あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

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私の愛聴盤(第95回)

2016-09-11 | 私の愛聴盤
第95回はマイルス・デイビスの「アット・ザ・プラグド・ニッケル」です。
「COOKIN´ AT THE PLUGGED NICKEL」 CBS SONY CJ 40645
  
1. IF I WERE A BELL
2. STELLA BY STARLIGHT
3. WALKIN´
4. MILES(MILESTONE)
MILES DAVIS(tp) WAYNE SHORTER(ts) 
HERBIE HANCOCK(p) RON CARTER(b) TONY WILLIAMS(ds)
録音 1965年12月22, 23日

お馴染みの曲のオンパレードですが、
良いんです、これはこれで・・・ 
ベルリンのライブ以降、体調不良で休養を余儀なくされたマイルス,
1年4ヶ月後に旧知のメンバーと組んで、手慣れた曲を披露した2日間のライブの一コマ、
ここに収録された全4曲、
メンバーにしてみれば与えられた曲を単なる素材として、テンポ、フレーズ共にこれまでの演奏より一層自由な表現で、
黄金のクインテットのアコースティックにおける最終コーナー、

マイルスが休んでいる間に、残りのメンバーの表現力がアップしていることがはっきり判ります。
各人にそれぞれソロ・スペースが与えられており、その中でトニーの張り切りようは特別で、マイルスと堂々と渉り合い、
録音もトニーのドラミングが一層誇張されていて、“おいおいトニーさんよ、親分と真っ向勝負して大丈夫かいな”と、心配になります。

後に発売されたCDには33曲が詰まった8枚組もありますが、このライブをつまみ食いするならこれ1枚でことが足ります。

このライブの後に、ヨーロッパ各地でも同じ素材を取り上げた演奏は、67年秋まで続きます。
このシカゴのライブは公式録音として演奏も充実しており、マイルス・チューンのアルバムの中ではトップ・クラスの1枚であると思います。

コメント (2)
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