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ヘルゲ・リエンの演奏するスタンダード

2017-03-05 | JAZZ
昨年暮れにノルウェーのピアニストとしてここに登場したヘルゲ・リエンの同じメンバーによるスタンダード・アルバムを聴いてみました。
「TO THE LITTLE RADIO」 DIW 6032 (CD / DIW-632)
  
1. GRANDFATHERS WALTZ
2. LOOK FOR THE SILER LINING
3. CHELSEA BRIDGE
4. LITTLE SUNFLOWER
5. LOVE SONG
6. TO THE LITTLE RADIO
7. AMAPOLA
8. SONOR
HELGE LIEN(p) FRODE BERG(b) KNUT AALEFJAER(ds)
録音 2006年1月3 ~ 6日

リズミカルなピアノ演奏に加え、ブラシの合いの手がタイミング良く、出だしからノリノリの「GRANDFATHERS WALTZ」、
続く「LOOK FOR THE SILVER LINING」のテーマ演奏の後ろ微かに聞こえる音は、ドラマーがシンバルを弓で擦っているようです。
この曲はチェット・ベイカーが歌っている「SINGS」や、増尾好秋の演奏もお勧めです。
 

フレディ・ハバードのアルバム「BACKLASH」からの「LITTLE SUNFLOWER」は、ヘリゲ・リエンの左手によるリズム・パターンに乗って、淡々と弾かれる右手のメロディが美しく、「TO THE LITTLE RADIO」では、冒頭で演奏されるピアノ・ソロの残響音が何とも言えず良い雰囲気を醸し出してくれます。

なお最後に収録されている「SONOR」は、ハンプトン・ホースの下記の2枚のアルバムに収録されていますが、左側のアルバムに収録されているのは3拍子で、右側の曲は4拍子となっており、曲も全く異なっています。
ここで取り上げられているのは、下記左側の「Spanish Steps」に収録されている曲です。
 

このアルバムは全体的にスロー・テンポで演奏され、3人のインタープレイが際立っています。
それにしても、クリアな音が詰まった素晴らしい出来栄えの1枚だと思います。

コメント (5)
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