朝日カルチャーセンター☆ブログ

関西4教室(中之島・京都・川西・くずは)の最新情報をお届けします!

カルチャーの現場から #3 「レクコン」

2024年02月24日 19時45分12秒 | カルチャーの現場から
 みなさま、こんにちは。
 朝日カルチャーセンターでは、「レクチャー&コンサート」というジャンルを設けています。
 音楽を体感いただきながら学んでいただく、というものです。

 例えば昨冬には、ジャズピアニストの工藤隆さんを招き、「工藤隆のクリスマス・ジャズライブ」講座を、中之島教室で行いました。
 2部構成で、第1部は「Silent night(きよしこの夜)」を、さまざまなアレンジで展開。 
 (第2部は、おなじみのクリスマスソングを、工藤さんのジャズアレンジでお楽しみいただきました)
 アンコールもSilent night。
 ジャズの真骨頂である、アレンジ・アドリブの自由さ、幅広さを、圧倒的な演奏技術とともに堪能いただきました。
 
 工藤さんはその翌月にも、北九州教室で同様の講座を実施。
 構成は大きく変えましたが、「Silent night」をさまざまなアレンジで、という、朝日カルチャーからのお願い部分は同じです。
 同じなのですが、そのアレンジの表情はまったく別でした。
 つまり、8通りの、まったく異なる、しかもそれぞれが胸に響くすばらしいアレンジを展開。
 ジャズの魅力をたっぷりと味わえる、すてきな講座でした。

 そのレクチャー&コンサート。
 この春ももちろん、ご用意しています。

 工藤隆さんも登場します。
 4月22日に、中之島教室で「春に聴く、春を聴くジャズ・ライブ」講座を開催してくださいます。
 <こちらをご覧ください>

 ジャズだけではありません。
 タンゴは、「アストル・ピアソラとタンゴのマエストロ達」講座(3月7日 中之島教室)。 
 タンゴグレリオさんが、「タンゴの革命児」「タンゴの破壊者」と称されるアストル・ピアソラをテーマに、歴代のタンゴのマエストロ達との関係性を中心に、彼の音楽が生まれた過程を追います。ギターとバンドネオンの演奏を、たっぷりお楽しみください。
 <こちらをご覧ください>

 ポルトガル音楽のファドも。
 月本 一史さんが、「ポルトガルの歌 ファドを知る~カーネーション革命とファド 前編」講座を、3月2日に中之島教室で開催。
 1974年に起きた「カーネーション革命」を受けた、ファドの変化についてお話しいただきます。リスボンへ旅した気分でお楽しみください。
 <こちらをご覧ください>

 ブルース、そしてブギウギも。
 4月27日に、Nacomi Tanakaさんが「ブルースからブギウギへ」講座を行ってくださいます(中之島教室)。
 ブギウギが生まれた背景やブルースとの違いなどをレクチャー。ピアニストmasakimuraseとのライブもお楽しみください。
 <こちらをご覧ください>

 昨秋、満席で増設した田尻洋一先生のクラシック講座は、次回は3月14日です(4月以降も開催します)。
 「田尻洋一のピアノサロン3月~春の息吹~」講座。ハイドン:ピアノソナタ ヘ長調、シューマン:ピアノソナタ 第1番「ファンダンゴ(フラメンコ)」、メンデルスゾーン:春の歌、蜜蜂の結婚 ほかを演奏してくださる予定です(中之島教室)。
 <こちらをご覧ください>

 くずは教室では、ザ・タイガースのメンバー、「ピー」こと瞳みのるさんが、「ピーが語るグループサウンズの変遷」講座を開催なさいます(3月2日)。
 教室受講はすでに残席が「1」。
 オンライン講座ですと、まだお席があります。
 <こちらをご覧ください>
 
 他にもたくさん講座をご用意しています。
 朝日カルチャーセンターのホームページ左上にある「講座をさがす」→「♪音楽」とクリックして、お好みの講座をぜひのぞいてみられてください。 

  ※朝日カルチャーセンター関西4教室のホームページ(中之島京都くずは川西
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カルチャーの現場から #2 「24年春の講座」

2024年02月16日 10時27分39秒 | カルチャーの現場から
 みなさま、こんにちは。
 24年4月期の講座ご紹介をオープンしました。
 今期も、「笑顔とわくわく」がたくさん詰まった講座をご用意しています。
 昨秋に世界遺産に登録された「加耶古墳群」と倭の巨大古墳との交わりについてひもとく「世界遺産 加耶古墳群と百舌鳥・古市古墳群」講座(こちら)、建築家・丹下健三の設計活動と思想をたどる「師弟関係が織りなす建築 丹下健三の足跡」講座(こちら)など。人気の怪異学講座は今期は「『源氏物語』の怪異」がテーマです(こちら)。朝日新聞社が140年あまりにわたって撮影した写真をもとに撮影当時の「いま」をご紹介する「写真で時間旅行 2000万枚の写真が語る、あの日の『いま』」講座(こちら)も新設しました。

 もちろん2月、3月に行う講座も多くのラインナップをそろえています。
 昨年、満席となった「東大寺の修二会(お水取り)を学ぶ」講座(こちら)は、今年も開催します(3月6日)。東大寺長老の講話をお聴きいただいた後、鐘楼や俊乗堂などを巡り、お松明も見学いただきます。
 先月、テレビ番組「世界ふしぎ発見」でも密着取材を受けた、水中考古学者・船舶考古学博士の山舩晃太郎さんによる講座「沈没船博士が語る『南蛮屏風』 描かれた南蛮船の謎に迫る」講座(こちら)は3月8日に行います。
 3月1日は、京都非公開文化財・特別公開の見どころを、京都にまつわるこぼれ話やおいしいもの情報とともにお届けする「もっと京都 知るほど楽しい千年のみやこ」講座(こちら)を開催します。
 よろしければぜひ、朝日カルチャーセンター関西4教室(中之島京都くずは川西)のホームページをのぞいてみてください。
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カルチャーの現場から #1 「出会い」

2024年02月09日 08時24分34秒 | カルチャーの現場から
みなさま、こんにちは。
朝日カルチャーセンターでは日々、すてきな方々、すてきな言葉、すてきな場面に出会います。
それらをみなさまにお届けするコラム「カルチャーの現場から」を始めます。
 ※朝日カルチャーセンター関西(中之島教室・京都教室・くずは教室・川西教室)のホームページ内ブログに掲載

初回のお話は、「出会い」についてです。

・・・・・・・・・・・・

先日、ボクシングの元世界チャンピオン・久保隼さんに「限界論」を語っていただく講座を、中之島教室で行いました。
久保さんが、「将来の世界王者」と、その実力を認める穴口一輝選手との共同講師です。
久保さんからも、穴口選手からも、素晴らしいお話、勇気が出るお話が次々にあふれ出た、幸せな時間でした。

そのうちの一つ。久保さんのすてきな言葉を紹介させてください。

陸上競技の400m走で例えると、300mあたり。
すでに体力は消耗して、でもまだ「少し」とは言えない距離が残っている。
例えばそういったとき。

「しんどいとき。そのときの覚悟と比例して、行動が変わる。
 それに合わせて、その先の出会いが変わる」

覚悟に比例して行動が変わる。それは理解できます。
がんばった先のギフトが「出会い」というのが意外でした。
久保さんに「ボクシングの世界チャンピオンは、日本にはまだ100人いません。その称号や、誇り、地位などが『がんばった先にあるギフト』ということならわかりますが、そうではなく、<出会い>なんですか」とたずねました。
久保さんは「出会いこそ、かけがえのないものです。地位や名誉などよりも、とても大事なもの。人生そのものに影響します」と、さらりとお話しになりました。

そして、後日。
僕は、あるシングルマザーと雑談していました。
その女性が、「息子のおかげで、ある素晴らしい出会いに恵まれた」とおっしゃったとき。
ふと久保さんの言葉を思い出し、こう言いました。
「世界チャンピオンからこういう言葉を聞いた。がんばった先にあるギフトが、<出会い>。だとしたら、あなたのその出会いは、あなたががんばってきたことへのギフトかもしれませんね」。

その女性はとても感慨深そうでした。
この春に社会人として巣立とうとする息子がつないだ、すてきな出会い。
それは自分ががんばってきたから。
目に光るものが見えた気がしました。

出会いって、多くの方にとって、わりあい日常に生じるものだと思います。
それが、「自分ががんばったことのギフト」と思うと、普通の出会いであっても、なんだかすてきな気持ちになります。
相手との接し方も変わる気がします。
久保さんに、この言葉をいただいてから、日常が少し変わった気がしています。
みなさまの日々の出会い。
それはみなさまががんばったことへのギフト。
心の中で、そっとそう思うと、日々の景色がよりよいものに見えるかもしれません。

ボクシング元世界チャンピオン・久保隼さんからの言葉のギフト。
みなさまにもお届けさせていただきました。
コメント (1)
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