写真1 04月30日に田植えした田。その畦を歩くMさん、右手にペットボトル。写真2と同じ田
写真2 畦のモグラ道の上からペットボトル入り軽油を振り、足で踏みつけたMさん
写真3 これまでモグラ対策としてモグラ道を塞ぐ壁を埋め、捕獲器を埋めた。しかし、ことごとく失敗。写真4と同じ田
写真4 この田のモグラ対策。その1:①、②、③の畦に軽油入りペットボトルを埋めてある
その2:畦の雑草は一気に枯らさない、写真のように雑草を残す
A、Bは写真3の壁と捕獲器。ここも04月30日に田植え
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モグラ、農業には困りもの
たとえば田んぼ水漏れの穴を穿つ
この漏水被害と対策を弊ブログも紹介した(注1)
今年2016年も、先日、04月28日
シロカキのために田んぼ全面に張った水がモグラ穴から一晩で漏れていた、とTさんから伺う(注2)
さて、05月08日夕刻
農道の右前方、畦を歩くMさん、右手にペットボトル(写真1)
そこは04月30日に田植えの田んぼ(弊ブログ2016年05月02日写真2)
現場に着き、なに、なさってんですか。次のよう
モグラが畦土を盛り上げた所、すなわちモグラ道にペットボトル入り軽油を振りかけ、踏みつけている(写真2)
モグラは石油の臭いを嫌って動かないと聞いたので振っている
灯油や廃油でもいい
向うの田(写真3・写真4)には軽油とボロキレが入るペットボトルを埋めた
ペットボトルの周りには、臭いが外へ漏れるように穴を開けた
臭い持続のために孔の数は少なくした
ボロキレに軽油が浸み込み、臭いは長続きするはず
さらに、モグラ対策として畦の雑草を一気に枯らさない
除草剤を少なく撒布して雑草を半分ほど残した(写真3・写真4)
根を残し、ミミズが増えないようにした
一気に枯らすと根もいっぺん枯れて腐り、ミミズが増える
早苗の根がしっかりついた頃、残りの雑草を枯らす
これまで、モグラ対策は捕獲器、モグラ道塞ぎ壁など実施した(写真3・写真4)
しかし捕まらない、モグラは賢い、うまくすり抜ける
今年は軽油を試している
米つくり50年、人間とモグラの知恵くらべ
うまくいったら、みんなに教える
創意工夫の篤農家の姿をMさんに見る
注1 弊ブログ2011年07月06日・2013年05月14日・11月12日・2014年04月15日・08月11日・2015年07月06日・08月18日
注2 弊ブログ2016年04月25日のTさん
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2016年05月08日 撮影地:埼玉県久喜市
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