3年前の記事の再生です。
随分昔から山谷の存在を知っています。
岡林信康が歌った「山谷ブルース」や、ちばてつやが描いた「あしたのジョー」の舞台です。
私の中の山谷のイメージは、・・・暗い。
最近、山谷の商店街が「あしたのジョー」を使って集客に奮闘していると聞きました。
山谷に行ってみます。
・・・で、泪橋に来ました。
記憶が正しければ、丹下段平がこの橋の下にボクシングジムを構えました。
泪橋に橋が無い!
従って川が無く、当然ジムがありません。
「神の愛の宣教師教会 山谷の家」と書いています。
「あしたのジョー」で見たような気が・・・。
中から讃美歌の合唱が聞こえます。
山谷でキリスト教関係者が篤実な活動をしていると聞いています。
そして、山谷に住み込んだ医師や、ホームレスを看取る人達が居る事を聞いています。
浅草警察署日本堤交番がありました。
矢吹丈が喧嘩してお世話になった交番でしょうか?
その斜め前の焼鳥屋で、昼前から酒盛りしているぞ!
・・・この人達は酒盛りできるほど裕福な人達だと後で分りました。
玉姫公園があります。
段平とジョーがトレーニングした場所です。
・・・よく見ると、誰か寝ています。
ここにも寝ている人が居ます。
東京に転勤して来た時、先輩から「あそこは当り屋がいるから車の運転には気を付けろ」と注意された地域です。
いやいや、それより今日の目的は商店街です。
ほう、「いろは会ショップメイト」というのですか。
モダンなネーミングではありませんか!
ほらほら、「あしたのジョーのふるさと」と書いているではないですか。
・・・ん、入り口に座り込んでいる人が居ます。
寝ている人も居ます。
入口の右手にあるのが日本キリスト教団日本堤伝道センターです。
以前、炊き出しをしているのを見た事があります。
日本で一番労働環境が厳しい伝道所かも知れません。
立小便するのでしょう、教会の周辺が臭い・・・。
よく見ると、お巡りさんが住人(?)と話をしています。
暫く様子を見てみます。
但し、何だか雰囲気が怖いので、ママチャリで周辺を走っては、さりげなく戻って来る事にしました。
パトカーが来て止まった!
この人達は随分小ザッパリしています。
ひょっとしたら、この人達が仕事斡旋の手配師かも・・・。
前出の交番が私のすぐ後ろにありながら、警察官がいつも巡回しています。
ここはそんな街なんだ・・・。
いやいや、今日の目的は商店街です。
ほら、入り口でジョーが迎えてくれます。
段平も居るぞ!
白木葉子も迎えてくれます。
ここまで街を廻ってみて、こんな綺麗な恰好をした人は居ません。
ボクシングを題材にして、ちばてつやが描きたかったものが分ったような気がします。
当時の日本は大半の人が貧しかったが、健康的な貧乏でした。
今は違います。
当時よりもっと格差が広がって、明日の希望がありません。
アーケードの軒下にも白木葉子が居ます。
・・・が、買い物客が居ません。
ここにも白木葉子が居ますが、お金持ちのお嬢様は、ガムテープで貼られるのはプライドが許すのでしょうか?
無造作に自転車を留められて・・・。
アーケードを見上げると、ジョーとライバル達が居ます。
力石徹が居て、カルロス・リベラやホセ・メンドーサも居ます。
固有名詞がすんなり出て来る自分に驚いています。
普段は顔が浮かんでも名前が出て来ないのに・・・。
子供の頃の記憶はしっかり残っているんですねえ。
次の角で、ドヤ街を背にしたジョーが空を見上げています。
その視線を追いかけると、スカイツリーがありました。
この山谷で、ジョーと段平とマンモス西と、そして日本人は、上を、明日を、チャンピョンを目指して努力しました。
そんな努力が報われる魅力が、この時代の日本にはありました。
商店街を抜けた所に兄ちゃんが立っていました。
矢吹丈を三次元化したらこうなる?
・・・イメージと違う。
随分昔から山谷の存在を知っています。
岡林信康が歌った「山谷ブルース」や、ちばてつやが描いた「あしたのジョー」の舞台です。
私の中の山谷のイメージは、・・・暗い。
最近、山谷の商店街が「あしたのジョー」を使って集客に奮闘していると聞きました。
山谷に行ってみます。
・・・で、泪橋に来ました。
記憶が正しければ、丹下段平がこの橋の下にボクシングジムを構えました。
泪橋に橋が無い!
従って川が無く、当然ジムがありません。
「神の愛の宣教師教会 山谷の家」と書いています。
「あしたのジョー」で見たような気が・・・。
中から讃美歌の合唱が聞こえます。
山谷でキリスト教関係者が篤実な活動をしていると聞いています。
そして、山谷に住み込んだ医師や、ホームレスを看取る人達が居る事を聞いています。
浅草警察署日本堤交番がありました。
矢吹丈が喧嘩してお世話になった交番でしょうか?
その斜め前の焼鳥屋で、昼前から酒盛りしているぞ!
・・・この人達は酒盛りできるほど裕福な人達だと後で分りました。
玉姫公園があります。
段平とジョーがトレーニングした場所です。
・・・よく見ると、誰か寝ています。
ここにも寝ている人が居ます。
東京に転勤して来た時、先輩から「あそこは当り屋がいるから車の運転には気を付けろ」と注意された地域です。
いやいや、それより今日の目的は商店街です。
ほう、「いろは会ショップメイト」というのですか。
モダンなネーミングではありませんか!
ほらほら、「あしたのジョーのふるさと」と書いているではないですか。
・・・ん、入り口に座り込んでいる人が居ます。
寝ている人も居ます。
入口の右手にあるのが日本キリスト教団日本堤伝道センターです。
以前、炊き出しをしているのを見た事があります。
日本で一番労働環境が厳しい伝道所かも知れません。
立小便するのでしょう、教会の周辺が臭い・・・。
よく見ると、お巡りさんが住人(?)と話をしています。
暫く様子を見てみます。
但し、何だか雰囲気が怖いので、ママチャリで周辺を走っては、さりげなく戻って来る事にしました。
パトカーが来て止まった!
この人達は随分小ザッパリしています。
ひょっとしたら、この人達が仕事斡旋の手配師かも・・・。
前出の交番が私のすぐ後ろにありながら、警察官がいつも巡回しています。
ここはそんな街なんだ・・・。
いやいや、今日の目的は商店街です。
ほら、入り口でジョーが迎えてくれます。
段平も居るぞ!
白木葉子も迎えてくれます。
ここまで街を廻ってみて、こんな綺麗な恰好をした人は居ません。
ボクシングを題材にして、ちばてつやが描きたかったものが分ったような気がします。
当時の日本は大半の人が貧しかったが、健康的な貧乏でした。
今は違います。
当時よりもっと格差が広がって、明日の希望がありません。
アーケードの軒下にも白木葉子が居ます。
・・・が、買い物客が居ません。
ここにも白木葉子が居ますが、お金持ちのお嬢様は、ガムテープで貼られるのはプライドが許すのでしょうか?
無造作に自転車を留められて・・・。
アーケードを見上げると、ジョーとライバル達が居ます。
力石徹が居て、カルロス・リベラやホセ・メンドーサも居ます。
固有名詞がすんなり出て来る自分に驚いています。
普段は顔が浮かんでも名前が出て来ないのに・・・。
子供の頃の記憶はしっかり残っているんですねえ。
次の角で、ドヤ街を背にしたジョーが空を見上げています。
その視線を追いかけると、スカイツリーがありました。
この山谷で、ジョーと段平とマンモス西と、そして日本人は、上を、明日を、チャンピョンを目指して努力しました。
そんな努力が報われる魅力が、この時代の日本にはありました。
商店街を抜けた所に兄ちゃんが立っていました。
矢吹丈を三次元化したらこうなる?
・・・イメージと違う。