キース・ジャレットが作曲したメロディックな小品「マイ・ソング」
この曲の最初のレコーディングは、ECMレーベルのヨーロピアン・カルテットのものです。
当時キース・ジャレットは、ソロ演奏と共に、米国、およびヨーロッパ出身者で編成された各々のカルテットで活動しており、この作品はヨーロピアン・カルテットの第2作目にあたります。
そしてアメリカン・カルテットは、ゴスペル、フォーク、フリー等をミックスした上で、リスミックな作品が多いのに対し、ヨーロピアン・カルテットは、メロディックで叙情性溢れるものとなっています。
中でもこのアルバムは美しいメロディの人気作で、その代表曲が2曲目の「マイ・ソング」です。
「MY SONG」 ECM 1115
1. QUESTAR
2. MY SONG
3. TABARKA
4. COUNTRY
5. MANDALA
6. THE JOURNEY HOME
KEITH JARRETT(p) JAN GARBAREK(ts,ss) PALLE DANIELSON(b)
JON CHRISTENSEN(ds) 録音 1977年10月31日、11月1日 オスロ
アルバムのタイトルにもなっている「マイ・ソング」がカルテットで演奏され、公式録音として残っているのは、このアルバムだけです。
私はキースが4回目の来日となった「ワールド・ツアー」の日本公演において、78年12月12日に日本武道館で行われた日本で唯一度のソロ・コンサートで、この曲を聴きました。
当日は2部構成で、いずれも即興演奏でしたが、1部はメロディックな曲、2部はフリーっぽい演奏となり、そこではピアノの弦を手で弾いたり、ピアノの下に潜ったり、蓋をパタンと閉めたりのパフォーマンスも行った後に、アンコールに応えて「マイ・ソング」となり、客席からは大きな拍手が起こりました。
以下は当日のプログラムです。

その日の演奏は、後日FM東京の日曜日の番組でも放送されましたが、その後、公式録音としてはお目にかかることがありませんでした。
但しブート・レグ(LP)では、リー・コニッツとのカップリングで、ソロ演奏が収められています。
そして待つこと27年、カーネギー・ホールでのソロ・コンサートのアンコールで、再び登場することになりました。
ここでも最初のワン・フレーズを弾いたところで、大きな拍手が起こっています。
「THE CARNEGIE HALL CONCERT」 ECM UCCE - 1079/80

録音 2005年9月26日
このCDは2枚組で、10の即興演奏と、5つのアンコール曲からなり、「マイ・ソング」はアンコールの3番目に演奏されています。
なお、ヨーロピアン・カルテットのアルバムに入っている「マイ・ソング」と、「カントリー」を、キースとは別の人がそれぞれ演っているアルバムがあります。
「マイソング」はベルギー出身のイヴァン・パドゥア、そして「カントリー」はドイツ出身のウォルター・ラングです。

この2枚、いずれもピアノ・トリオでの演奏ですが、キース・ジャレットにはこのバージョンでの録音は無く、彼に似たピアノ・タッチとヨーロッパ的録音のため、ECMのキースを好んで聴かれる方には、こちらも聴いて頂きたいアルバムです。
この曲の最初のレコーディングは、ECMレーベルのヨーロピアン・カルテットのものです。
当時キース・ジャレットは、ソロ演奏と共に、米国、およびヨーロッパ出身者で編成された各々のカルテットで活動しており、この作品はヨーロピアン・カルテットの第2作目にあたります。
そしてアメリカン・カルテットは、ゴスペル、フォーク、フリー等をミックスした上で、リスミックな作品が多いのに対し、ヨーロピアン・カルテットは、メロディックで叙情性溢れるものとなっています。
中でもこのアルバムは美しいメロディの人気作で、その代表曲が2曲目の「マイ・ソング」です。
「MY SONG」 ECM 1115



1. QUESTAR
2. MY SONG
3. TABARKA
4. COUNTRY
5. MANDALA
6. THE JOURNEY HOME
KEITH JARRETT(p) JAN GARBAREK(ts,ss) PALLE DANIELSON(b)
JON CHRISTENSEN(ds) 録音 1977年10月31日、11月1日 オスロ
アルバムのタイトルにもなっている「マイ・ソング」がカルテットで演奏され、公式録音として残っているのは、このアルバムだけです。
私はキースが4回目の来日となった「ワールド・ツアー」の日本公演において、78年12月12日に日本武道館で行われた日本で唯一度のソロ・コンサートで、この曲を聴きました。
当日は2部構成で、いずれも即興演奏でしたが、1部はメロディックな曲、2部はフリーっぽい演奏となり、そこではピアノの弦を手で弾いたり、ピアノの下に潜ったり、蓋をパタンと閉めたりのパフォーマンスも行った後に、アンコールに応えて「マイ・ソング」となり、客席からは大きな拍手が起こりました。
以下は当日のプログラムです。


その日の演奏は、後日FM東京の日曜日の番組でも放送されましたが、その後、公式録音としてはお目にかかることがありませんでした。
但しブート・レグ(LP)では、リー・コニッツとのカップリングで、ソロ演奏が収められています。
そして待つこと27年、カーネギー・ホールでのソロ・コンサートのアンコールで、再び登場することになりました。
ここでも最初のワン・フレーズを弾いたところで、大きな拍手が起こっています。
「THE CARNEGIE HALL CONCERT」 ECM UCCE - 1079/80



録音 2005年9月26日
このCDは2枚組で、10の即興演奏と、5つのアンコール曲からなり、「マイ・ソング」はアンコールの3番目に演奏されています。
なお、ヨーロピアン・カルテットのアルバムに入っている「マイ・ソング」と、「カントリー」を、キースとは別の人がそれぞれ演っているアルバムがあります。
「マイソング」はベルギー出身のイヴァン・パドゥア、そして「カントリー」はドイツ出身のウォルター・ラングです。


この2枚、いずれもピアノ・トリオでの演奏ですが、キース・ジャレットにはこのバージョンでの録音は無く、彼に似たピアノ・タッチとヨーロッパ的録音のため、ECMのキースを好んで聴かれる方には、こちらも聴いて頂きたいアルバムです。