荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

樫谷棚田の秋ー2

2016年10月23日 | 散文
山から下りて周囲を歩きます。


暑いくらいの陽気です。


歩くに連れて景色が展開します。








十二社がありました。


上がってみます。


ここからの景色です。


きっと昔から変わらない風景です。


元の場所に戻ります。
柿が色づいています。


コスモスが咲いています。


そういえば、ここまで誰にも会っていません。







休憩所で昼食にします。
コンビニのサンドイッチとお握りを持って来ました。


室内の写真や連絡帳を見ながら、外を眺めながらの食事です。



この話続きます。
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樫谷棚田の秋ー1

2016年10月23日 | 散文
棚田を3ヶ所巡ろうと生家を出ました。
計画では4つの山を越えます。
従ってこの話長いです。

肘川の岸を走っています。

きょうは前回と違った道を行きます。

樫谷地区へ向かう途中、道路脇に滝がありました。
昨日の雨で水量が多いようです。


ちょっと開けた林道に太陽光が差します。

厳か感があり、人里から遠くに来ている感があります。

山道脇に突然一軒だけの農家が現れました。
日当たりの良い壁面に何かを吊しています。


アワを干しています。

この辺りでは牛馬やニワトリを見ないので、人の食用だと思います。

そんな道を経てやっと樫谷に着きました。
こんな看板が新設されていました。


目の前に棚田が展開します。
この景色を見ての第一声は「おめでとう!」です。
幾世紀続けてきた努力が今年も実りました。
まだ刈り取られていない黄金の田と刈り取りが終わった田と稲を干した田が展開しています。


この景色に何とか間に合いました。


ちょっと感動しています。


案内板に従って「ビューポイント」へ行きます。
先ずは背後の山から。




まだ刈り取られていない田の黄金色が小判の一枚一枚に見えます。


屋根の上まで棚田です。


よくぞここまで、必死で開墾した賜物ものです。




谷の棚田を観ます。




四国には落人伝説が各地にあります。


よく「日本の現風景」と讃えられますが、幾数世代に渡ってこの景観を維持してきた人々の、子々孫々の生死を賭けた戦いの結晶だと思います。


多くの隠れ里が人知れず消滅して行ったと思います。

奇跡的に残った景観のように思います。

農道を下ります。


空が青いです。
眩しくて、心に沁みる青さです。

必死で命を繋いで来た人々の壮絶さを連想させます。

次回に続きます。
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