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ヨアヒム・キューンのピアノ・ソロ・アルバム

2017-09-24 | JAZZ
今では数多く存在するジャズ・ピアニストのソロ演奏、
その中で、ヨアヒム・キューンについては、1982年のものが以前ソロ・ライブとしてここに登場しています。
ピアノ・ソロが盛んにレコーディングされるようになったのは1970年代初頭からで、チック・コリアやキース・ジャレットのレコードも排出されるようになりました。
今回はヨアヒム・キューンの再登場ですが、ここに取り上げた2枚はチック・コリアやキース・ジャレットの最初のソロ・アルバムと同じ1971年に録音されています。

「SOLOS」 FUTURA CER 18
  
SOLO 1 ~ SOLO 7
録音 1971年3月

レコードでいうところのA面に収録されている1~3は、クラシックの作品のような煌びやかな演奏が続きます。
B面に移ると弦をかき鳴らしたりするノイジーな部分が顔を出したりすることからして、明らかにセシル・テーラーの影響を感じます。
録音は的確にピアノの音を捉えており、聴いていて気持ちのいい演奏集です。
発売当時、このレコードがジャズ喫茶で掛かると、席を立つ人が多かったと聞きますが、それもその時代のことであったのだろうと思います。

「PIANO」 MPS(TEICHIKU ULX-16-P)
  
 1. MIXING ONE
 2. DANDY PONTY
 3. SHE′S A BEAUTY
 4. PART
 5. FAST
 6. PARIS 71
 7. WIEGENLIED
 8. SPECIAL
 9. CHORDS
10. MIXING
録音 1971年12月

こちらは独MPSのスタジオで収録されたもので、FUTURA盤から9か月後に録音されています。
目新しいことを演っている訳でもなく、テクニックをひけらかす訳でもなく、ここにはピアノに向かって淡々とプレイするキューンがいます。
中でも、3分以内の短い曲はピアノ小品集となっており、まるでクラシック作品の様です。
ちなみに裏面の解説文は、狭山市のドクターである安斎雅夫さんが担当しています。

2枚を比較してみるとMPS盤は手慣れてきている印象を受け、FUTURA盤のほうが新鮮に聴こえます。

コメント
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