アメリカン・ブルーです。
日付が変わってしまいました・・・・
昨日、今週、一番天気がよさそうな予報だったので、
その日を待って、私の住む東根市の桜の名所、白水川河川の桜を撮りに出かけました。
何度も登場しているおなじみのルナとの散歩コースです。
そんな場所が、この時期、最高の桜ロードになるなんて・・・・

春が何倍もの喜びになってやってきたようです。

この写真を撮影する前に、河原の下の方で、カメラをつけた三脚を担いで飛びまわっている方を見ました。
私には出来ないなぁ~と心で思いながら、
前回、下見をしなかった河川を歩きながら、
やっぱり、対岸のあそこへ行こう・・・・・そう決めて、橋を渡ろうと、戻って行きました。

すると、すでに、その橋の中ほどにカメラを構えた、先ほどの方が立っていました。
その横を通る時・・・私のカメラに気が付いたのか、
「こんにちは~」と笑顔を向けられたので、私も、「こんにちは~」
どこで撮るのか?と私に尋ねるので、
「日曜日に下見に来たのだけれど、まだ、五分咲きだったし、犬と一緒だったので、
その時に見た、右側の河川の奥の方へ行って撮りたいと思っています。」

それが、この辺り。。。
大きな桜が、こぼれるように枝を下げて、そこにいる私のためだけに、
こんなに香るのかというほどの桜の芳しさを分けてくれます。

「自分は、川のある風景のカレンダーの撮影に来ているんだけれど、
どこか、他に、良い川を知らないか?」と、私に聞いて来ました。
川なら、最上川の方へ行った方が・・・・そう答えると、
もう、3日になるそうで、最上川の方も行って来たらしく、きっと、納得できなかったのだろう・・・
それは私にもなんとなくわかる気がしました。
そして、私には、温海温泉河畔の桜も良かったよ~と教えてくれたので、
実は、2日前に行って来ましたよ~と、そこで大笑いをしてしまいました。
もう、30年も「川」との景色を撮っている東京から来たというその方は、
「川と桜」が題材だそうで、
桜並み木の傍に車が2台置いてある、それが動いてくれるのを待っているのだと言っていました。
そんなことを話しているうちに、車が動き出して、チャンスがやって来たようで、
お仕事の邪魔にならないように、「では、チャンスを逃しませんように・・・」と、そこでお別れをして、
私も、目的地へ向かったというわけでした。

私は、東根ののどかな桜の風景がとても好きで、
しかも、こんなに素晴らしい所なのに、
シートを引いてお花見をしている人がいないことが、実に不思議?

赤い鳥居にこぼれるような桜は、手毬のようにまん丸い形をして、
少女のようなイメージを起こさせてくれました。

帰り道にここを選んだのには、鳥居の赤の色彩が欲しかった事と、
雪が残る山と桜、そこにちょっと見えるルナが待っている家(笑)
そして、
ここを過ぎて、坂を降りたところにあるこの花を撮りたかったからです。

これは、さくらんぼの花です。
しかも、「紅秀峰」の花でした。
ちょうど、作業をしていた方がおられたので、写真を撮らせてください・・・とお願してみたら、
「いくらでもどうぞ~」
そう言って、私に、花の説明までしてくれました。
さくらんぼの種類の中で「佐藤錦」は皆さんも良く知っている品種だと思いますが、
それは、傍に受粉樹がないと、果実が出来ないのです。
こちらのさくらんぼ園では、一本だけ花が咲いているこの「紅秀峰」が佐藤錦の受粉樹なのだそうです。

私が最も好きなさくらんぼ、「紅秀峰」の真っ白い花。
7月上旬には、大粒の真っ赤な宝石に変身する日が楽しみです。


