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11月中旬夕刻、お腹が膝にくっつくほどの人生ベテラン女性。
サトイモの収穫中。
亡き祖母を想起。
叺入り牛糞堆肥を頭に載せて畑へ運んでいた祖母。
10kgや20kgになる叺入りカライモを、カズラで縛った干し大根を、
頭に載せて我が家まで運んでいた祖母。
私の故郷、噴火の島、東桜島の女性たちは、
農業材や農産物を、生活物資を頭に載せて運んだ、カンメた(冠めた)。
海抜0mの船着き場と住居の間を、住居から畑や山の間を、
標高差100~200mの階段状の農道や小路をカンメた。
カンメる姿は昭和30年代まで、車社会になるまで続いた。
カンメた祖母の腰は、晩年、蓄積負荷により曲がった。
写真の女性とほぼ同じ姿であった。
それでも、101歳の長寿をまっとうした。
引用・参考文献等:弊ブログ2013年03月07日
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2013年11月17日 撮影地:埼玉県久喜市
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