Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

Joyeux Noël! 2013

2013-12-26 11:11:36 | 教会関係

クリスマスおめでとうございます24日、花巻は朝から雪が降ったり止んだり、幸い道路にはあまり雪が積もらず程好い感じのホワイトクリスマスになりました

イブ礼拝は24日19時より行われました。以前所属していた教会では燭火礼拝ではなかったので、燭火礼拝は5年ぶり位です。来場者の方々をキャンドルでお出迎え

夏の間休眠していたシクラメンも8月終わり位に再び葉っぱを出し、きれいな花を咲かせてくれました。全部枯れてしまっても根っこは生きているので、簡単にポイしてはいけないというのは本当でした。しみじみ

直前まで作っていたオーナメントたち

この時期になるとお雛様のように毎年出すパネル「神殿での奉献」。実際にはクリスマスというよりかは公現日の絵ですが、華やかな雰囲気がクリスマスに合うからいいかなと…。そしてクリスマスカードを下さった沢山の方々、どうもありがとうございました!!

結成して約半年のゴスペルソング会ではイブ礼拝で「主よ、おいでください」(讃美歌21・43-3)、「みつかいうたいて」(讃美歌第二編216)、「さやかに星はきらめき」(二編219)の3曲を賛美しました。特に「さやかに星はきらめき」は、人数が少ない中でしたがソプラノ2、アルト3、テナー1、ベース1名、ピアノで見事歌い切りました!!私は蝋燭のススにやられてソプラノの低音がカスカスになってしまい申し訳ありませんでしたが、本当に感動的でしたゴスペルの皆様、ありがとうございました!!

蝋燭に関しては最近、経済面や安全面から会衆に蝋燭を持たせない教会もあるようですが、やはり炎の繊細なゆらめきや温かみは本物の蝋燭にはかなわないと思います。準備に手間もかかりますし歌声への影響も悩みどころですが、これからもずっと蝋燭のあかりの中イブ礼拝が持てるよう願っています。私もそのうち手作りキャンドルに挑戦したいと思っていますが…。

礼拝後にはこれも初の試みですが、3軒のお宅へキャロリングに行きました。星の綺麗な夜で、きっと3人の博士たちもこんな星に導かれて馬小屋を訪れたんだろうねと話しつつ、帰路につきました

愛猫・ミシェルもサンタ帽子でお祝い(ワインのおまけでついてきた帽子

このところずっと膀胱炎を患っていましたが、翌25日の検査ではもう血尿は出ていないとのことで一安心体重も我が家へやって来た当初の倍以上になり、先生から生後4ヶ月にしては大きめだねと言われました。まぁ、肥満とまではいかず、♂で洋猫ということもあるのでしょうが…。

獣医さんの帰り、キャロリング中見かけたお店でケーキ購入。明らかに入れ物目的なのがバレバレかな??でも中身も美味しかった

今年も残すところあと5日ほどになりましたね。皆様どうか良いお年をお迎えください

 

 

 


2013クリスマスイブ礼拝のお知らせ

2013-12-22 20:44:42 | お知らせ
クリスマスに一番近い日曜日、教会ではクリスマス礼拝が行われます。

イブ礼拝のポスターも素敵に出来上がりました



蝋燭がついに4本灯りましたまた、星のオーナメントを一緒に吊るしました。



教会の方々も未だかつて見たことがないという程大きなお花の差し入れがありました。感謝!!



礼拝後には愛餐会が持たれ、楽しいひとときを過ごしました

24日はついにクリスマスイブ礼拝です。花巻教会では今年の6月位からゴスペルソング会を始めましたが、イブ礼拝で3曲賛美します皆様のお越しをお待ちしております

クリスマス・イヴ礼拝

2013年12月24日(火)19:00~ 於)日本基督教団 花巻教会



大籠キリシタン殉教公園・カトリック大籠教会

2013-12-21 18:21:34 | 教会巡り
「カトリック米川教会」の続きの日記です

米川教会を後にし、一関市の大籠キリシタン殉教公園へと向かいました。途中お昼ができるような所があるかどうか心配でしたが、幸い公園から遠くない所に、小洒落たタイ料理屋さんがありました

ご飯の後、まずは大籠キリシタン資料館へ。





資料館正面にあった、ユニークな魚のモニュメント



江戸時代の初めに、ここ大籠の地で300人を超すキリシタンたちが殉教しました。資料館内には東北のキリシタン史が年表とジオラマで展示されていました。「東北のマリア観音」という展示では、私の地元・山形にもそれらしきものがあるらしいと知り、興味が湧きました。

資料館を出て、坂を登ったところに大籠殉教記念クルス館があります。階段の段数は、殉教者一人一人を覚えながら一歩一歩踏みしめて歩く意図からでしょうか。殉教者の数に合わせて作られているとのことで、やや急なので特に下りの足元には気を付けた方が良いと思います。



階段登り始めの所にあった聖母子像。



かわいい





クルス館までの道は、十字架の道行となっています。加賀乙彦さんや田中澄江さん、遠藤周作さんといったカトリックの作家さんもメッセージを寄せておられました。

大籠キリシタン殉教公園・十字架の道行


頂上が近づいてきました。





クルス館到着!



館内にはカトリックの彫刻家・舟越保武氏による磔刑像と、マグダラのマリア、聖クララの像があります。展望台からの眺めも素晴らしいです。



下り坂の方が怖かった!!



カトリック大籠教会に到着。











マリア様の前に、真新しいシクラメンの鉢が供えられていました。とても優しそうで、温かな表情をしています。





私たちが訪れた時、教会は無人で扉も閉まっていました。ここの教会にはもうほとんど信徒がいなくなってしまったと聞きましたが、それでもどなたかがクリスマスの準備にいらしたのでしょう。建物には電飾が取り付けられ、庭には大きなツリー用の木が伐り倒されてありました。



全てを見て回ることはできませんでしたが、教会周辺にはキリシタン遺跡が多数あります。

教会と道路を挟んで向かい側にある上野刑場。





こちらは祭畑刑場。



ちなみに遠藤周作さんは『キリシタン時代』の中で、この地を訪れた時のことをこう記しています。

「わたしは夕暮れ近くこの街道を歩いたのだが、点々と残っている首塚や処刑場の跡に寒気さえおぼえたのだった。九州の切支丹遺跡を訪ねてもこんな陰惨な感じをあたえる場所はなかった。ここは文字どおり東北切支丹の最後の聖地であろうと思えた。」

大籠教会を後にした時には夕方になり、どんどん日が落ちていくのがわかりました。遠藤さんがこの地で覚えた感覚が、私たちにもわかるような気がしました。

暗くなる前に、隠れ切支丹たちが密かにミサを行ったという大柄沢キリシタン洞窟へ行こうとしたのですが、看板が何とも心もとなく、犬の散歩をしていた男の子に聞いた所、車を置いてしばらく山の中を歩かなければならないとのことでした。急ぎ足で林の中をしばらく歩いてみましたが辺りはどんどん真っ暗になってしまい、電灯の一つもなく、獣でも出たら大変…ということで、洞窟へ行くのを諦めて引き返しました。車のある所まで戻ってやっと一安心しましたが、思えばこのような行くに苦労する所でなければ、切支丹たちは人目につかないように礼拝を守ることはできなかったのでしょう。それに気づいた時、何ともいたたまれない気持ちになりました。

私自身も東北出身でありながらかつてはキリスト教といえば西洋のもの、日本では長崎、というイメージが強くありましたが、この度東北で生活するようになり、この地にも確かにキリスト教の教えが伝わり、それを命がけで守り抜いた人々がいたことを改めて知りました。この地の歴史がいつまでも語り継がれ、人の心の自由が奪われることのない世が守られてゆくことを願ってやみません。

(ちなみに後日談になりますが、この日記を書いている本日12月21日の岩手日報に大籠教会のことが掲載されており、イルミネーションが灯された様子を見ることができました震災後に教会を訪れる方が増え、教会を含めた地域の魅力を発信する活動が多々行われているとのことで、まるで自分のことのように安堵し、嬉しい気持ちになりました。)





カトリック・花巻教会

2013-12-21 17:34:54 | 教会巡り
花巻市内には夫が牧会し私も所属する教会の他3つのキリスト教会があるようですが、そのうちの1つ、カトリック花巻教会の前まで行ってみました。



「花巻教会」と言うと「ああ、鐘鳴らしてるとこ?」と言われるのですが、それはこちらのカトリック教会です。(うちの教会には残念ながら鐘はありません…)門を入って中庭に、立派な鐘があり、買い物の途中などにその音色を何度か耳にしたことがあります。クリスマス前なので、鐘楼の前にプレゼピオが飾られ、電飾が灯されていましたいつか中にも入る機会が訪れることを願っています

ちなみにカトリックの方が花巻駅から近いです。タクシーに乗って単に「花巻教会」と言うとこちらへ連れて来られてしまうことがしばしばあります「仲町の花巻教会」と言っても「?」という運転手さんもいるので、日本基督教団花巻教会へいらっしゃる場合は、「仲町の小原クリニックの隣の花巻教会」と運転手さんに告げてくださいね