朝日カルチャーセンター☆ブログ

関西4教室(中之島・京都・川西・くずは)の最新情報をお届けします!

●第73回関西水彩画展始まる【中之島】

2017年03月25日 14時03分27秒 | 中之島教室
こんにちは!中之島教室です。「週末に楽しむ絵画」教室の石橋先生から、
関西水彩画展のレポートが届きました
さっそくご紹介します
    
一斉に開き始めた花の春に合わせたかのように、関水展が始まりました。
上手い絵、澄ましている絵、ふんぞり返っている絵、おしゃべりな絵、
頑張っている絵など様々な力作が競い合っています。
水彩といった馴染みのせいか、多くの方達が挑戦し、
展示は二段掛けあり、その熱気たるや凄まじいものとなっています。
沢山の絵、その中の存在感のある絵を数えていきました。
絵とのコミュニケーションは、絵からの押しつけよりも、
絵への問いかけの方が多くなっていきます。 

絵はある事象や光景をトリミングして、そこに想いを盛り込み、
想いを託して行きますが、その構え方にはいろいろあります。
私たちの教室の場合は、絵の中に開拓力を持つこと、
時代に対する問題意識を持つこと・・・
これ等を重点に、その基本を自分の視点に求めます。
どういう視点で時代やテーマを見るか・・・
これがコアとなって問題を切取り、絵を構成して行くからです。
そうすれば必ず存在感のある絵になって行きます。
こうした努力が、今将に花開こうとしています。
この「週末に楽しむ絵画教室」出品者の頑張りは見ごたえ十分です。
先ずは写真をご覧ください。 

会員  天野紀美恵さん  刻 (F80号)


街中抽象を求めて、道頓堀川へカメラウオッチング。
道頓堀に面したお料理屋さんの壁には、
年輪を感じさせる空調のダクト、今なお現役で頑張っています。
川面を渡る風は周りの賑やかな音を運び、そのリズムに合わせて
ダンスをしているかのようです。
隣のダクトは赤いハンカチを振ってダンスの頑張りを応援しています。
ここには幸せな時間が流れています。

会員  飯田哲子さん  刻の記憶・犬島 (F80号)


瀬戸内海に浮かぶ犬島、そこには明治時代建造の銅精錬所跡が
あります。銅の大暴落で僅か10年で閉鎖されました。
再稼働されないまま当時の姿で残されて、今はユニークな
美術館としての新しい役割を担っています。
傾いた大煙突。これに種を落とし役目を終えた百合を
添えました。世帯交代を暗示するかのようです。
いみじくもこの美術館のコンセプトは
「あるものを活かし、無いものを創る」とありました。

会員 市川順子さん  刻(とき) (F100号)関西水彩画会会員賞


仁王さんの踏んづけているのは、現代の豊穣を造りだした機械文明のスクラップ。
時代は豊かに便利になっていく一方で、どんどんスクラップは増大し続け、
うず高く積み上げられ、やがて人間を押し潰そうとしています。何という皮肉。
しかも人工知能に凡てを任せ、文明までも担わせるかもしれない時代が
もうそこまで来ています。仁王さんの強い踏み込みは、
時代に対する私たちの問題意識に気合をかけているのでしょうか。

会員  井上京子さん  想-つながる命- (F80号)


ギリシャ神話のダフネとアポロン。その物語の創作第二話です。
愛の神、エロースの悪戯でアポロンの想いに応えることができず、
「せめて私の聖樹に」と願うアポロンの気持に添い月桂樹に変身するダフネ。
絵のバックは、あの22年前の大震災で瓦解したアポロン石膏像破片、
ボロボロになっても尚、追いかけたい思いを表し、
中央はそれに応えたいダフネの苦しみを置きました。
見てください!今、樹は将に花をつけました。命を繋いだようです。

会友  三浦 繁さん  ジオラマ (F100号) 会員推挙


道頓堀の川面に昼夜繰り返されるうわべだけの街の華やぎ。
「昼は顔をそむけるような汚い川面が、夕闇・夜の訪れとともに一変して
美しいネオンに彩られた川面に豹変する。一過性の日常であるにも拘らず
時間の経過とともに現実としての錯覚、重みを日常的に映しこんでいく」
(三浦さんの釈文)。
これを作り物の意のジオラマと題して、とらえた作品です。
 写真ではわかり難いですが、マヨネーズなどの容器に絵具を入れて、
細い線を押し出して刺繍のように描かれています。

一般  津村康予さん  待つ (152×108) 会友推挙


教室では、画用紙半切2枚を縦繋ぎ(新聞紙2枚の大きさ)にして、
季節毎に1ヶ月・4回の人体を描きます。
この伸びやかさ、力強さをご覧ください。
逞しく生きる女性は低い視点から描くのが一番と、
用紙を床に置いて描かれたものです。
お勤めと介護で描く時間は教室の中だけ、
その必至さからこうした力強さが出てくるのでしょう。
この等身大女性像のユニークさは、会場でもひと際、目を引きます。


同展は大阪市立美術館で3月15~20日迄開催されました。
      
「週末に楽しむ絵画」教室は毎週金曜18時から開催!
石橋先生の指導のもと、クラスの仲間で切磋琢磨し、
独創的な作品を創りあげていく講座です。
数々の展覧会で入選・受賞されている受講者も
見学もできますので、お気軽にお問い合わせください
中之島教室 06-6222-5222
インターネットからのお申し込みはこちら(クレジット決済のみです)
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●体験レポ! イライラがなくなる!? アンガーマネジメントのすすめ 【中之島】

2017年03月07日 17時32分11秒 | 中之島教室
こんにちは、中之島教室のMです
毎朝、鏡で自分の顔を見るたびに気になることがあります。
それは、<眉間の皺>……
家族や友人から「沸点が低い」と言われる怒りっぽさで
40年近く生きてきた私。
眉間に皺をよせ続けた結果、ついに、刻み込まれてしまったのです(泣)!!



そんな、チャッ〇マンのごとく瞬間着火する私でしたが、
昨冬に「アンガーマネジメント」の入門講座を受講して以来、
驚くほどイライラしなくなりました
体験レポートを少しだけご紹介します

<アンガーマネジメントとは??>
1970年代にアメリカで始まった、怒りのセルフコントロール術です。
“人間関係が良くなる”として、一般の講座や企業研修のほか、
最近では介護・医療現場のストレス対策としても注目されています。

<怒ってはいけない、ではない>
入門講座でレクチャーしてくださったのは、日本アンガーマネジメント協会の
正木忠さん。
(アンガーマネジメント シニアファシリテーター)
正木さんから、アンガーマネジメントは「『怒らない』方法ではなく、
『怒りを上手に自己管理する』テクニック」だと聞き、まず安心。
必要な場面では怒っていいのです!(よかった!)

<私は何に怒っている?>
「怒りとはそもそも何なのか」「怒りの種類」などについて説明を受けた後、
普段どんな場面で、何(誰)に対して、どのように怒っているのか。
自分の怒りを理解し、向き合うことから始めます。

皆さんは最近怒ったことを覚えていますか??

たとえば、私の場合(あくまでも当時のことですが)、
A「近所の工事現場の音がうるさい」→ちょっとイライラする程度
B「家事の分担について家族と口論になる」→感情が爆発して、相手に厳しい
言葉をぶつけてしまう
という2つのイライラが浮かびました。

<冷静になってみると>
改めて怒りの出来事を白い紙に書いてみると、
「そんなことで怒ってしまって、なんだか恥ずかしい」という
気持ちになります。
けれど、その時は瞬時に湧き上がった怒りでいっぱいになってしまうのです。



そこで、正木さんから冷静になるテクニックを
いくつか教えていただきました。
超・カンタン!! 私にもできそうです。
※テクニックの続きは講座で!

<怒りのワード>
次に、正木さんから「それぞれの怒りは、どんな言葉で表現できますか?」と
聞かれ、悩むこと数分……何も思い浮かばず、自分のボキャブラリーのなさに
驚きました。例を挙げていただいて、やっと
A=「気に障る」、B「反発」「立腹」と当て嵌めました。

自分のボキャ貧に気づき、またも恥ずかしくなってきました。
己の怒りすら言葉で表せないのに、
相手に怒りが伝わっているはずがありません。
怒りのコントロールに、<言葉>は重要だと感じました。

家族に怒った時に「いつもそういうことをするんだから!」
と言ってしまうことがあります。
当たり前のことなのですが、相手が“いつも”しているはずがありません。
「いつもそういうことをする!」という瞬発的で、感情的な言葉は、
「あなたは、そうやって頻繁に私を怒らせるよね~」という個人的な
状況説明にすぎず、無意味なことだったんだなあ、と今は分かります。

<大事なのは問題解決>
これまで、客観的に怒りを見つめることができていなかったのだと
痛感しました。すると、結局は何がしたいのか、
“どのように問題を解決するか”が明確になってきます。
「近所の工事現場の騒音が気になる」なら、耳栓をしたり、できるだけ
家から離れて過ごしたりすればいい。「家事の分担について家族と口論に
なる」のは、“相手にどうしてほしいのか”を落ち着いて話せていないから。
相手が自分の意見を拒絶しない限りは、相談の余地があるはずで、
感情的な暴言が先に出てしまうから、話がややこしくなってしまうのだと
気づきました。

――という訳で、怒りで無駄なエネルギーを消費していた私は、
イライラしなくなったことで、最近はかなり元気になりました
それでも、人間ですから、時には我慢できず怒ってしまうことがあります。
そんな時は、学んだテクニックを思い出しながら、「冷静な問題解決」を
念頭に、相手を傷つけないような対処を心がけています

皆さんもぜひ体験してください。
90分の受講で人間関係がぐっとラクになるかもしれません!


お電話(中之島教室 06・6222・5222)でも
お申し込みいただけます。
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