荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

樋口一葉が使った井戸のある路地

2024年03月20日 | 散文

本郷4丁目の路地です。

奥に行きます。本郷4丁目は古い町並みが多く在りますが、ここは特に雰囲気が違います。

小さな広場が在って、今も使っている井戸が有ります。

春の陽射しと静寂に包まれています。この景色だけで、ここに来る価値があります。

樋口一葉が使った井戸です。通称「菊坂下」は本郷台地の谷底です。水が豊富にあるのだと思います。

井戸の向こうを見上げます。左右に木造三階建ての民家が建っています。

間には石段が在ります。

入ってきた路地を振り返ります。春の陽射しです。台地の底にも注ぎます。

石段を上がります。

昔はこの門が集落の境界だったと思います。

振り返ります。樋口一葉が暮らした町です。

左右の木造三階建てが作り出す空間です。

見上げます。

木造三階建てが作り出す空です。春の空です。


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2 コメント

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おはようございます(^^♪ (のり)
2024-03-20 09:33:28
この辺りの路地の風景を拝見するたびに、杉山八郎さんのペン画を思い出します。 根津を描いた絵ハガキ「根津思ひ思ふ散歩みち」8枚は今も大切にとってあります。 私も丁子屋さんや路地で遊ぶ「段ボール娘」などを描いた懐かしい場所です。
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のりさん (荒川三歩)
2024-03-20 21:36:37
こんばんは。
今日は強風の中お墓参りでした。
もっとも、年に2回、お寺近くのイタリアンレストランを訪れるのを楽しみにしている部分が大きいです。

杉山八郎さんのペン画、好いですよね。
画集「東京下 町たたずみの家々」に、ここの景色も描かれていて、当時、画の現場を訪問するのが休日の日課になりました。その習慣が、今に至る散策となって習慣としています。
家までお邪魔して譲って頂いた「はん亭」の画は家宝です。
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