだから、いずれ雨風で溶けてしまう?
いや、そんなことまで心配してもしょうがないよ。


十二湖を出発。

北上して深浦の道の駅に泊まって、焼きイカを食べたかったが。
近くの日帰り温泉が今日は休み。温泉はそれ以外なし。

じゃあしょうがない。

青森の内陸に向かって、道の駅・もりた(森田)で車中泊となった。

いよいよ東北最後の青森に来た。