駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

見かけと暦年例

2010年11月15日 | 人生

 クラス会に行くと二十年三十年ぶりの友人に会う。「ちっとも変わらないねえ」。という人の中に何処のお爺さんいう人がいる。「えっHなの」。と何度も見直す。「ほら一緒に九州行ったじゃないと45年前の学生旅行を持ち出してくる。確かに声は懐かしく、その記憶があればHに違いない、しかしどこから見ても白熊のご隠居のようだ(まさかこのブログを読まないだろうな)。
 妻も似たよう様なことを言う。
 「クラス会に行ったら、すっかり変わって分からない人が居るの」。
 そうか世の中には外見が老けやすい人と老けにくい人が居るのだ。
 しかしまあ、人は血管と共に老いると言う、見かけはともかく大切なのは中身の年齢なのだ。若く見えるからといって油断はできない。それが証拠に私などは若く見えるらしいが、患者さんの顔は浮かんでも名前が出てこなくなった。週末は疲れが残るようになった。
 心身の働きを長持ちさせるには適度な休養が欠かせないと、天気の良い休日は近隣にドライブに出かけている。気分転換で脳の疲れが取れるようだ。爺むさいと言われるかもしれないが美術館や神社仏閣というのは格好の目的地と見付けた。

コメント
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