ワールドカップ最終準備戦ということでニュージーランド戦を観たのだが、最初の三十分は合格だったが、それ以降は不合格という、不安を残す結果となった。攻撃は岡崎が居れば機能する確信を得た。大迫は力不足だった。守備はどうしてもちぐはぐになってしまう。吉田は総身に知恵と神経が回りかねていた。今野が居たらと思う場面がいくつもあった。
戦術はさておき、個々の選手の能力が見えたと思う。岡崎が輝き、山口蛍が光った。青山もまずまずと思ったが、遠藤には焼きが回ってきたのではないか、日本にペース呼び戻すことが出来なかった。酒井はどちらももう一つ、高徳は確かに時々良いセンタリングをあげるが、守備力が足りない。酒井宏は平均的でここが良いという特徴がよくわからなかった。内田は好みの選手ではないのだが居ないと彼の良さが理解できた。川島もどうかなあという出来だった。ゴールキーパーは守備陣に的確な指示を出さなければならないのだが、不十分に見えた。長谷部はプレイヤーとしては抜群ではないが、キャプテンシーの不在を感じさせられた。
岡崎、山口、青山が収穫。遠藤と川島に陰り、大迫と細貝はもう一つ。柿谷、内田、長谷部、今野は不在を感じさせた。香川と本田には六十五点をあげよう。
あと三ヶ月で何が出来るか、このままではリーグ戦を抜け出せないかもしれないと不安を感じる。