2月27日(土)に、芦屋教室で鈴木秀子講師の「自分らしく生きる」が行われました。
以前にお伝えした
レポートのパート2です。
(
パナソニックエイジフリー介護チェーン)で無料配布している「はぴとび」6月号に掲載されました。
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皆さま、こんにちは。
先月に引き続き、鈴木秀子先生の講演「自分らしく生きる」のレポートをお送りいたします。
◆幸せに生きる秘訣は「今に生きる」こと
幸せの秘訣は「今に生きる」ことだと鈴木先生はお話しされます。
人が、幸せを感じられないとき、それは、どんな状況でしょう。
悩む、落ち込む、病気などでしょうか。こんなとき、多くの場合、私たちは過去や未来に生きています。
過去の出来事を引きずり、後悔や怒り・悲しみを感じている、また、まだわからない未来に不安や恐怖、失望を感じている、そんなとき、「今」を生きているでしょうか。これでは、幸せを感じられないでしょう。
反対に、ご飯をゆっくり味わい、感謝し食べている、仕事に前向きに一生懸命取り組んでいる、好きなものや美しいものに見入っている、こんなとき、人は「今」を生きています。きっと、幸せを感じています。
美味しいご飯が出てきたら、味わえる、やりがいのある仕事を与えられたら、前向きに取り組めるのに…と思うかも知れませんが「今を生きる」とは「今、ここで、自分を幸せにする」と考えること、これが幸せの秘訣なのです。
今いる建物、移動に使う車や電車、食材も仕事も、誰もがいろんな恩恵を受けて、生きています。
また、身体が動く、一緒にいてくれる人がいるなど、当たり前と思いがちなことに感謝すると、それだけで、今、この瞬間、しみじみと幸せを感じることができます。
◆自分が「幸せ発信地」
人は、互いに影響しあい、生きているので、まずは、自分が幸せでいることが、周囲の幸せに繋がっていく、と鈴木先生。
例えば、家庭を持つ女性ならば、
あなたが幸せならば、家族も周りも幸せです。家の中で、お母さんがニコニコしていると、子供も幸せです。
子供が学校でニコニコしてると、友達も幸せです。
旦那様も幸せです。旦那様の会社の人、買い物に行ったお店の店員さんも、その店員さんが接客した、ほかのお客様も…
こんな風に、あなたが「幸せ発信地」となり、幸せが広がっていきます。
だからこそ「今を幸せに生きる」ことがとても大切なのです。
それでも、人生の中ではいろいろなことが起こります。
先生のお話から、今を生きる方法をいくつかご紹介いたします。
①もし、不幸に見舞われたら、我慢せず、わーっと泣いて忘れましょう。そして、日頃、当たり前と感じていることに感謝し、幸せを感じてみましょう。
②過去の出来事や取り返しのつかないことは、受け入れ、気持ちを切り替えるようにします。
ここで決して、自分を責めず、尊い存在である自分を認めましょう。
③「○○になったらどうしよう」と不安を口にしたり、子供に「○○しなければ、立派になれない」など、不幸予言のクセはやめましょう。
④もし、心配や不安が頭に浮かんだら、目の前のことに集中します。
料理をしていたら、集中して野菜を切る、花があれば、美しさを感じてみましょう。
⑤憂鬱な日が続いたら、少しくらいお金がかかっても、自分がうれしく、楽しく感じることをしましょう。
美味しいお茶を飲みにいく、美容院に行くなど。そして、嬉しくなったら「よかったね」と自分に話しかけてみましょう。
人は、苦難にみまわれると、当たり前のことがどれほどありがたいことか、理解することがあります。
とすると、苦難は、苦しみではなく「感謝を忘れている、過去や未来にばかり目を向けて思いわずらっている」というお知らせで、自分を取り戻すきっかけとも言えるのではないでしょうか。
小さな社会貢献
講演会の最後に「小さな社会貢献」にもなる、大切な人や周囲の人を思いながら行う、簡単な瞑想を教えていただきました。
まず、目を閉じて、ゆっくりと呼吸を十回ほど繰り返します。
吐く息とともに、疲れやストレスも吐き出されて消えていくイメージでゆっくりと呼吸を繰り返します。
次に、ゆっくりと息を吐きながら、目の前に、大切な人の一番幸せそうな姿や、最高の笑顔を思い浮かべて、その人にさらに大きな喜びや幸福が流れていくようにイメージします。
ひとりずつ、家族や友人や同僚や上司などを思い浮かべて、呼吸を三分間ほど繰り返します。
実際やってみると、短い時間ですが、充足感を感じたり、リラックスもできました。一度、試してみてはいかがでしょうか。
私は「今に生きる」と、人は幸せを感じられるだけでなく、心も強く成長できると感じました。できることから、少しずつ実践しています。
鈴木先生、素晴らしいお話をありがとうございました。(譜久村)