朝日カルチャーセンター☆ブログ

関西4教室(中之島・京都・川西・くずは)の最新情報をお届けします!

●京都ふるみち歴史散策、二条にゆく【大阪】

2007年12月28日 22時07分19秒 | 中之島教室
こんにちは、広報部ちゃこです
師走も押し迫った12月27日、「京都ふるみち歴史散策」クラスの講座にご一緒してきました
ということで、今年最後の現地リポートをお送りします!!

集合は12時半。こちらの講座では、毎回約3時間くらいで月に1回、京都の色んな場所を巡ります。
本日行った場所は二条。二条城が年末で休城中のため、二條陣屋・二条城の外堀を歩いてきました


二條陣屋の門構え。代々小川家の住宅で、重要文化財に指定されています。撮影禁止のため、ご当主の許可を得て、可能な部分だけカメラに収めてきました




玄関から外を臨む。窓枠の形が素敵です。O部長に伺ったところ、この形は禅宗の花頭窓という種類だそうです。額にはまった絵画をみているような、落ち着いた感じがします。


中庭の風景と、二階から同じ場所を見た写真。元々、大名の宿泊所として建築されたもので、部屋や廊下には様々な仕掛けがあります。入口を入ってすぐの廊下は人が通ると音がする「うぐいす張り」。庭に面した春日の間のふすまは、ふすま1枚に障子の部分、ふすまの部分があり、閉めると話す声は聞こえない、しかし人が近づくと影でわかるようになっているそうです。天井には「武者隠」。主人の客が心を許せない相手の場合、天井裏に文字通り武者(?)が隠れて様子を伺い、いざとなるとさっと飛び降りて危機を救う!とのお話。
さすが松本先生、小さい頃からこちらにはよく来られていたとのことで、次々に面白いお話が飛び出します


といを指差し、説明する松本先生。防火対策として銅のといに水を流し、そこに濡れむしろを掛ける工夫などで数々の大火から焼失を免れた、貴重な建築とのこと。
他にも、普段は上げておいて緊急時に使用する「吊り階段」、隠し階段など、様々な仕掛けがあり、かなり楽しめます


お次は神泉苑へ。空海の行った「雨乞い」、実は天文学で雨の降る時期を予期していた!?など衝撃的なお話が・・・次回はどんなお話が伺えるのか、楽しみになります。


二条城の外堀をゆっくりと散策。同じ速さでお堀を鴨が泳いでいました。なんとものどかな風景です

 
受講生が生垣の赤い実の種類を先生に尋ねています。この実は千両かな?ちょっとした質問にも、先生や他の受講生が答えてくれます。晴れた空の下、みなさん思い思いにおしゃべりを楽しみながら、お散歩感覚でゆるゆると歩いてゆきます。


ここで先生がなぞなぞを1問
「戦時中、二条城を米軍が占拠したとき、現在では駐車場になっている二条城城門前の広場を、あることに使用していました。さて、それはなんでしょう?」
↓こちら、右手にちらっと見えている場所です。みなさんわかりますか?
答えは・・・一番下へ


月に1度、今まで知らなかった「京都」を味わえるこの講座、興味のある方はぜひお問い合わせくださいね。
「京都ふるみち歴史散策」の詳細はこちら
または大阪教室(06-6222-5222)まで!

≪ご注意≫
朝日カルチャーセンターは、明日12月28日(金)~1月6日(日)休館させていただいております。
期間内にもホームページからお申し込みいただけますが、お手続きの方法・教材などのご連絡は1月7日(月)以降になりますのでご了承くださいませ。
よいお年をお迎えください




<答え>
飛行場でした。ここからセスナ機などが飛び立っていったとのこと。
知らなければただの駐車場だった場所も、歴史を知ることで重みを増しますね。
コメント
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