駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

変わりない朝

2009年08月31日 | 世の中
 切れ目に青空は見えるが、鉛色の雲が空の大部分を覆っている。気温は摂氏24,5度くらいか、もう夏ではない。初秋の何の変哲もない朝だ。昨夜、日本で政権交代が起きたことなど、天地は我関せず、無言で運行してゆく。
 天体の動きは宇宙人が首相になるという人間の営みの激動にも微塵の変化を示さないのだ。
 次期首相になる鳩山さんは育ちが良く根が正直でやや迂闊な所があるが、筋金入りの科学素養があり、自然に対する理知的な眼をお持ちのはずで、それは策動する人間の罠を避けてゆくのに有効に働いてゆくだろう。
 マスコミは民主党への地殻変動にはマスコミへの痛烈な批判も含まれていることを自覚し、うらみつらみ等人間の駆け引きばかりでなく、事実を客観的冷静に報道してゆくことだ。大衆は愚にして賢と言われるが、何万年の歴史はごく僅かに賢が優る?のを示しているようですよと申し上げておきたい。
 今しばらく診察室では天候の挨拶代わりに時折選挙も話題になるだろう。勿論、患者さんは私が何処を支持したか知る由もない。
コメント (2)
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