数ヶ月前から「ちくま」を読みだした。全部は読まない。大体三分の一くらい。
どうも気になる女が出来た。岸本佐知子さん。「根に持つタイプ」なるエッセイをお書きだ。お若くないのだが私にはお若い。つまり、まだ可愛いと感じられる年齢の範囲内だ。世には間口を広げ、八十でも可愛いと思える女性が居ると公言される御仁がおられるが、私は年下・・。
表紙の毛色の変わった11月号に「瓶記」を書いておられる。余った空き瓶を捨てようと棚から取り出して並べてみる。並べた瓶を見降ろして「愚民どもめ」。と言っているうちに瓶が物を言い始め、捨てられなくなってしまう。誠になんというかちょっと不思議な魅力がある?。尤も、よくは知らんが恋慕する輩が多そうで全く勝ち目はないので、せいぜいエッセイを読んでみようと思う。
しかしよく考えると、いや別に深く考えたわけではないのだが、中に疑問の一言があった、アヲハタの空き瓶が一番多い。アヲハタに恨みはないが、これはちょっと惚れるのを躊躇させる選択枝である。ジャム狂いを任ずる女がアヲハタとは?。
まあ、とりあえず頭休めになるか、心解しになるか著書を一冊読んでみよう。