こんにちは!中之島教室です。
「週末に楽しむ絵画」教室の石橋先生から、
全関西美術展のレポートが届きました
さっそく、ご紹介します
嬉しいニュースをお届けします。
「週末に楽しむ絵画」教室からここ数年続く快挙のお知らせです。
「全関西展」と言えば、絵をやるものにとっては憧れの舞台。
毎回、同文で恐縮ですが、団体展と違って、ここではその人の今迄の評価・実績は全く通用しません。
ただ絵だけが闘い、競い合います。
そんな同展に、昨年3席受賞の市川順子さん(OG)が(一昨年は2席)、
井上京子さんも3年連続入選を果たされました。
ご覧の写真のような作品です。
どんなメッセージが聞こえてくるかをご覧頂ければと思います。
市川順子さん 題名「刻」 F130号(194×162㎝)
時代の進行に合わせるかのように増え続ける産業廃棄物。
時代は豊かに便利になっていく一方で、どんどんスクラップは増大し続けています。
私たちはこの二律背反と、どう向き合って行ったらいいのか、
また廃棄物の処理は、このままでいいのかを問いかけた作品となっています。
見てください。かつては朱に塗られた仁王さんの足、今やその朱が飛び散り、
大きく傷ついています。この痛々しい仁王さんの足を世に届けたい気持ちから描かれました。
井上京子さん 題名「しまうま」 F100号(130×162㎝)
今迄ギリシャ神話から題材を求めてこられましたが、今年は大変身です。
鬱蒼と茂る森の中、青色の3人のニンフが踊っています。
手前は白骨化した立木です。何か輪廻の暗示でもあるようです。
よく見ると、枯れ木も思い思いに踊っています。しまうまの縞のようです。
縞は防御のためのものといわれていますが、縞がニンフを守っているようにも見えます。
ニンフは教室での人体の時間のものです。最初の20分が3ポーズのクロッキーです。
ポーズは前の週に、皆さんがリクエストしたもの、結構意地の悪いものもあり、
これはモデルさんとの真剣勝負となります。
モデルさんも「さあー、どうだ」と難しいポーズで応戦です。
このコラボの楽しいこと。楽しいこと。こうして作品は出来上がっていきます。
同展は
大阪市立美術館で7月7日~19日まで。
「週末に楽しむ絵画」教室は毎週金曜18時から開催!
石橋先生の指導のもと、クラスの仲間で切磋琢磨し、
独創的な作品を創りあげていく講座です。
数々の展覧会で入選・受賞されている受講者も
見学もできますので、お気軽にお問い合わせください
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