ゼレンスキーウクライナ大統領の印象が少しづつ変わってきている。今回の国連演説に熱狂的な支持はなかったようだ。ロシア軍が思いのほか手強いのかウクライナ軍が期待ほど強くないのかウクライナ戦争が長引き変化が出てきた。始め見えなかった複雑な背景構図が徐々に明らかになったせいか、長引く戦いに見つめる人たちが倦んできたのか・・色々な要因があると思う。それに単純にさほど状況が変わらなくても時間が経つと人間の心には様々な変化が生ずるものだ。まあ一般に日本人は熱しやすく冷めやすい傾向があると言われるが、粘り強い執拗な国の人も二年近くなるとちょっと見方を変えるらしい。
何といっても、惨い目辛い目に苦しんでいるのは戦火に晒される市民で、たとえ戦争が長引こうが否長引くからこそ支援を必要としているだろう。それに対する支援は倦むことなく続けたい。
しかし二年近い月日が経ってゼレンスキーへの圧倒的支持の陰りが出てきたことから学ぶべきことは、もういい加減にしてほしいということだ。お互いに不満があり折り合うことは難しくても、停戦合意を目指すべきだ。ののしり合いにらみ合いは認めても、武器の使用は禁止して何キロかの緩衝区域を置いて殺し合いをやめさせたい。トルコインドに日本が加わり停戦の道を探れないものか。万一そうした行動を岸田首相が取られれば、評価をがらりと変えさせていただきたい。