毎日新聞二紙(時に三紙)に目を通しネットのニュースも一覧しているが、世の中の流れが十分把握できるわけではない。新聞に屑情報は少ないが、ありきたりというか全方位をカバーする傾向があり、これはと目を引いたりなるほどと感心する情報はさほど多くない。ネットは芸能感覚が色濃く、その場限りの耳目を引くだけの情報が多いが、えーそうかえーそんなという情報も混じっている。
百年前にはテレビやインターネットはなく、今ほどの情報量はなかったわけだが、情報を知りたい気持ちは今と変わらず否今以上あったかもしれない。今は半ば意図的なデマがあるが昔はデマでなくとも口伝えも多く脚色が加わり、間違った情報が伝わったことも少なからずあっただろう。
情報の伝え方情報の力と言うのは、日米でちょっと違うように観測している。米国の情報はタイムやニューズウイークを読んでいるわけではなく、時々BSでCNNなどを見る程度なので十分ではないがそう思う。情報は両刃の刃で、暴露が過ぎたり偏向が過ぎれば社会が不安定になる。日米共そこそこ安定した社会状況が保たれているが、情報伝達の面では微妙な違いがあるようだ。アメリカにも隠蔽しようとする勢力は勿論あるのだが、包み隠さず報道しようという力も強く、トランプの自分勝手な振舞や低いモラルなど相当に暴露されている。しかし受け取る側に意外な?ことに、現実的な抑制と言うかバランス感覚が働いて、秩序が壊れるということはないようだ。日本の方は報道する側に自主規制?が働いて、現政権を覆すような報道が控えめになっているように思う。
日米どちらでも大元には既得権を守り利益を優先する人や組織が強い力を持っているのだろうが、それがどのように効力を発揮するかで微妙な差があるようだ。飛躍するが、相当出鱈目だがアメリカは基調にクオリティを認め優先する文化があるので崩れそうで崩れないのではと診ている。日本はどうだろう。