さんまの皇帝煮

秋になると
大好きな
さんまの塩焼きをしますが

一度はこれが食べたくなる皇帝煮

さんま５匹の頭をおとして
１匹を５個に輪切りする
はらわたを箸の先などで取り除く

土鍋にネギの青いところと
スライスした新生姜・ニンニク
花椒・八角・赤唐辛子をいれ
さんまを並べる

醤油　　200ml
酢　　　400ml
酒　　　100ml
檳榔糖　100g
胡麻油　大さじ１
を混ぜた煮汁を作る

さんまが隠れる位の煮汁をかけ
残りの煮汁はとっておく

沸騰するまで強火で
あとは弱火で１時間ほどコトコト・・・

残りの煮汁を足して
更に一時間半ほどコトコト煮る
こうすると煮崩れずに綺麗に仕上がる

火を止めて余熱で仕上げて出来上がり

いま
耐震工事に来てくれている
大工のお爺さん

「女房を亡くしてそろそろ三年・・
誰もいない家に帰ると
独り言を言いながら夕飯作るんですよ・・

女房が生きてるときにゃ分からなかったけれど

仕事を終えて帰宅して
一言、二言
今日あったことを報告出来る相手がいるって
どれだけ有り難いか・・ってね・・・」と仰る

その大工さんが
仕事を終えるのは
毎日５時を過ぎてからなので

片付け終えて
一時間半も移動にかけ

やっと
７時頃から自分でご飯作るんだなと想像する・・

「弁当持参してます」と
お昼はお握りを食べておられ
これも
早朝に自分で握って来られているんだと思うと
その大変さが身にしみる・・・

今日の午後
私の手が空いたので
さんまをコトコト
家中に八角と甘酢のいい香り

大工さんに
お裾分けできて
私がうれしい