2/20(月)、以前から気になっていた代々木の東京ジャーミィ・トルコ文化センターへ行ってきました。日本では珍しい、イスラム教のモスクです。ここのステンドがすごい!と聞いて・・・・・・。
代々木上原駅からしばらく歩くと、塔のある変わった形の建物が見えてきました。1階はトルコやイスラムに関する資料や書籍の展示、礼拝堂は2階になっていました。
礼拝堂入口。入る際に女性はスカーフを着用しなければなりません・・・というわけで、にわかムスリムに(笑)
美しいステンドグラスの数々。何だか万華鏡の中に入ったようです
折角だから礼拝の様子も見てみたいと思い、30分ほど待っていたら・・・1人の男性の方が入ってきて、何やら歌のようなお経のような言葉を大きな声で唱え始めました。 その後その方は礼拝用の衣装?に着替え、さらに2人ほどの男性がやってきて、ひたすら立ったり正座でお辞儀をしたり・・・とても不思議な光景でした。もっと大勢人が集まるのかと思ったらもうその3人だけで、意外にも静かな礼拝でした。
礼拝が終わってから、そのうちのお一人の方が、礼拝堂を案内して下さいました。恐らくここの職員の方だと思いますが非常に日本語が堪能で、色々と親切に興味深いお話をして下さいました。
この礼拝堂に使われている建材は全てトルコから来たものだそうです。ステンドグラスのガラスも多分トルコのもの?ステンドグラスは鉛桟で組んだものではなく、木枠にはめ込まれているように見えましたが、一体どうやって作ったのでしょうか・・・?
ちなみに壁に書かれているの文字のようなものはカリグラフィーで、アッラーやムハンマドの名前、コーランの言葉などだそうです。イスラム教では偶像崇拝が禁止されているため植物などの幾何学的文様(アラベスク)が発達したのは有名な話ですが、壁に書かれた文字の中にはバラやチューリップも・・・チューリップはトルコ原産なので、モチーフとしてよく使われるらしいです
ちなみにモスクに集わなければならないのは金曜日だけで、普段は家庭や職場で礼拝を行っているようです。だからあんなに少人数で静かだったんですね・・・。
キリスト教会では礼拝開始を告げるのに鐘などが用いられますが、イスラム教では声で知らせるのだそうで、つまりはさっきの歌みたいなお経みたいなのが礼拝開始の合図だったよう。昔はこの塔に上って大声で礼拝の始まりを告げ知らせていたそうです。
色々と興味深いお話を沢山して頂いて、今まで自分がいかにイスラム教を知らなかったかを痛感&新しく知ったことの数々に感動の1日でした