大切にしたい川

今日から職場の再建が始まったので、近所でお茶濁しです。
現場に着いてびっくりしました。三日前まで青々と茂っていた水草がことごとく消えているではありませんか！魚影はパラパラ確認できるものの、どうも鮒のようです。とりあえず竿を出してみました。案の定、鮒がパラパラと釣れましたが、タナゴ族は皆無になっています。業者の仕業でしょうか？鮒では釣っても仕方ないので、場所を変えようか？と思っていたら地元の方らしい人が来て『この川はみんなで保護しているのだから釣らないで欲しい』と言われました。で、僕はそのほとんどをリリースすることを伝え、また、僕もこの川が大好きだから、そう言われると嬉しい事を伝えました。そして、それよりもこの惨状をお話しました。そうしたら、その地元の方が水草を除去したのだと。しかも、これからどんどん範囲をひろげて除去していくのだと教えてくれました。これにはちょっとビックリしました。この人たちは何を考えているのだろう？で、少々、その人の話に耳を傾けてみました。その人の話によると水草はどんどん増えるので、そのうちに水を止めてしまうのだそうです。そんなことってあるのでしょうか？彼は自分の主張はしっかりしますが、義務は果たしていないことを認識しました。で、まず、水草がどんなに茂っても水は止まらないこと。そしてそのことによってこの川が受ける食物連鎖の破壊をはじめとする環境破壊、生態系の破壊などをお話してみましたが、理解出来ないようでした。どうも、この人たちには釣り師＝環境破壊人＆汚染源という固定観念があって、それは少々のことでは変わらないようです。そこで、僕が提案しました。僕はこの川を守りたいから水草を除去することに反対している。あなたはやはりこの川を守りたいから僕らが釣りをすることに反対している。だったら、まず、あなた方がこれから水草を刈ることを止めてください。そうしたら僕も竿を出しません。しかし、もしもまた水草を刈るようなことがあったら、それはあなた方の答えとして受け止めますので、こちらもそれなりに対応します。』と言い残して分かれました。
　画像はその後、違う川に移動して釣ったヤリ君です。