不安定な激動の時代。
この時代の次は安定期だと思うのですが、今、この時代から吸収すべき事、経験すべき事とは。
良い恩師との出会いはとても大切。
人との出会って不思議だなと思いつつ、頂いた出会いを大切にオイラも頑張らなくては。
![]() |
伝説の外資トップが説く 働き方の教科書 |
ダイヤモンド社 |
内容紹介
突然だが、質問をひとつ。次の数式は何を意味するのだろうか?
(80 - 35)×365×(24 - 7)= 279,225
これを“翻訳”すると――。
現在35歳の男性が平均寿命の80歳まで生きるとすると、余命はあと45年。45年に1年(365日)を掛けると106,425日。さらに、この人が毎日7時間の睡眠をとっているとすると、24-7で17時間。先ほどの106,425日に17時間を掛けると、279,225時間。
うるう年という細かいことを忘れてザックリと計算すると、この人が80歳で天寿をまっとうするまでに目を開け頭を使って活動している「生きた時間」は、約28万時間ということだ。
28万時間という数字を見て、あなたはどう感じるだろうか。「まだまだこの先の人生は長いな!」と思うだろうか。それとも、「たったの28万時間!」と驚くだろうか。
たとえばあなたが、週末ごとに「もう金曜日か、1週間は早いな」と感じるのなら、あなたにとっての119時間(睡眠時間を7時間として、17時間×7日)はあっという間だということになる。同じように、誕生日や年末を迎えるたびに「もう1年経ってしまったのか」としみじみ実感するのなら、6,205時間(17時間×365日)もやはりあっという間なのだ。
あなたの人生の持ち時間は、いずれ潰えるときが来る。あなたがこの世に別れを告げるとき、その「いずれ」は思ったよりも早かったと感じるかもしれない。
本書は、“伝説の外資トップ”と呼ばれる新将命氏が、半世紀近くに及ぶ自身のビジネス人生での経験をもとに確立した「自分マネジメント」の原理原則を説いた1冊。
人としての器を広げ、スキルを磨き、仕事で自己実現を図るためにいま何をすべきかの道筋を示してくれる。全章にわたって散りばめられた人生を最大限に生きるための知恵は、読む者を鼓舞してくれるはずだ。
これまで何千人というビジネスパーソンと接してきた著者は言う。
「優れたビジネスパーソンを見ていると、ひとつの共通点があることに気がつく。人生には『これをやれば絶対に成功する』などというゴールデンルールは存在しないが、自分を信じ、自分の可能性に賭け、努力を怠らず、人に学び、定めた目標に向かって突き進むことで自分を磨き、プロフェッショナルとなったのだ、ということだ」。
あなたがこの世に生を受け、何十年か生きて死んでいくまでの間に、仕事を通じて世の中を変えることはきっとできる。そのための心構えの書として、本書が何らかのヒントになることだろう。
著者について
新 将命(あたらし・まさみ)
株式会社国際ビジネスブレイン代表取締役社長。1936年東京生まれ。早稲田大学卒。シェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップスなどグローバル・エクセレント・カンパニー6社で社長職を3社、副社長職を1社経験。2003年から2011年3月まで住友商事株式会社のアドバイザリー・ボード・メンバーを務める。長年の経験と実績をベースに、国内外で「リーダー人財育成」の使命に取り組んでいる。
希薄な虚論や空論とは異なり、実際に役に立つ“実論”の提唱を眼目とした、独特の経営論・リーダーシップ論には定評がある。ユーモアあふれる独特の語り口は、経営幹部層や次世代リーダーの間で絶大な人気を誇る。近著『経営の教科書』(ダイヤモンド社)、『リーダーの教科書』(武田ランダムハウスジャパン刊)は、現役経営者、若手リーダーの必読書となっている。