荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

鏡の海

2014年12月20日 | 散文
時々四国へ行く。
膝が痛くても仕事は待ってくれない。
四国へは飛行機で行く。

爆弾低気圧の影響で、九州までも含んで、各地で大雪が降っている。
自宅マンションの池にも氷が張った。
空のダイヤも乱れていると、昨夜のTVニュースで言っていた。

今日はいつもより早く自宅を出る用心深さである。
膝が痛い事もあるし。

飛行機に乗って見ると、全くの晴天である。

荒川が見える。
海が随分静かである。
静かを通り越して、真っ平らだ。
瀬戸内海みたい。


アクアラインの海ほたるがきれいに見える。

周辺の海に日が当たっている。
波が無いので船の軌跡もきれいに見える。


光輝く海の中に江の島が見える。
暫く行っていないなあ・・・。

向こうに三浦半島が見える。
城ケ島にも暫く行っていないなあ・・・。


西に向かうに連れて雲が増えてくる。
それでも雲間の日差しは、ずっと海を照らし出している。
モコモコの雲の向こうに海が色付いて光っている。

それにしても、それぞれが独立して綿あめ状になった雲が、こんなに沢山あるのは珍しい。
初めて見るかも。


いつものように暫く眠って目が覚めると、随分西に移動していた。

瀬戸大橋だと思う。
だったら向こうが四国である。


相変らず海は鏡状態である。
そして相変らず雲が多い。
鏡の海に雲の影が映っている。

パッと見、島と雲の影の区別が付かない。


しまなみ海道の橋が海面に映っている。

周囲には雲影が映り込んで幻想的な光景となっている。


しまなみ海道が四国に上陸した。

造船所が見える。
我がふるさとの街だ。


半島の先端(右端)のC字の浜で、夏の日に家族と、友人と、泳いで、釣りをして、スイカ割りをした。

C字の中央に小さな島があって、途中神社がある山道を暫く走らないとたどり着けない、隠れ里的な風光明媚な場所である。


島影と雲影の先、光る海の奥に、富士山の様な島が見える。

見飽きる事の無い幻想的な景色を堪能して、さあ、仕事する?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする