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ブルーノートの2枚

2016-09-04 | JAZZ
先日8月25日に亡くなったRUDY VAN GELDER、
これを機会に多くの方が色々コメントを寄せています。
そこで私もジャズを聴き始めた頃に購入した2枚のBLUE NOTE盤を取り上げまてみました。

「THE EMINENT JAY JAY JOHNSON」 BLUE NOTE BLP 1505 Vol.1
   
SIDE 1
1. TURNPIKE
2. LOVER MAN
3. GET HAPPY
4. SKETCH I
5. CAPRI
CLIFFORD BROWN(tp) JAY JAY JOHNSON(tb) JIMMY HEATH(ts,bs)
JOHN LEWIS(p) PERCY HEATH(b) KENNY CLARKE(ds)
録音 1953年6月22日
SIDE 2
1. JAY
2. OLD DEVIL MOON
3. IT′S YOU OR NO ONE
4. TOO MARVELOUS FOR WORDS
5. COFFEE POT
JAY JAY JOHNSON(tb) WYNTON KELLY(p) CHARLIE MINGUS(b)
KENNY CLARKE(ds) SABU(cog)
録音 1954年9月24日

J.J.ジョンソンは1953年から1955年にかけて、ブルーノートに3回のレコーディングをに行っており、当初は3枚の10インチ盤に収録され発売されましたが、2枚の12インチ盤に再編集され、2つのセッションを中心とした演奏がVol.1の両面に分かれて収められています。
Side1はクリフォード・ブラウンを含む3管が、Side2はコンガを入れたクインテットですが、初期のウイントン・ケリーとチャーリー・ミンガスの参加が目を引きます。
このレコード、
折角の青白レーベルは、無残にもカビがあちこちに点在し、汚れてしまっていますが「音」には変化がありませんでした。
それにしてもクリフォード・ブラウンは素晴らしいし、ウイントン・ケリーのアップ・テンポによるソロなどは、後年の自身のリーダー・アルバムとは異なるアプローチだし、ミデアム・テンポでの演奏はホレス・シルバーのようでもあります。
それにしてもこのアルバムで聴けるJ.J.の音は、この後に続くCBSの一連の作品を初めとしたどのアルバムよりツヤと輝きがあり、これがヴァンゲルダー録音の特徴なのだと思います。


「THE STYLING OF SILVER」 BLUE NOTE BLP 1562
   
1. NO SMOKIN′
2. THE BACK BEAT
3. SOULVILLE
4. HOME COOKIN′
5. METAMORPHOSIS
6. MY ONE AND ONLY LOVE
ART FARMER(tp) HANK MOBLEY(ts) HORACE SILVER(p)
TEDDY KOTICK(b) LOUIS HAYES(ds)
録音 1957年5月8日

この時期のホレス・シルバー・クインテットは、メンバーが次々に入れ替わっているのですが、いずれもハード・バップの香り高い名盤ぞろいです。
このアルバムは、百貨店でも輸入盤が買えた時代として過去に一度登場していますが、私の中ではホレス・シルバーの一連の作品において最初に購入したものでとても愛着があります。


最近の中古市場の中で、ブルーノートのオリジナル盤は相変わらずの高額で取引されていて、とても手が出ません。
ここに挙げた2枚は50年近く前に購入したもので、オリジナル盤ではありませんが、デッド・ワックス部にRVGの文字が刻まれています。
ドル・円が変動相場制に変わったのは70年代に入ってからで、この2枚は$=360円時代に1,800円で購入しています。
まぁ、サラリーマンの月給が数万円の時代でしたから、現在の価値とさほど変わらないということになりましょうか。

コメント
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