金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 神戸新聞杯・産経賞オールカマー

2024-09-23 02:51:10 | 競馬

 まずは菊花賞トライアル、中京の神戸新聞杯

 勝ったのは、ゴールドシップ産駒メイショウタバル。大外枠から内側を見ながらスタート、1コーナー手前で先頭に立ち、マイペースの逃げへ。前半1000mのラップは1分0秒0と淀みの無い流れに。直線に入ると逃げるメイショウタバルが後続を突き放します。3番手からキズナ産駒ジューンテイクが猛然と迫ってきますが、これに1/2馬身差をつけて快勝。稍重の勝ちタイムは2分11秒8。2着ジューンテイクから2馬身差の3着には、後方から外を差してきたキズナ産駒ショウナンラプンタ、1馬身3/4差の4着には、中団から内を差してきたキズナ産駒オールセインツ、さらにクビ差の5着には1番人気のシュヴァルグラン産駒メリオーレム

 勝ったメイショウタバルは、ダービーの出走取消以来の一戦で復活勝利毎日杯では重馬場を逃げ切っていますので、今回の重めの馬場も味方したと思います。スピードの持続力が持ち味であり、本番の菊花賞でも主導権が握れれば、ラストまで粘れる地力があるので、大本命のダービー馬ダノンデサイルの対抗馬になれそう。

 2着のジューンテイクも力を見せてくれました。ラストは差し切るかという勢いでしたが、その力は本番に取っておくということなのでしょう。3着ショウナンラプンタは、後方から良く伸びての3着。前々の馬に有利な展開を考えれば、1番強い内容だったと言えるかもしれません。

 1~3着が春の実績馬、4~5着が夏の上り馬でしたので、先週のセントライト記念の結果と合わせても、やはり今年は春の実績馬が優位な菊花賞になりそうです。

 

 

 そして中山の産経賞オールカマー

 勝ったのは、リアルスティール産駒の4歳牡馬レーベンスティール。好スタートから3番手追走へ。逃げたノヴェリスト産駒アウスヴァールの前半1000mのラップは1分1秒0とメンバーを考えるとかなりのスローペース。レーベンスティールは道中で相当に引っかかる素振りを見せており、Cルメール騎手は馬を落ち着かせようと馬場の内側へ入れます。直線に入ると、逃げるアウスヴァールが快調に粘り込みを図り、レーベンスティールの前がなかなか開きませんでしたが、ラストの坂の登りでアウスヴァールを捉えて1/2馬身差をつけて勝利。良の勝ちタイムは2分11秒8。2着アウスヴァールから1/2馬身差の3着には2番手からシルバーステート産駒リカンカブール、クビ差の4着には3番手からキズナ産駒サヴォーナ

 勝ったレーベンスティールは、6月のエプソムCに続いて重賞2連勝。これで本番の天皇賞秋へ駒を進めることになると思います。3歳4歳5歳のトップホースが集合するレースなので簡単ではありませんが、当然ながらレーベンスティールも争覇圏内にいる馬であります。ルメール騎手はこの馬かジャスティンパレスかの選択をすると思いますが、難しい判断になりそう。

 2着アウスヴァール、3着リカンカブール、4着サヴォーナは、スローの直線勝負になったレースで前々にいたことが好走理由の第1でしょう。アウスヴァールとリカンカブールはスローの小回りコースが上手いので覚えておきましょう。逆に、サヴォーナは消耗戦で上りがかかるレースが得意なので、今回のレースでは切れ負けしたということだと思います。

 

 


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