おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

大きな葉の上で舞う白拍子 フタリシズカ <野の草花64>

2012年05月28日 01時29分11秒 | 植物

写真1 大きな4枚の葉、その上で舞う白拍子のような白色穂状花序、フタリシズカ 


写真2 フタリシズカは、対生する葉が茎の上部で上と下に接してつくので4枚の葉が輪生するように見える


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 フタリシズカは山地の林下に生える草丈30~50cmの多年草
 葉は、短い葉柄の先につき、大きく(長さ8~16cm)、鋸歯がある
 茎の先に、ふつう2本の穂状花序をつける

 源義経の側室静御前の霊と、その霊に憑かれた菜摘女が悲しく舞う謡曲が「二人静」
 二人の舞姿に2本の穂状花序を見立てたのが和名、フタリシズカ
 学名:Chloranthus serratus センリョウ科

 引用・参考文献等:*『山渓カラー名鑑 日本の野草』(株式会社 山と渓谷社 1983年)557頁
             *大工園認著『野の花めぐり 春編』(株式会社 南方新社 2003年)141頁
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年05月19日 撮影地:埼玉県比企郡小川町・「カタクリとニリンソウの里」
 

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