荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「男はつらいよ」別れの舞台

2023年12月04日 | 散文

「男はつらいよ」シリーズの別れのシーンの多くは、京成金町線柴又駅のホーム上です。さくらやマドンナとの別れの舞台です。今回は、第32作「口笛を吹く寅次郎」を例に、別れの舞台を訪ねました。

 

現在の現場は駅名看板も駅舎も大きく変わっています。入場券を買ってホームに上がります。

 

寅さんはマドンナとの恋の話が苦手です。得恋しそうになると、はぐらかします。今回も、わざと遅れて来ます。

 

現在は、背景のビルの色が変りました。ホームの柱も違います。

 

別れのシーンです。

 

映画の様な、背景に下町を表す看板が無いし、民家も見えません。

 

線路の先は高砂駅です。

 

現在の線路は直線です。

 

電車が来ます。

 

丁度向かいのホームに電車が来てしまいました。

 

マドンナを送って、寅次郎はホームを立ち去ります。悲しくて、さくらは歩みができません。

 

現在の線路と左右のホームです。

 

そして驚いたことに、初めて訪れたホームには、寅さん映画の撮影シーンのパネルが掲示されていました。この第32作のシーンが評判だってのでしょうか?多く掲示されていました。

 

 

こんな散策になりました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「男はつらいよ」第32作と撮影現場の今

2023年12月04日 | 散文

江戸川に佇む金町浄水場の取水塔は、「寅さん映画」に欠かせない風景でした。

 

「男はつらいよ第32作 口笛を吹く寅次郎」は、昭和58年制作の、59年のお正月映画です。マドンナは竹下景子さんです。例によって撮影現場の現在を訪ねました。

 

帝釈天参道商店街です。マドンナが寅さんを訪ねて来ます。御前様とすれ違います。

 

<現在の現場>

 

マドンナを振り返って、ニヤつく自分に気づいて反省します。可愛い御前様です。

 

<現在の現場>

 

寅さんは、源ちゃんと一緒に江戸川の土手で暇を潰しています。眼の前の取水塔は平屋根です。

 

<現在の現場>いつ頃からだろうか?丸屋根になった取水塔です。

 

上流には三角屋根の取水塔が在ります。

 

<現在の現場>この景色は変わりません。

 

そこにさくらが、マドンナが「とらや」に来ていると呼びに来ました。

 

<現在の現場>背後に、金町浄水場のタンク(?)が覗いています。

 

慌てて土手を駆け上がる寅次郎です。

 

<現在の現場>49年経っても坂の傾斜は変わりません。

この話、続きます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする