茶わんむしの歌
作詞 石黒ヒデ
作曲 (旧姓 鳥飼ヒデ)
ウンダモ ソンタ イケナ虫ナ
アタイガヘン 茶ワンナンダ
日ニ日ニ 三度モ アレモンセバ
キレイナ モングワンサー
茶ワンニ デケル 虫ジャロカイ
メゴナンド ヘアルク 虫ジャロカイ
ホーンニ ゲンネ コッヂャー
大正十三年(一九二四年)
姶良郡宮内尋常高等小学校
奉職の折作る
意味
まったくまあー それは どんな虫ですか
私の家の茶碗などは
日々朝昼晩3度も洗っているので
綺麗なものですよー
茶碗にできる・つく虫でしょうか
洗いもの用竹笊を歩きまわる虫でしょうか
ほんとにまあー、恥ずかしいことです
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2015年夏、7月下旬、中江さんは故郷・鹿児島に帰り墓参
近くの墓に「茶わんむしの歌」碑(上の写真)
この歌、鹿児島県民の歌と言ってもいいほど
昨年、NHKEテレ「にほんごであそぼ」でも歌われた
鹿児島を離れた人の耳に入ると故郷を思い出す歌
歌詞は、注文された料理・茶碗蒸しと茶碗についた虫の勘違いから始まる店主、店員、客の笑い話(注1)
勘違いは筆者にも
1960年代、鹿児島で暮らしていた頃
この歌はMBCラジオ・薩摩狂句学校の番組開始時に聞こえた(注2)
今年8月まで、中江さんの写真送付まで、狂句学校のテーマソングと思っていた
ほんにげんねこっじゃー
件の墓は、作詞・作曲の故石黒ヒデさんが眠る石黒家のお墓
中江さんは、かつて墓前でヒデさんの娘さん(ご高齢)と立ち話し、歌をテーマに
合掌
注1 そもそも、学芸会の劇中歌として教師・鳥飼ヒデさんが作詞・作曲。歌は上記の1番だけでなく、2番、3番もある
詳しくは霧島市立宮内小学校Website
注2 薩摩狂句学校は1958年に始まり現在に至る
執筆:有馬洋太郎 撮影者:中江謙介 撮影日:2015年07月22日 撮影地:鹿児島市
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